今回は高配当銘柄として欠かせないREIT(リート)の配当利回り上位10銘柄にいて投資判断を検証していきます。
今年4月の投稿でREIT(リート)の仕組みやその時点でのおすすめ銘柄について投稿していますので宜しければこちらもご覧ください。
2021年9月15日時点RIET(リート)配当利回り上位10銘柄
順位 | 銘柄 | コード | 決算月 | 投資口価格 | 予想分配金(2021年) | 配当利回り | 保有物件の特徴 |
1 | タカラレーベン不動産投資法人 | 3492 | 2、8 | 108400 | 6200 | 5.72 | オフィス、住居で70%以上。四大都市圏へ80%以上。 |
2 | スターアジア不動産投資法人 | 3468 | 1、7 | 57100 | 3138 | 5.50 | オフィスを中心に住宅、物流、ホテル等へ投資。東京圏中心。 |
3 | マリモ地方創生リート投資法人 | 3470 | 6、12 | 130500 | 6973 | 5.34 | レジテンス、商業施設。東京圏以外へ80%以上。 |
4 | トーセイ・リート投資法人 | 3451 | 4、10 | 139000 | 7280 | 5.24 | オフィス、住居が中心。東京経済圏が中心。 |
5 | エスコンジャパンリート投資法人 | 2971 | 1、7 | 137500 | 7137 | 5.19 | 暮らし密着型商業施設。四大都市圏へ75%以上 |
6 | 日本リート投資法人 | 3296 | 6、12 | 439500 | 22465 | 5.11 | オフィスが約7割。東京都心へ6割以上。 |
7 | Oneリート投資法人 | 3290 | 2、8 | 297400 | 14925 | 5.02 | ミドルサイズのオフィスビル中心。東京経済圏で60%以上。 |
8 | ザイマックス・リート投資法人 | 3488 | 2、8 | 114500 | 5699 | 4.98 | オフィス、商業施設、ホテルが中心。東京経済圏で75%以上。 |
9 | ケネディクス商業リート投資法人 | 3453 | 3、9 | 299700 | 14245 | 4.75 | 商業施設中心。四大都市圏が中心。 |
10 | いちごオフィスリート投資法人 | 8975 | 4、10 | 92000 | 4274 | 4.65 | オフィス特化型。首都圏へ70%以上。 |
2021年9月15日時点のREIT配当利回り上位10銘柄についてまとめていますが、こちらの表は2021年の分配金をもとに配当利回りを算出しています。
既に2022年の分配金を減配で予測している銘柄もある為、注意が必要です。
配当利回り上位10銘柄の分配金推移
各銘柄の2016年からの分配金推移と既に発表されている2022年の分配金予測
までを下記の表にまとめています。
銘柄名 | タカラレーベン不動産 | スターアジア不動産 | マリモ地方創生リート | トーセイリート投資法人 | エスコンジャパンリート |
2016年 | ‐ | ‐ | ‐ | 6579 | ‐ |
2017年 | ‐ | 3768 | 6893 | 6974 | ‐ |
2018年 | ‐ | 3425 | 6886 | 6967 | ‐ |
2019年 | 8091 | 3673 | 6998 | 7727 | 8257 |
2020年 | 6722 | 3112 | 7040 | 7393 | 7158 |
2021年(会社予想) | 6200 | 3138 | 6973 | 7280 | 7137 |
2022年(会社予想) | 5800 | 2931 | 3417(半期) | 3530(半期) | 7135 |
銘柄名 | 日本リート投資法人 | Oneリート投資法人 | ザイマックス・リート | ケネディクス商業リート | いちごオフィスリート |
2016年 | 15319 | 11800 | ‐ | 12820 | 3644 |
2017年 | 17428 | 11761 | ‐ | 12159 | 3853 |
2018年 | 17036 | 14982 | ‐ | 12554 | 3978 |
2019年 | 18509 | 14061 | 6648 | 12963 | 4405 |
2020年 | 21328 | 15883 | 6249 | 13081 | 4393 |
2021年(会社予想) | 22465 | 14925 | 5699 | 14245 | 4274 |
2022年(会社予想) | 8750(半期) | 7170(半期) | 2867(半期) | 7000(半期) | 2116(半期) |
REIT最大の魅力は配当利回りの高さです。
従って現時点の配当利回り上位10銘柄からおすすめ銘柄を選定していきたいと考えていますが、ご覧のように分配金が下落傾向な銘柄や2022年の分配金予測が減配になっている銘柄が複数あります。
そこで配当利回り上位10銘柄の中でも分配金が安定している5銘柄について個別に検証していきます。
マリモ地方創生リート

- レジデンス、商業施設で約9割(物件数32件)
- 東京圏以外の物件へ8割以上投資
- 基本理念である「地方の創生」への貢献を実現する為、主として地方の物件を中心にポートフォリオを構築
トーセイリート投資法人

- オフィス、住宅へ9割以上(36件)
- 東京経済圏への投資が中心
- 利回りの水準及び安定性を重視して賃貸不動産としてのポテンシャルを見極め、バリューアップの可能性までを視野に入れた投資を行う
Oneリート投資法人

- オフィスへ100%(25件)
- 東京経済圏へ6割以上投資。残りは地方の政令都市が中心。
- 中長期的に安定した収益の確保と運用資産の着実な成長を目指して、本資産運用会社の知見・経験を十分に発揮できるミドルサイズのオフィスビルへの投資が中心
ケネディクス商業リート

- 商業施設への投資が中心(67件)
- 4大都市圏(首都圏、大阪、名古屋、福岡)へ8割以上投資
- 商業施設の中でも生活密着型商業施設を重点投資対象とし、 安定した収益の確保及び運用資産の着実な成長を通じて投資主価値の最大化を目指す。
いちごオフィスリート

- オフィスへの投資が中心(86件)
- 首都圏へ70%以上投資。残り30%は4大都市(大阪、名古屋、福岡、札幌)が中心
- 首都圏を中心に、安定的かつ成長性のある 中規模オフィスのポートフォリオを構築
- 抽選でJリーグチケットが当たる優待あり
まとめ
今回はREIT(リート)配当利回り上位10社の中から分配金の安定性を重視して5銘柄を選出しました。
各銘柄に保有物件の特徴がありますので、分配金の推移と共に保有物件の安定性や将来性を見極めながら投資を行う事が良いかと思います。
またREIT(リート)全般にいえる事ですが、投資口価格が高値で停滞している感じがありますので、今後価格が下がる場面があれば個人的にも購入を検討したいと考えています。
また、REIT(リート)についてはYouTubeで動画版も投稿していますのであわせてご覧下さい。
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