【厳選】2023年9月権利落ち後に購入を検討している高配当株5選

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購入候補銘柄

いよいよ3月期銘柄の中間権利取りである9月の権利取りまで約10日となりましたが、最近の株式相場は驚くほど強い動きが続いています。

特に高配当銘柄の多いバリュー株は堅調な動きが続いており、なかなか購入チャンスが訪れない状況ですが、この様に相場が強い時は権利落ちのタイミングを狙う事も有効な投資手段の1つです。

という事で今回は、私が9月上旬に購入した銘柄や9月の権利落ち後に購入を検討している5銘柄の最新情報をまとめていきます。

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9月上旬に購入した銘柄

まずは9月上旬に購入した銘柄から振り返りますが、私は約1ヶ月前に「9月権利取りまでに購入を検討している高配当株6選」の記事を投稿しており、その時の購入候補がこちらの6銘柄です。

2023年9月権利取りまでに購入を検討している6銘柄(2023年8月10日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
武田薬品工業4502445249.21.011884.22207.7
Jパワー951322485.40.37904.0021.7
住友倉庫9303241215.40.831014.1964.7
イエローハット988218407.90.79663.5928.5
日本空調サービス465877713.31.23303.8651.5
東洋建設1890108517.01.47635.8198.9

私は今年も夫婦2人分のNISA枠240万円と子供のジュニアNISA枠80万円の合計320万円を購入上限にしており、今年のNISA枠の残りは約60万円となっていました。

そのため、武田薬品工業は最低購入金額が高いですが、その他の銘柄は20万円台以下で購入可能と、残りのNISA枠も意識した選定になっていました。

そんななか、8月末から9月上旬にかけては、ジャクソンホール会議を無難に通過した事でNY市場が堅調に推移した事や為替が円安に振れた事で日経平均もじわじわ上昇する展開となり、購入候補6銘柄の株価も堅調に推移する場面が多かったです。

その様な相場のなか、9月上旬に購入した銘柄がイエローハットです。イエローハットについても9月上旬にかけて株価は上昇し年初来高値を更新していましたが、他の高配当株の動きを見ていると、このまま2000円の大台を超えていきそうな雰囲気がありましたので100株購入しています。

今年の様な強い相場の場合、本来であれば権利落ちまで待ちたい気持ちもありましたが、店舗で使用できる割引券がもらえる株主優待にも魅力を感じ、9月権利取り前に購入しています。

今年は9月権利落ち後が購入チャンスになりそうな理由

先程お伝えした様に、私は今回権利取り前にイエローハットを購入しましたが、今年は9月権利落ち後が購入チャンスになりそうな理由についても少し触れておきます。

そもそも株式の売買には受け渡し日があり、昔は約定日を含め4営業日後でしたが現在は3営業日後に短縮されています。株式を購入した場合は受け渡し日までに購入代金を支払わないといけませんし、売却した場合は受け渡し日以降に売却代金を受け取る事ができます。

ただ、今は前入金制の証券会社も多いですし、昔は株券の受け渡しもありましたが現在は電子化されていますので、普段の取引で受け渡し日を気にする事はあまりないかもしれません。

いずれにしても、株式の売買は約定日に権利が発生する訳ではないため、今年の例でいくと9月末の権利を得るためには、9月27日(水)時点で株式を保有している事が条件となります。

つまり極端な例を挙げると、権利付き最終日の1日だけ保有していれば配当などの権利を得る事ができます。そのため、高配当株の場合は権利取り最終日に向けて株価が上昇する場合が多く、権利が落ちる次の営業日に株価は理論上、配当分下落する事になります。

そのため、今年の様な強い相場が続いており、なかなか購入チャンスが無い様な時は、最初に配当をもらうまでの期間は長くなりますが、権利落ち後が長い目で見ると購入チャンスの場合もあります。

また、例年年末にかけて相場は強含む事が多い事も考慮すると、9月権利落ち後が今年最後の購入チャンスとなるかもしれません。

それでは以上の点を踏まえ、9月権利落ち後に購入を検討している5銘柄の最新情報をまとめていきます。

【9769】学究社

最初の銘柄は学究社です。

学究社は東京を中心に関東圏で都立の中高一貫校や都立難関高校向けの対策塾として進学塾「ena」を運営しています。

また、看護系や医療技術系の大学、専門学校の予備校、帰国子女の受験対策指導などに加え、インターネットによる受験・教育情報の配信サービスを行う「自宅ena」も提供しています。

業績は過去最高益が続いていますが、最近の株価はじわじわ下落しているため、今回初めて購入候補にしています。

通期最終利益(億円)

銘柄名学究社
2020年3月期9
2021年3月期11
2022年3月期15
2023年3月期18
2024年3月期(会社予想)20

2020年からの通期最終利益を見ていきますが、コロナ前の2019年は減益となっていますが、2020年以降は順調に増益が続いており、前期までで4期連続の過去最高益となっています。

コロナ渦でも増益が続いた要因は、都立中高一貫校や都立難関高校入試への対策を強化しブランドイメージを強化した事やオンラインサービスを拡充させたためとの事で、前期は小中学生部門の受験学年を中心に生徒数が堅調に推移した事やコロナ禍で中止したGW合宿や週末合宿を例年通りに実施した事で過去最高益となっています。

今期も積極的な新規開校や「自宅ena」関連設備の更なる拡充でDX事業を推進する事により更に増益の見込みにしているなか第1四半期決算は赤字でしたが、新学期がスタートする第1四半期は生徒数が最も少なく、例年第1四半期は赤字になっていますので、第2四半期以降の巻き返しに期待です。

配当推移

学究社
2015年50
2016年60
2017年60
2018年60
2019年60
2020年60
2021年65
2022年75
2023年87
2024年(会社予想)87

2015年からの配当推移について、数年前までは60円で据え置きの年が続いていましたが、最近の配当は過去最高益が続く業績と連動し、増配が続いています。

そして、今期も業績は増益見込みですが、配当は現状据え置きの予測になっています。

学究社の配当方針は、株主に対する利益還元を経営の重要課題として位置付けるとともに、今後の収益力向上のための内部留保による企業体質の強化を図りながら、業績に対応した成果の配分を行うとしています。

株価推移

株価はコロナショックで963円まで売られた後は、停滞する時期を挟みながらも上昇しています。

そして、今年に入ると上昇ペースが加速し5月には2257円まで上昇しましたが、直近は2000円付近で推移しています。

株価指標(2023年9月15日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
学究社9769202410.84.36874.3046.6

最近の株価はここ数年の高値圏で推移していますが、順調に増配が継続している事で配当利回りは4%台と高水準です。

過去最高益が続いていますがPERにそれほど割安感はなく、配当性向は46%付近となっています。

学究社について、業績はコロナ渦でも過去最高益が続くなか配当も増配が続いていますので、配当利回りも4%台と魅力的です。

進学塾という事で今後の少子化は懸念材料ですが、今後も積極的な新規開校を進める事やオンライン授業の強化により更なる増益も期待できそうな雰囲気です。

そんななか、最近の株価はここ数年の高値圏ではありますが、直近はじわじわ下落していますので、権利落ちで更に株価が下がったタイミングを狙いたいと考えています。

【9513】Jパワー

2番目の銘柄はJパワーです。

Jパワーは日本最大の卸電気事業会社で、現在全国約100ヶ所の発電所で水力、風力、地熱、再生可能エネルギー、石炭火力など様々なエネルギーを利用して発電し、作った電力を各地域の電力会社などへ販売しています。

最近の業績や配当は順調に推移しているなか、株価もじわじわ上昇していますが、引き続き購入候補にしています。

通期最終利益(億円)

銘柄名Jパワー
2019年3月期462
2020年3月期422
2021年3月期223
2022年3月期696
2023年3月期1136
2024年3月期(会社予想)760

2019年からの通期最終利益を見ていきますが、変動が大きくなっています。

特に2021年は大きく減益となっており、要因は電力価格高騰を受けてJEPXなどから電力を購入して販売している子会社で大幅な損失が発生し、第4四半期が大きな赤字に転落してしまったためです。

しかし、2022年以降は電力販売価格や石炭価格の上昇を背景に業績が大きく伸びており、前期は過去最高益を記録しています。

今期予測は資源価格の下落を想定し大きく減益の見込みにしているなか、第1四半期時点の通期進捗率は23%付近とまずまずのスタートとなっています。

配当推移

銘柄名Jパワー
2015年70
2016年70
2017年70
2018年75
2019年75
2020年75
2021年75
2022年75
2023年90
2024年(会社予想)90

2015年からの配当推移について、数年前までは75円で安定していましたが、前期は好調な業績を背景に久しぶりに15円の増配となっています。

そして今期業績は大きく減益見込みですが、配当は据え置きの予測としています。

Jパワーの配当方針は、短期的な利益変動要因を除いて連結配当性向30% 程度を目安に利益水準、業績見通し、財務状況などを踏まえた上で、安定的かつ継続的な還元充実に努める方針です。

株価推移

株価は2015年に4690円の高値を付けましたが、その後は下落が続き2020年には1352円まで売られました。

そこからは反発していますが、去年夏以降は2000円から2300円付近の狭いレンジでの値動きとなっていたなか、直近はボックス圏を抜ける2500円付近まで上昇しています。

株価指標(2023年9月15日)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
Jパワー95132555.56.10.43903.5221.7

最近の株価は上昇していますが、前期は久しぶりの増配という事もあり配当利回りは3%半ばの水準です。

今期業績は減益見込みですがPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は21%付近と余裕を感じます。

Jパワーについて、今期業績は減益見込みですが数年前と比較すると大きく伸びており、配当利回りも久しぶりの増配で3%半ばと高水準です。

業績は電力価格の変動などにより大きく上下する可能性や老朽化による発電所の設備トラブルリスクに加え、稼働待ちの原発も懸念材料ではありますが、株価は数年前の高値と比較して、まだ安い水準です。

そんななか、最近の株価はここ数年のボックス圏を抜けてきていますが、指標面はまだ割安で配当性向にも余裕がある現状を踏まえ、引き続き購入候補にしています。

【7504】高速

3番目の銘柄は高速で今回初めて購入候補にしています。

高速は包装資材の専門商社で本社は仙台市です。

食品容器やトレー、弁当容器などの食品用資材や紙製品、ラベルなどの工業包装資材なども手掛けています。

そして、スーパーやコンビニエンスストアの食品をトレーやフィルムで包む「プリパッケージ」包装資材の商品企画から配送なども行っています。

通期最終利益(億円)

銘柄名高速
2020年3月期22
2021年3月期24
2022年3月期26
2023年3月期29
2024年3月期(会社予想)30

2020年からの通期最終利益を見ていきますが、コロナショックも関係なく順調に増益が続いています。

2021年頃は、コロナショック感染拡大による巣籠り消費で内食需要が増加した事などにより増益となっており、前期は原料価格高騰や燃料費高騰の影響があるなか、商品の安定供給や企画の提案、情報提供を継続した事で過去最高益を記録しています。

そして、今期も好調な流れは継続する見込みとして更に増益の予測にしているなか、第1四半期時点の通期進捗率は24%付近と順調なスタートを切っています。

配当推移

銘柄名高速
2015年22.5
2016年26
2017年27
2018年28
2019年29
2020年30
2021年42
2022年44
2023年46
2024年(会社予想)48

2015年からの配当推移について、減配はもちろん据え置きの年すらなく増配が継続しておおり、連続増配は前期までで19期連続となっています。

また、2021年の配当は創業55周年の記念配当が11円出ていましたが、2022年以降は普通配当のみで増配を継続しています。

高速の配当方針は長期的に売上高及び利益を向上させ、その利益に見合った配当を安定的に継続することが、経営の最重要課題としています。

そして具体的な目安として、これまで継続して来た増配をさらに継続し、2025年度で22期連続増配を目指すとしています。

株主優待

高速には保有株数によってクオカードやカタログギフトがもらえる株主優待がありますので、内容を表にまとめています。

保有株数金額優待内容
100株~300株未満500円クオカード
300株~500株未満3000円相当カタログギフト
500株~1000株未満5000円相当カタログギフト
1000株以上1万円相当カタログギフト(2冊)

今の株価なら100株で20万円くらいから購入できますので、最高ランクの株主優待も現実的な水準です。

株価推移

株価はコロナショックで968円まで値を下げましたが、その後は停滞する時期を挟みながら上昇しています。

そして去年後半以降は上昇ペースが加速し、直近は上場来高値の2000円付近で推移しています。

株価指標(2023年9月15日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
高速7504208413.11.16482.3030.1

配当は増配が続いていますが、最近の株価は上場来の高値圏付近で推移しているため配当利回りは2%台となっています。

業績は増益が続いていますがPER、PBRに割安感はなく、配当性向は30%付近と余裕を感じる水準です。

高速について、会社規模や株式の出来高はそこまで大きくないですが、増益が続く業績や20年近く増配が続く株主還元力は魅力的です。

また、包装資材に特化している事業内容や余裕のある配当性向を考慮すると、今後の増配も期待できそうです。

以上の点を踏まえ、最近の株価上昇で配当利回りは2%台と高配当株としては少し物足りない水準ですが、将来の高配当株化を期待して今回初めて購入候補にしています。

【5857】AREホールディングス

4番目の銘柄はAREホールディングスで、こちらも今回初めて購入候補にしています。

AREホールディングスは今年7月にアサヒホールディングスから社名を変更しており、事業内容は貴金属事業が売上の9割近くを占めていますが、多種多様な廃棄物の無害化や適正処理を行う環境保全事業も手掛けています。

そして、メインの貴金属事業では貴金属含有原料などから、金や銀などをリサイクルし、精錬・加工・製品化まで行っており、イギリスやスイスを中心に直近の海外売上比率は60%に迫っています。

通期最終利益(億円)

銘柄名ARE
2020年3月期98
2021年3月期257
2022年3月期187
2023年3月期109
2024年3月期(会社予想)132

2020年からの通期最終利益について、2021年に過去最高益を記録した後は減益が続いています。

2021年に業績が伸びた要因は、国内やアジアの貴金属リサイクル分野においてスマホなどの製造関連や自動車関連からの回収量が好調に推移した事や貴金属価格上昇のためとしています。

しかし、前期は宝飾分野からの回収量が増加し販売量が増加した事で売上は増収ですが、利益率の高いデンタル分野及び触媒分野の回収量が減少した事や自動車触媒に含まれるロジウム価格の急落で大きく減益となっています。

そして、今期業績は貴金属の回収量は概ね前期並みを計画しているとして増益の見込みにしていますが、第1四半期時点の通期進捗率は17%付近と少し心配なスタートになっています。

配当推移

ARE
2015年30
2016年30
2017年30
2018年31.5
2019年60
2020年65
2021年85
2022年90
2023年90
2024年(会社予想)90

2015年からの配当推移について、数年前までは30円付近で変わりありませんでしたが、2019年以降は大きく増配傾向となっています。

しかし、ここ数年は年間90円で変わりなく、今期も現状は据え置きの見込みになっています。

AREホールディングスの配当方針は、現在の年間配当水準から目減りさせることなく、継続的に実施していくとしており、具体的な目安は配当性向40%としています。

株価推移

株価はコロナショックで966円まで売られた後、約1年で2400円付近まで上昇しました。

しかし、その後は上値が重く去年春以降はずるずると売られ、直近は1900円前後で推移しています。

株価指標(2023年9月15日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
AREホールディングス5857194811.31.31904.6252.3

最近の株価はずるずる売られているなか、配当は高水準を維持していますので配当利回りは4%半ばと高水準です。

今期業績は増益見込みですがPERにそれほど割安感はなく、配当性向は52%付近となっています。

AREホールディングスについて、今期業績は増益見込みな事に加え、配当は高水準を維持している事で配当利回りは4%台と魅力的です。そんななか、最近の株価が下落している要因は、ロジウム価格の下落や第1四半期決算を受けた今後の下方修正懸念かと思います。

しかし、業績が悪い時でも減配していない今までの配当実績や配当方針に加え、現在の配当性向を考慮すると、今後下方修正があったとしても現在の配当水準は維持されそうな印象です。

以上の点を踏まえると、今後の業績も貴金属価格に影響を受ける事は想定されますが、中長期の視点ならば今の株価は購入チャンスだと思い、今回初めて購入候補にしています。

【4658】日本空調サービス

最後の銘柄は日本空調サービスで、前回の購入候補からの継続銘柄です。

日本空調サービスは、建物設備のメンテナンス・維持管理、設備・環境診断、ソリューション提案を行うサービス部門を中核に、リニューアル工事を主体とする設備工事部門を併せ持つ、建物設備のトータルサポート企業です。

特殊な環境を有する施設が売上の約7割を占めており、維持管理に高度な技術が必要な事や参入障壁が高い点も強みとなっています。

通期最終利益(億円)

銘柄名日本空調サービス
2020年3月期18
2021年3月期19
2022年3月期28
2023年3月期19
2024年3月期(会社予想)20

2020年からの通期最終利益を見ていきますが、業績が大きく伸びた2022年以外は20億円前後で安定しています。

2022年に業績が大きく伸びた要因は、保有株式の売却益13億円を計上したためとの事で過去最高益になっています。

前期業績は保有株式売却の反動もあり大きく減益となっていますが売上は増えており、今期は増益の見込みとしています。

配当推移

銘柄名日本空調サービス
2015年12.5
2016年15
2017年22
2018年23
2019年26
2020年28
2021年28.5
2022年41.5
2023年28
2024年(会社予想)30

2015年からの配当推移を見ていきますが順調に増配傾向が続いていたなか、2022年は業績好調を背景に大きく増配となっていますが、内訳は保有株式売却に絡む特別配当が15円となっています。

そして前期は特別配当の反動で減配となっていますが、今期は2円増配見込みで年間配当は30円台に乗せる予測となっています。

日本空調サービスの配当方針は、純資産配当率を意識した株主還元の実施としており、具体的な目安は、資本生産性(ROE)を高めた上で配当性向50%を維持としています。

株価推移

株価はコロナショックで530円まで売られる場面がありましたが、その後は700円付近まで急速に値を戻しています。

その後、2021年9月に保有株式売却による業績の上方修正と大幅増配を発表した事で株価は887円まで上昇しましたが、今年に入ってからは700円台の動きが中心となっています。

株価指標(2023年9月15日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
日本空調サービス465879813.71.27303.7651.5

直近の株価は800円付近までじわじわ上昇していますが、今期配当は増配見込みですので配当利回りは3%後半となっています。

今期業績は増益見込みですがPER、PBRに割安感はなく、配当性向は51%付近と方針通りの水準です。

日本空調サービスについて、保有株式の売却で一時的に利益が伸びた時期はありましたが、基本的に業績は安定傾向です。

業績が安定している事に加え、現在の配当性向は51%付近とそこまで余裕がある訳ではありませんので、今後も配当が増えていくかは不透明ですが、それでも現在の配当利回りは3%後半と高水準です。

以上の点に加え、最低購入金額も8万円前後と格安ですので、引き続き購入候補にしています。

2023年9月権利落ち後に購入を検討している高配当株5選(2023年9月15日時点)

今回検証した9月権利落ち後に購入を検討している5銘柄を表にまとめています。

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
学究社9769202410.84.36874.3046.6
Jパワー95132555.56.10.43903.5221.7
高速7504208413.11.16482.3030.1
AREホールディングス5857194811.31.31904.6252.3
日本空調サービス465879813.71.27303.7651.5

今回の5銘柄について、今年のNISA枠の残りは約41万円となっていますので、最低購入金額が20万円台以下の銘柄に絞って選定しています。

また、冒頭でもお伝えした様に最近の相場は強い動きが続いており、このまま9月の権利取りを迎えそうな雰囲気ですので、権利落ち後の株価下落は今年最後の購入チャンスになるかもしれません。

そのため、もちろん残りのNISA枠との絡みもあり、全ての銘柄を購入する事はできませんが、銘柄の組み合わせなども意識しながら購入チャンスを待ちたいと考えています。

まとめ

今回は9月の権利落ち後に購入を検討している5個の高配当株についてまとめました。

お伝えしてきた様に、年末にかけての相場は強い傾向が多い事も含め、9月の権利落ちは今年最後の購入チャンスとなるかもしれません。

また、今年の相場は強い事もあり、権利落ちでも株価があまり下がらない銘柄や一時的に株価は下がってもすぐに戻すケースも最近は増えています。

以上の点を踏まえ、不確かな事が多い現代社会ですが、今回検証した5銘柄のうち1銘柄は今年の権利落ち日である9月28日(木)から翌週末10月6日(金)の間に必ず購入しようと思っています。

そんな実際の投稿実績は改めて投稿しますので、宜しくお願いします。

9月権利落ち後に購入を検討している5銘柄はYouTubeで動画版も投稿していますので、あわせてご覧ください。

【厳選】2023年9月権利落ち後に購入を検討している高配当株5選

40代元証券マンの高配当株投資(YouTube編)

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