【毎月配当達成!!】2023年8月末時点の保有銘柄・配当最新情報

スポンサーリンク
資産状況推移

9月相場は既にスタートしていますが、今回は8月末時点の保有銘柄、配当の最新情報を振り返っていきます。

8月相場は7月末に発表された日銀のYCC修正やピークを迎えた決算発表などの材料を受けながら夏枯れ相場で出来高が減っていくなか、じわじわ値を下げつつも底堅い展開となりました。

その様な相場のなか個人的に8月は2銘柄を新規で購入しています。

という事で今回は、8月相場や8月に購入した銘柄を振り返りつつ、決算発表を受けた保有銘柄の動向に加え、9月の相場展望をまとめていきます。

スポンサーリンク

8月相場の振り返り

まずは8月相場の振り返りについて、日経平均は7月末に発表されたYCCの修正を受けて8月1日は300円を超える上げ幅でスタートしましたが、そこからは2日続落で合計1300円以上下げる荒れ模様の動きとなりました。

この辺りは、YCC修正の内容が長期金利の変動幅を「±0.5%程度」を目途にYCCの運用を柔軟化するという曖昧な表現で市場が混乱した事や8月頭に米国債が格下げとなった事で下落したNY市場の影響かと思います。

実際、YCC修正となれば日米の金利差縮小から円高に振れる事が想定されていましたが、米国債格下げの影響で米国債が売られ、米10年債の金利が上昇した事もあり、8月に入ると為替は円安に進んでいます。

そして、中旬にかけては3月期銘柄の第1四半期決算を受けて個別銘柄が動くなか、17日に中国の不動産大手「恒大集団」がアメリカの裁判所に破産申請を行ったと報じられるとNY市場と連動し日経平均も下落する場面がありました。

下旬にかけては夏枯れやジャクソンホール会議の結果待ちにより出来高が徐々に少なくなるなか、アメリカの好調な経済指標を受け金利先高観が高まった事でハイテク銘柄を中心に大きく売られる場面もありました。

しかし、ジャクソンホール会議を無難に通過した事や月末に発表されたアメリカの経済指標が弱かった事で金利先高観が後退し、日米ともに堅調に推移して8月を終えています。

8月の購入銘柄

そんな8月に購入した2銘柄を振り返りますが、私は7月16日に投稿した「お盆までに購入を検討している高配当株6選」の記事でこちらの6銘柄をお盆までの購入候補にしていました。

お盆までに購入を検討している6銘柄(2023年7月14日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
イオンFS857012279.80.60534.3242.4
ユー・エス・エス4732242218.83.0469.42.8753.9
積水ハウス192828559.61.131184.1339.9
日本空調465876513.11.23303.9251.4
INPEX16051680.57.30.56643.8127.9
ヘルスケア345515880026.91.4765004.09

これらの銘柄は、7月や8月の権利取りに絡む銘柄や残りのNISA枠も意識して最低購入金額の低い銘柄などを選定していました。

そして、この中から8月に購入した最初の銘柄がREITのヘルスケア&メディカル投資法人です。

ヘルスケア&メディカル投資法人は今年春頃より購入候補にしている場面が多かったですが、7月の権利が落ちて基準価格が下がった8月頭に1株購入しています。

ヘルスケア&メディカル投資法人の基準価格は7月末の権利取りにかけて値を下げていたなか、権利落ち後も今回の権利落ち価格3265円分以上下げていましたので、さすがに良い水準かと思い1株購入しました。

その後、更に基準価格は下落していますが株式投資ではよくある事ですので、気長に最初の分配金を待ちたいと思っています。

また、ヘルスケア&メディカル投資法人は今まで保有していなかった1月、7月の権利月銘柄ですので、高配当株投資家の夢の1つである毎月の配当を達成しています。

そして8月に購入した2つ目の銘柄がイオンFSです。イオンFSについては7月から購入候補にしており、今期業績は減益見込みとしている事に加え、第1四半期決算も前期比大幅減益と厳しいスタートになった事で株価は低迷していましたが、4%台の配当利回りやイオングループという規模感に将来性を感じ、8月上旬に100株購入しています。

その後は日経平均ほど狙っている銘柄の株価が下がらなかった事もあり購入できていませんが、今は9月権利取りまでに期間を区切り新たな6つの高配当株を購入候補にしていますので、現在の購入候補について気になる方は、下記リンクからご覧ください。

今年の購入銘柄

そしてこちらが8月の新規購入分まで含めた今年の購入銘柄ですが、全部で14銘柄、約260万円となっています。

銘柄コード平均購入単価株数購入金額購入時期
アルテリア・ネットワークス442312431001243001月
センコーグループHD9069980.8100980801月
三菱HCキャピタル8593659.82001319602月
ホンダ72673197.51003197502月
伊藤忠エネクス813310931001093002月
SPK74661524.91001524902月
ニッスイ1332545.75002728503月
東京海上HD87662604.91002604903月
みずほリース842534651003465003月
丸紅80021937.91001937904月
NTT9432166.58001332007月
いすゞ自動車72021739.51001739507月
ヘルスケア&メディカル345515290011529008月
イオンFS85701254.31001254308月
合計   2594990 

ちなみに今年最初に購入したアルテリア・ネットワークスは8月頭にTOBが成立した事で今後は上場廃止となりますので、8月に売却しています。
売却でNISA枠を失ってしまった事は痛いですが、7ヶ月で約7万円の利益になりましたので良い買いだったと思う事にします。

そして4月以降は相場の強さになかなか付いていけず、5月、6月は2ヶ月続けて1銘柄も購入できていませんが、7月、8月と合計4銘柄を購入した事で今年のNISA枠も残り60万円となっています。

いよいよ残りの金額も少なくなってきましたが、引き続き優良高配当株の購入チャンスを待ちたいと思っています。

保有銘柄情報(2023年8月31日時点)

それではここからは、8月相場で保有銘柄がどの様に動いたのか、2023年8月31日時点の最新情報をまとめていきます。

銘柄コード平均購入単価保有株数現在株価評価損益権利確定配当(累計)評価損益(配当込)予定配当利回り(買値)利回り(現値)
ニッスイ1332545.7500764.71095005000114500100003.672.62
大和ハウス19252937.510040481110507000118050135004.603.33
キリンHD25031894.610020461514099502509069003.643.37
JT29142192.5200319119970070400270100376008.575.89
トーセイリート3451112380114080028420178504627071606.375.09
ケネディクス34532677001288200205002004540545131504.914.56
ヘルスケアリート34551529001147900-50000-500065004.254.39
マリモリート34701311001126800-430011142684265795.025.19
ザイマックス34881227201116200-652010061354160844.965.24
いちごリート89756976528950039470257206519081485.844.55
ENEOS5020423.2700546.38617029700115870154005.204.03
いすゞ自動車72021739.510018701305001305080004.604.28
ホンダ72673197.510047031505506000156550150004.693.19
SPK74661524.910020134881024005121050003.282.48
伊藤忠80013698100547217740014000191400160004.332.92
丸紅80021937.91002384.54466004466078004.023.27
三井物産80312387.5100543230845024500332950150006.282.74
稲畑産業8098226310031709070011500102200120005.303.79
伊藤忠エネクス81331063.4200147582320760089920104004.893.53
三菱UFJ8306495.97001163.546734048100515440287008.273.52
三井住友FG83163115.3300668110697101635001233210750008.023.74
アルヒ71981034.7100932-102705500-477040003.874.29
みずほリース8425346510048101345008200142700166004.793.45
リコーリース856638401004290450002100066000150003.913.50
オリックス85911428.5200272025830042840301140188006.583.46
三菱HC8593593.8400946.914126013200154460148006.233.91
イオンFS85701254.3100127116702500417053004.234.17
東京海上HD87662604.9100322762210500067210121004.653.75
センコーHD9069939.920010201602051002112072003.833.53
いちごインフラ928262700371900276003588663486121956.485.65
カナディアン92841264001118700-7700187001100075255.956.34
東京インフラ928596800191600-5200154011020158146.016.35
エネクスインフラ928691600390300-39004500041100180006.556.64
ジャパンインフラ928795500190700-4800148051000559906.276.60
スカパーJSAT9412410.62006635048040005448040004.873.02
NTT9432166.5800168.314400144040003.002.97
KDDI94333080.5200432524890058500307400280004.543.24
ソフトバンク94341374.48001670236470154800391270688006.265.15
ヤマダHD9831397.550045830250180004825060003.022.62
VYMVYM83.4215107.91045031723712174044003.341.86
合計    4478183100932754875105824455.523.90

水産・農林

最初の銘柄は水産会社のニッスイですが、8月4日に発表した決算が前期比4割以上の増益と好調だった事で強い動きとなり800円付近まで上昇する場面がありました。月末にかけては福島第一原発の処理水放出に絡み中国が日本の水産物輸入を全面停止にした事で値を下げる場面がありましたが、今後も期待できそうな動きです。

建設

大和ハウスも8月7日に発表した決算が前期比6割以上の増益と好調だった事で強い動きとなり、4000円を超えて年初来高値を記録しました。通期予測の上方修正はありませんでしたが、第2四半期以降に期待が持てる内容でしたので、今後の株価にも期待です。

食品

キリンHDは8月8日に発表した決算が冴えず株価は2000円前後まで下落しています。決算が悪かった要因はミャンマー事業撤退に絡む特損を引きずっている感じですが、第2四半期時点の通期進捗率は28%付近となっていますので、ここからの巻き返しが必要です。

JTは7月31日に発表した決算で通期見通しの上方修正を発表しましたが、配当の増額はありませんでしたので、株価は3000円前半で停滞する展開となりました。月末にはウクライナ政府がロシアで事業を続けるJTの海外子会社を「戦争支援者」のリストに加えたと報じられましたが、株価への影響はありませんでした。

REIT

REITについては、先ほどもお伝えした様にヘルスケア&メディカル投資法人を購入した事で合計6銘柄の保有となっています。REITの基準価格は今後の金利先高観や恒大集団の問題も影響してか弱含む銘柄が多かったですが、8月の購入でREITのポートフォリオ比率も高くなっていますので、個人的にREITについては暫く新規で購入するつもりはありません。

石油

ENEOSの決算は前期比では大きく減益でしたが、通期予測に対しての進捗率は25%と順調に推移している事もあり株価は550円付近まで上昇しました。その後は500円台前半まで下落する場面もありましたが、ENEOSにしては強い動きだったと思います。

輸送用機器

いすゞ自動車の決算は前期比で2割以上の増益、通期進捗率も29%付近と好調な内容でしたが、他の自動車メーカーと比較するとインパクトが弱かったのか、株価に大きな動きはありませんでした。

実際、同じ自動車メーカーのホンダは前期比で2倍以上、通期進捗率も45%付近と絶好調な決算だった事に加え、株式の3分割まで発表した事で株価は4700円付近まで上昇する場面がありました。

商社

SPKも7月末に発表した決算が前期比約2倍、通期進捗率も33%付近と好調な内容だった事で決算翌営業日には2000円を超える場面もありました。その後は1900円台での動きが中心でしたが、第2四半期以降の上方修正を含め、今後が期待できそうな動きです。

総合商社の伊藤忠、三井物産、丸紅の決算はいずれも前期比では減益でしたが、通期進捗率は30%前後と順調なスタートになっています。しかし、株価は全体が弱含んだ事や今までの反動もあってかじわじわ下落する動きとなりました。しかし、3銘柄共まだまだ本格的な調整と呼べるレベルではなく、底堅い動きが続いています。

稲畑産業の決算は前期比で7割近い大幅増益となっていますが、内訳は負ののれん発生による特別利益が大きな要因です。そのため、株価は中旬以降に他の商社株同様に下落していますが、3000円台では安定しています。

伊藤忠エネクスは7月からのは強い動きが継続し、1500円付近まで上昇しました。中旬以降は全体に連られて弱含む場面もありましたが、まだまだ他の高配当株と比較して出遅れ感がありますので、今後も期待したい銘柄です。

銀行

三菱UFJFGと三井住友FGのメガバンクは7月最終営業日にYCC修正を受けて大きく上昇していた反動もあり、8月は中旬にかけて値を下げる場面もありましたが、月末にかけては反発しています。2銘柄とも第1四半期決算は好調なスタートを切っていましたので、しばらくは強い動きが続きそうです。

その他金融

アルヒの8月は冴えない決算を受けて弱い動きとなり900円丁度まで下落する場面がありました。決算内容は前期比で6割減、通期進捗率15%程度と心配になるほど低調な内容ですが、そろそろ底を打って欲しいところです。

保有しているリース4銘柄についてリコーリース以外は中旬にかけて下落した後、反発する動きとなりました。リコーリースは、8月3日に発表した決算が前期比で8割減、通期進捗率も7%付近と衝撃的に悪かった事で決算翌日には4060円まで下落する場面がありました。決算が悪かった要因は保有株式の評価損に絡むもので、本業は順調に推移しているとの事でしたので、その後の株価は反発していますが、今後に不安が残るスタートにはなりました。

そして8月に購入した2銘柄目がイオンFSです。イオンFSは7月に発表した第1四半期決算が悪かった事で1200円を割れる場面がありましたが、安値からじわじわ戻しているところでした。それでも中長期の視点ならばかなり売られている水準だと思いお盆前に100株購入しています。

保険

保険株の東京海上HDは、ビックモーターやカルテルの問題などで下落した7月に続き、8月頭に大きく下げる場面がありました。その後はじわじわ反発していますが、決算も前期比微減益、通期進捗率が24%付近と微妙な内容でしたので、しばらく様子を見る必要はありそうです。

陸運

センコーグループHDは中旬にかけて1050円付近まで上昇しましたが、中旬以降は1000円付近まで下落しています。決算は前期比約5%の増益、通期進捗率も27%付近と順調なスタートを切っていますので、ドライバーの2024年問題はありますが、今後を期待したくなる銘柄です。

インフラファンド

インフラファンドは現在上場している5銘柄全てを保有していますが、特に大きな動きはなく安定した動きでした。

情報・通信

スカパーJSATは8月2日に発表した決算が前期比2割以上の増益、通期進捗率も33%付近と好調なスタートだった事で686円まで上昇する場面がありました。その後は650円付近まで反落していますが、将来が期待できる宇宙事業が順調に伸びている様ですので、第2四半期以降の決算も楽しみです。

通信株3銘柄は上旬に値を下げる場面はありましたが、中旬以降はしっかりとした動きになっています。特にソフトバンクは決算が前期比約15%増、通期進捗率は35%付近と好調なスタートだった事もあり、久しぶりに1600円台を回復し、1650円付近まで上昇する場面がありました。

小売り

ヤマダHDの決算は前期比では減益でしたが、通期進捗率は33%付近と順調なスタートだった事もあり、株価は400円台半ばまで上昇しました。最近の株価は低迷が続いていましたが、そろそろ巻き返していきたいところです。

外国ETF

VYMはNYダウと連動して105ドル付近で推移しています。

保有銘柄データ

保有銘柄の情報をまとめています。

現在の投資銘柄数は40で、投資金額は約1056万円です。

配当予定額は年間58万円ですので配当利回りは約5.52%となっています。

現時点の含み益は約448万円で権利が確定している累計配当の合計が101万円のため、配当まで含めた合計の含み益は約549万円となっており、1ヶ月前のトータル含み益は約507万円でしたので、この1ヶ月で42万円くらい含み益が増えています。

8月31日時点の日経平均は7月末と比較して550円くらい下落していますが、個別銘柄は好調な決算を受けてしっかりと推移している銘柄も多く、含み益も増えています。

ポートフォリオ銘柄別

こちらが銘柄別のポートフォリオグラフになりますが、8月はヘルスケア&メディカル投資法人とイオンFSの2銘柄を購入し、アルテリア・ネットワークスを売却しましたので比率が変わっています。

上位銘柄に変動はありませんが、下位銘柄の中にも買い増したい銘柄はたくさんありますので、今後更に変動していくと思います。

ポートフォリオ業種別

続いて業種別のポートフォリオグラフになりますが、こちらも8月の売買で比率が少し変わっています。

1位の情報・通信株ですが、8月はアルテリアの売却で少し比率が下がっており、ヘルスケアはREIT、イオンFSはその他金融業種になりますので、それぞれ比率が増えていますが、途中でもお伝えした様にREITについては当面購入するつもりは無いです。

9月の相場展望 

最後に9月相場の展望についてまとめていきますが、7月、8月の日経平均は今まで強かった反動やNY市場の影響もあり、夏枯れらしく停滞が続きました。そんななか、9月は今までの統計で年間を通して1番成績が悪い月となっていますので、今月は更なる下押しがあるかもしれません。

そして、日本企業は決算発表がピークを過ぎ、3月期銘柄の中間権利取りにあたる9月末を意識する動きとなりそうです。

決算内容自体は原材料費高騰の影響に苦戦している銘柄もありましたが、概ね順調に推移している銘柄が多かった印象です。3月期銘柄は第1四半期決算という事もあり、通期見通しを上方修正した銘柄は少なかったですが、10月末以降に本格化する第2四半期での上方修正が期待できそうな雰囲気もありました。

NY市場については警戒されていたジャクソンホール会議で更なる利上げが示唆されましたが、想定内だった事で今後の利上げも大分織り込み、株価も材料通過で上値が軽くなりました。

しかし、最近の相場はアノマリー通りに動いている事も含め、9月は大きめの調整があるかもしれません。

以上の点を踏まえると、10月以降は年末にかけて強い動きとなりやすい事や今後の決算発表にも期待できますので、9月権利取り前の下落は積極的に狙っていきたいところです。

まとめ

今回は8月相場の振り返りや保有銘柄の最新状況に加え、9月の相場展望についてまとめました。

7月、8月は日経平均で見ると停滞が続いた日本株ですが、個別銘柄で見ていくと大きく下げている銘柄は少なく、8月も特に月末にかけてはしっかりとした動きが目立ちました。

そんななか、お伝えしてきた様に9月は改めて調整する場面があるかもしれませんが、個人的に9月の下落は今年最後の購入チャンスくらいの気持ちで狙っていきたいと考えています。

8月末の資産状況についてはYouTubeで動画版も投稿していますので、あわせてご覧ください。

【毎月配当達成!!】2023年8月末時点の保有銘柄・配当最新情報

40代元証券マンの高配当株投資(YouTube編)

コメント

タイトルとURLをコピーしました