【第2弾!!】中長期運用に適している「トラリピ」を3ヶ月間運用した結果公表

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FIREへの道

普段私のチャンネルでは中長期運用を目的に高配当株へ投資する様子を投稿していますが、

3月に投稿した動画でお伝えしていた様に、今年の2月からは同じく中長期運用に適していると感じた「トラリピ」の運用を開始しています。という事で、トラリピの運用期間も早いもので約3ヶ月間となりましたので、今回はトラリピを3ヶ月間運用した結果や率直な感想に加え、具体的な注文方法など、トラリピについてもう少し深堀りしていきます。

ちなみに以前投稿した記事ではトラリピの基本的な内容や仕組みなどをまとめていますので、まだの方は下記リンクをご覧ください。

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トラリピとは

私が今年の2月から運用を開始したトラリピは、マネースクエア社が特許を取得しているFXの注文システムのことで、自動的に売買を繰り返してくれるものです。FXというとリスクが大きく、難しそうに感じる人も多いかと思いますが、トラリピは小さな利益をコツコツ積み上げて利益を増やす事を目的にした運用方法になりますので、初心者でも簡単にFX運用ができる仕組みになっています。

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トラリピの注文設定方法

ここからは私が約3ヶ月間運用したトラリピの注文設定を紹介しますが、その前にトラリピの具体的な注文方法や注文設定を行う場合の考え方などについて説明していきます。

通貨ペア

トラリピの注文では最初に通貨ペアを選択する必要があります。通貨ペアは現在ドル円やユーロ円など16種類から選択する事ができますが、私は現在トラリピと非常に相性が良い通貨ペアとされているオーストラリアドルとニュージーランドドルの組み合わせ、通称「オージーキウイ」を選択しています。

ちなみに、円が絡まない通貨ペアだと馴染みがない人も多いかと思いますが、オージーキウイの組み合わせでは、文字通りオーストラリアドルとニュージーランドドルの交換となり、決済時にニュージーランドドルを円に変換して損益が発生する仕組みです。

売買・レンジ

ここからは、実際の注文画面を見ていきますが、FX取引では新規で「売り」の注文から行う事もできるため「売り」と「買い」を選択する必要があります。

そんななか、トラリピでは専門のストラテジストが通貨ペアの組み合わせやおすすめの設定方法などを公開している「トラリピ戦略リスト」があり、その中でオージーキウイは「売り」と「買い」の両方を設定するハーフ&ハーフが推奨されています。私も現在ハーフ&ハーフで運用していますが、基本的にやり方は同じですので今回は「売り」の方で説明していきます。

※ちなみに「ハーフ&ハーフ」の詳細についても前回の記事で説明しています。

売買を選択すると次はレンジを設定する必要がありますが、オージーキウイのレートはオーストラリアドル÷ニュージーランドドルで求められますので、現在のレートはオーストラリアドル(約103円)÷ニュージーランドドル(約94円)で約1.095となります。

オージーキウイチャート

レンジ設定については、通貨ペアの今までの値動きを参考に決める事が大切ですので、ここからはオージーキウイの2016年からのチャートを見ていきますが、1.00付近から1.14付近で推移している事が分かるかと思います。このレートは先ほどの計算式で求められますので、オーストラリアドルとニュージーランドドルの価値が同等に近づくとレートは1に近づきます。

つまり、オーストラリアドルが強い場合、またはニュージーランドドルが弱い場合にレートは上昇し、オーストラリアドルが弱い場合、またはニュージーランドドルが強い場合にレートは下落します。

そして、このチャートを見ても分かる様に国としての規模感や経済環境はオーストラリアの方が大きいため、基本的にオージーキウイは1を上回る数値で推移する事が多くなっています。

ただ、オーストラリアとニュージーランドは隣同士の国で密接な関係があり、金融政策も同じ様なものになりがちですので狭いレンジを繰り返す事が多く、オージーキウイがトラリピに向いている通貨ペアと言われている理由になります。

実際、トラリピ戦略リストでもオージーキウイは特に初心者におすすめの通貨ペアとして紹介されています。

レンジ設定

再び注文画面に戻ってきますが、ここからはトラリピ戦略リストで推奨されており、私も現在設定しているレンジを入れていきます。

現在「売り」については1.07~1.13で運用しており、「買い」は1.01~1.07で設定していますが、このレートは先ほどのチャートを1.07を中心に上と下に分けた設定となっています。

注文金額

レンジの設定が終わると次は注文金額を入力しますが、最小は0.1万通貨となっており、通貨ペアによって円換算での金額は変わってきます。オージーキウイの場合はニュージーランドドルで計算しますので、現在のレート1ドル約94円で換算すると1回の注文金額は0.1万通貨で約9万4000円となります。注文金額について、始めはリスクを抑える点でも最小単位でスタートしようと思い、私は現在0.1万通貨で設定しています。

トラップ本数

続いてトラップ本数を決める必要がありますが、トラップ本数とは指定したレンジ内に設定するトラップの数で、1回の注文で1~101本の間で設定できます。今回のレンジ幅は先ほどお伝えした様に「売り」が1.07~1.13、「買い」が1.01~1.07と両方とも0.06となっており、トラップ本数を多くするほどトラップ値幅は小さくなります。

具体的に見ていくと左の画像の様にトラップ本数を50本で設定した場合のトラップ値幅は0.00122で、右の画像の様に最大のトラップ本数101で設定するとトラップ値幅は0.0006となり、それぞれトラップ値幅分のレートが動くと新規の注文が成立する事になります。

従って、トラップ本数を減らしトラップ値幅が大きくなるほどリスクは小さく、トラップ本数を増やしトラップ値幅が小さくなるほどリスクは大きくなりますが、トラップ本数が少なすぎると新規注文が成立しにくくなりますので、この辺りは自分のリスク許容度と比較しながらトラップ本数を決める事が大切です。

利益値幅

最後に利益値幅を設定する事になりますが、私は現在利益値幅を0.003で設定していますので、0.003×1000通貨×約94円(ニュージーランドドルレート)で1回の利益額は約282円となる計算です。

利益値幅については、通貨ペアごとの値動きや1回当たりどの程度の利益が欲しいかなどを踏まえて設定する必要があります。

これで売りの注文設定が完了しましたが、実際に発注を行う前に左下の「トラリピのリスクを試算」のボタンを押し、運用予定額を入力する事で事前に今回の注文のリスクを確認する事ができます。

リスク試算

そして、こちらが先ほどの注文を仮にトラップ本数50本、証拠金30万円で運用した場合のリスク試算ですが、レンジ幅やトラップ値幅が改めて確認できるなか、0.01NZドル動くごとの損益に加え、概算のロスカットレートやロスカット見積額も確認する事ができます。

また、全ての注文が成立した場合の取引総代金が約517万円となっており、レバレッジは約17.2倍ですので、証拠金30万円で今回の注文内容はリスクが高い様に感じます。

もちろんFX取引の最大レバレッジは25倍ですので今回の注文内容でも設定は可能ですが、トラリピは中長期の運用を目的にしており、ロスカットリスクはなるべく抑える必要がありますので、個人的にレバレッジは10倍以下で設定した方が良いかと思っています。

トラリピを約3ヶ月間運用した結果

それではここからは、以上の設定内容でトラリピを約3ヶ月間運用した結果についてまとめていきます。

私が約3ヵ月間運用した注文設定

こちらの画像が私がこの3ヶ月間運用を行った実際の注文画面となっており、オージーキウイを証拠金30万円で運用しています。レンジは1.01~1.07の下半分は買い、1.07~1.13の上半分は売りのハーフ&ハーフを取り入れており、トラップ本数は30本で注文金額は最小の0.1万通貨、利益幅は0.003で設定しています。

従って、今回のレンジ幅は買いも売りも0.06ですので、トラップ本数30で割った0.002がトラップ値幅となり、レートが0.002動く度に新規注文が成立し、注文成立からレートが0.003利益が出る方に動けば自動的に決済される事になります。

そして、この注文においてトラップ30本全ての注文が成立した時のレバレッジは約10倍となっています。

運用結果

という事で私は先ほどの設定で2月8日(木)からトラリピの運用を開始していますが、トラリピではこちら画像の様に新規成立や決済成立の回数を月ごとに一目で確認する事ができます。

2月は新規成立が12回、決済成立が10回で合計2610円の確定利益が発生していますが、3月は新規成立については11回と2月と同様の水準ですが、決済成立がわずか2回で確定利益も370円に留まりました。

4月の運用結果

そして、こちらが4月の成立カレンダーですが、新規成立が7回、決済成立が3回と新規も決算もかなり少ない回数になっています。

また、現在保有しているポジションの状況ですが、売りのポジションを15個保有しており、評価損益の合計はマイナス2万937円となっています。

オージーキウイチャート(2023年12月~2024年4月)

何故この様な運用結果になったのか、ここ最近のオージーキウイチャートを振り返っていきますが、まず運用を開始した2月上旬のレートは1.06台で推移しており、最初は買いの新規注文が成立する状況でした。その後2月中旬にかけてレートが上昇に転じた事で順調に決済が進みましたが下旬にかけては再びレートは下落し、1.05台を付ける場面もありましたので新規の買い注文がどんどん成立していく状況でした。

この辺りの動きは2月末にニュージーランドが利上げを行うのではないかとの見方が広がりニュージーランドドルが強い動きとなっていた影響です。しかし、実際には2月末にニュージーランドの中央銀行が金利の据え置きを発表した事で一気にオージーキウイのレートも上昇し、それまでに成立していた買い注文も一気に決済され、結果として2月は決済回数が増えています。

しかし、このチャートを見ても分かる様に2月末からは継続して右肩上がりの状況でしたので3月は2月に成立していた買いポジションの決算が2回成立しましたが、その後はレートが1.07を超えた事で新規の売り注文が成立する状況となっています。しかし、レートが基本的に右肩上がりだったため、なかなか決済できない状況が続き、3月は売りのポジションが増えていく状況となりました。この辺りの要因は、ニュージーランドで発表された経済指標が弱かった事に反し、オーストラリアで発表された経済指標が強かった事が影響している印象です。先ほどお伝えした様にオージーキウイのレートはオーストラリアドルが強い時に上昇し、ニュージーランドドルが弱い時に下落しますので、その通りの動きとなっています。

そして、4月に入ってからも同様の流れは続きましたが、4月10日にニュージーランドが金利の据え置きを発表した事でレートは下落の動きとなり、久しぶりに決済も成立しました。その後は再び1.09付近で動きが止まっていましたが、月末に発表されたオーストラリアのCPIが予想を上回った事でレートが上昇し、売りポジションが増えています。

という事で3ヶ月間の運用結果をまとめると、新規成立が30回、決済成立が15回で確定利益は3833円となっていますが、現ポジションの評価損は2万937円とトータルでは1万7104円のマイナスになっています。

トラリピを約3ヶ月間運用した感想

以上の運用結果を踏まえ、トラリピを実際に約3ヶ月間運用した感想をまとめていきますが、1番はやはり中長期の運用に向いていると感じました。2月と比較して3月、4月は決済回数が落ち、評価損も膨らんでいますが、特に慌てる事なく運用できている感じです。

この辺りの要因は、最初から中長期運用の目的で投資をしており、現状の証拠金維持率も400%超えと余裕がある事が大きいかと思います。また、現在オージーキウイの売りポジションはスワップポイントもプラスですので、保有しているだけでスワップポイントが増えていく影響もあります。

トラリピは自動的に売買を繰り返してくれる事が最大のメリットですが、実際に運用を行っているのは生身の人間でもちろん感情がありますので、やはり投資は余裕資金と余裕あるメンタルで運用する事が大切だと改めて感じています。

今後の運用について

最後はこの3ヶ月間を踏まえ、今後の運用方針をまとめていきますが、基本的にはこのままオージーキウイで運用を続けていきます。ただ、実際に運用してみてオージーキウイは予想以上にボラティリティが小さく、もちろんそれはトラリピに向いている要因であるのですが、同時にもう少し新規注文も決済注文も増やしたい気持ちがあります。

そして、私はトラリピの運用を開始する際にFXの自動売買は初めてという事で、慣れるまでは証拠金やリスクもなるべく低めにしようと考えていました。

そんななか、実際に3ヶ月間運用を行いトラリピならば中長期で運用を続けられそうだと実感しましたので、今後は証拠金を増やしオージーキウイの注文金額やトラップ本数を増やしたいと考えています。

また、トラリピの世界戦略ではオージーキウイ以外にもドルカナダやユーロポンドをトラリピ向きの通貨ペアとして紹介しています。

以上の点を踏まえ、リスク分散にもなりますので今後はオージーキウイ以外の通貨ペアでも運用を開始しようかと考えていますので、その辺りの状況は改めて投稿で報告したいと思います。

まとめ

今回は2月から運用を開始したトラリピについて、約3ヶ月間運用した結果や感想をまとめました。

FXはリスクが高く難しいとのイメージがあるかもしれませんが、FXに限らず何事も大切な事はやり方です。もちろんFXも取引の仕方によってはハイリスクになってしまう事がありますが、トラリピの様にコツコツ利益を積み上げる方法ならば中長期の運用としても十分有効に感じました。

また、私は普段高配当株投資を行っていますが、購入した株式については売却するつもりが無いため、トラリピの様に細かく利確を行う投資手法は新鮮で面白くもありました。

という事で、もちろんFXにはリスクがあり、今後想定通りに利益を上げられるかは分かりませんが、個人的には先ほどもお伝えした様に今後は証拠金や運用する通貨ペアを増やす事も検討しながらトラリピの運用を続けていこうと考えています。

そんなトラリピについては、どの様な結果になろうと今後も運用状況を報告していきますので、自分でもやってみたいと思われた方は下記リンクから口座を開設してみてください。

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