今回のおすすめ本は「怒り」です。
映画化もされた有名な作品ですが、複数のストーリーが並行して進む展開は必見です。
小説の紹介
- タイトル 怒り 2014年
- 作者 吉田 修一
- ジャンル ミステリー
リンク
リンク
あらすじ
夫婦が殺害された現場に残されていた「怒り」の血文字。
捜査は続けられているが、犯人は確保出来ないまま1年が経過していた。
そんな折、千葉の漁港で働く槙親子、東京の大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、
急遽沖縄へ引っ越す事になった小宮山母娘、彼らの前に身元不詳の3人の男が
それぞれ現れる。
各々ひょんな事からその男と知り合い関係を深めていくのだが、報道される1年
前の殺人事件の犯人と重なる部分をそれぞれ発見していく。
3人とも普段の様子からは殺人犯に思えないうえに、徐々に関係性が深まり信じ
たい部分も強くなっていく人間関係。
それぞれが悩み抜いたうえで出した最終的な結論と殺人犯の正体とは・・・
おすすめポイント
「怒り」のおすすめポイントは、3つの場面が並行して描かれており、完全にそ
れぞれが独立したストーリーになっているところです。
それぞれのストーリーに殺人事件とは関係の無い要素が盛り込まれていますので
そちらも見どころです。
徐々に人間関係が深まっていく過程で、信じたい気持ちと殺人事件の逃亡犯と疑
わざるを得ない場面の葛藤は引き込まれるものがあります。
また、最終的な犯人についても最後の最後まで読めない展開が続きますので非常
に見どころの多い作品です。
まとめ
「怒り」は映画化もされ日本アカデミー賞の最多賞に輝いています。
原作と共に映画もおすすめの作品です。
U-NEXTでは、「怒り」をお得なポイントを使用して電子書籍、映画で楽しむ事が可能です。

あわせて読みたい

コメント