【厳選】2024年2月に購入を検討している高配当株7選

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購入候補銘柄

今年も早いもので2月に入りましたが、年明け以降の株価は外国人投資家の買いや円安が進んだ影響もあり力強い動きとなっていますので、新規での購入判断が難しい状況が続いています。

そんななか、個人的に今年は夫婦2人分の成長投資枠480万円を目標に日本の個別高配当株を購入していくつもりで、3月の権利取りまでに300万円くらいの株式を購入していく予定にしており、1月は既に約109万円の株式を購入しています。

という事で今回は、最近の相場状況を踏まえ2月中の購入を検討している7銘柄の最新情報をまとめていきます。

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【1951】エクシオグループ

最初の銘柄はエクシオグループです。

エクシオグループは、主にNTTグループなど通信事業者向けの電気・通信基盤構築を手掛けている電気通信工事事業者です。

通信キャリア事業はNTTグループやNCC向けに基地局から端末機器に至る通信設備の設計や施工、保守までの一元的なサービスを提供しており、その他に都市インフラやシステムソリューション事業も行っています。

そんななか、エクシオグループは3月末を基準日とした株式の2分割を発表していますが、他の高配当株と比較して株価はそこまで上昇していませんので2月の購入候補にしています。

通期最終利益(億円)

銘柄名エクシオG
2020年3月期156
2021年3月期241
2022年3月期277
2023年3月期222
2024年3月期(会社予想)236

2020年からの通期最終利益について、2022年をピークに減益傾向ではありますが、200億円台で安定はしています。

2022年に業績が伸びている要因は、通信キャリア事業について地方エリアにおける高度無線環境整備推進事業を着実に進めた事や都市インフラ事業においては、大規模データセンター構築やリニア中央新幹線関連の大型案件を受注できた影響としています。

前期はモバイルキャリアの投資抑制やのれん一括償却により減益となっていますが、今期は都市インフラやシステムソリューション事業の拡大により増益見込みとしているなか、第2四半期時点の通期進捗率は31%付近と低調な水準にはなっていますが、例年第4四半期で稼ぐ傾向があるため、過去5年の平均並みではあります。

配当推移

銘柄名エクシオG
2015年32
2016年38
2017年46
2018年50
2019年70
2020年80
2021年82
2022年96
2023年102
2024年(会社予想)120

2015年からの配当推移を見ていきますが、減配はもちろん据え置きの年すらなく順調に増配を継続しており、増配は前期までで11期連続となっています。

特に最近の増配幅は業績が安定するなか大きくなっており、今期見込みは2015年と比較すると4倍弱の水準です。

エクシオグループの配当方針は、DOE4%を基準に連続増配により株主還元を充実としています。

株価推移

株価はコロナショックで1906円まで売られた後、約1年で3000円付近まで上昇しました。

その後は再び2000円付近まで下落しましたが、去年以降は右肩上がりの状況で直近は3300円前後で推移しています。

株価指標(2024年2月2日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
エクシオグループ1951328514.21.101203.6553.5

最近の株価は上昇していますが、増配も継続しているため配当利回りは3%半ばです。

今期業績は増益見込みですがPER、PBRに割安感はなく、配当性向は54%付近となっています。

エクシオグループについて、業績が安定しているなか10年以上増配が継続している事で配当利回りは3%台となっています。

事業内容もNTT向けを中心に安定感があるなか、最近の株価は上昇していますが、去年後半からは停滞しており、年明けの株価も他の高配当株と比較してそこまで上昇していません。

そんななか、3月末には株式分割も控えていますので、2月の購入を検討しています。

【7202】いすゞ自動車

2番目の銘柄はいすゞ自動車です。

いすゞ自動車はトラックやバスなどの商用車をメインに製造する自動車メーカーです。

自動車メーカーは海外への輸出も多く、いすゞ自動車もアジアや北米を中心に直近の海外売上比率は7割近くになっています。

その分、為替が円高に進む事はマイナス材料となりますが、現在の配当利回りは4%台と高水準ですので、既に100株保有していますが2月中の買い増しを検討しています。

通期最終利益(億円)

銘柄名いすゞ自動車
2019年3月期1134
2020年3月期812
2021年3月期427
2022年3月期1261
2023年3月期1517
2024年3月期(会社予想)1650

2019年からの通期最終利益について、コロナショックの影響を受けた2021年は大きく減益となっていますが、2022年はコロナからの経済回復や円安の影響などで過去最高益の水準へV字回復しています。

前期は半導体不足による生産制約や資材費・物流費・エネルギーコストの高騰があるなか、円安の進行や堅調な販売などにより過去最高益を更新しています。

今期も価格対応や原価低減活動などの順調な進捗に加え、円安の追い風がある事により第2四半期決算で業績の上方修正を発表しましたが、それでも通期進捗率は53%付近と順調に推移しています。

配当推移

銘柄名いすゞ自動車
2015年30
2016年32
2017年32
2018年33
2019年37
2020年38
2021年30
2022年66
2023年79
2024年(会社予想)86

2015年からの配当推移について数年前までは30円台を中心とした動きでしたが、2022年は業績好調に加え配当性向の引き上げもあり一気に2倍以上の水準へ増配しています。

そして、前期も13円の増配となっているなか、今期も期初当初は1円の増配見込みとなっていましたが、第2四半期決算で配当増額が発表され7円の増配見込みとなっています。

いすゞ自動車の配当方針は、2024年3月期までの中期経営計画期間は配当性向40%を目安としています。

株価推移

株価はコロナショックで599円まで売られた後、2022年の初めには1800円を超える場面もありましたが、その後は1500円付近で停滞する期間が長かったです。

しかし、去年春以降は急上昇し9月には2000円を超えましたが年末にかけては円高が進んだ事で反落し、直近は再び2000円前後まで上昇しています。

株価指標(2024年2月2日)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
いすゞ自動車720220219.31.08864.2639.5

最近の株価は上場来の高値付近で推移していますが、大幅増配も続いている事で配当利回りは4%前半となっています。

増益が続いていますのでPERは市場平均より割安で、配当性向は39%付近と方針通りの水準です。

いすゞ自動車について、最近の業績や配当が大きく伸びている事で、株価も上場来の高値付近まで上昇していますが、依然配当利回りは4%台と高水準です。しかし、今年は日米の金利差縮小から為替は円高に振れる可能性が高そうで、輸出が多い自動車メーカーにとってはマイナス材料になります。

そんななか、年明け以降の為替はアメリカの早期利下げ観測後退から円安に振れていますが、4月には日本のマイナス金利が解除されるとの見方も強く、また、アメリカも今年どこかのタイミングで利下げが行われる可能性が高いですので、今後の円高局面で株価が下がる場面を狙いたいと考えています。

【4658】日本空調サービス

3番目の銘柄は日本空調サービスで、去年度々購入候補にしていましたが他の銘柄との兼ね合いで購入できずにいましたので、今回改めて購入候補にしています。

日本空調サービスは建物設備のメンテナンス・維持管理、設備・環境診断、ソリューション提案を行う建物設備のトータルサポート企業です。

顧客の中心は大型病院や製造工場などの特殊な環境を有する施設が占めており、維持管理に高度な技術が必要な事や参入障壁が高い点は強みとなっています。

通期最終利益(億円)

銘柄名日本空調サービス
2020年3月期18
2021年3月期19
2022年3月期28
2023年3月期19
2024年3月期(会社予想)20

2020年からの通期最終利益を見ていきますが、業績が大きく伸びた2022年以外は20億円前後で安定しています。

2022年に業績が大きく伸びた要因は、保有株式の売却益13億円を計上したためとの事で過去最高益になっており、前期は保有株式売却の反動もあり大きく減益となっています。

今期は資機材の調達価格や人件費上昇などの影響はありましたが、病院及び研究施設、製造工場などにおけるスポットメンテナンスの増加やリニューアル工事も好調として増益見込みにしているなか、第3四半期時点の通期進捗率は80%付近と順調に推移しています。

配当推移

銘柄名日本空調サービス
2015年12.5
2016年15
2017年22
2018年23
2019年26
2020年28
2021年28.5
2022年41.5
2023年28
2024年(会社予想)30

2015年からの配当推移を見ていきますが順調に増配傾向が続いていたなか、2022年は業績好調を背景に大きく増配となっていますが、内訳は保有株式売却に絡む特別配当が15円となっています。

前期は特別配当の反動で減配となっていますが、今期は2円の増配見込みで年間配当は30円台に乗せる予測となっています。

日本空調サービスの配当方針は、純資産配当率を意識した株主還元の実施としており、具体的な目安は資本生産性(ROE)を高めた上で配当性向50%を維持としています。

株価推移

株価はコロナショックで530円まで売られる場面がありましたが、その後は700円付近まで急速に値を戻しています。

その後、去年1月には再度600円台まで売られましたが、今回の決算を受けて直近は900円台まで上昇しています。

株価指標(2024年2月2日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
日本空調サービス465890814.41.31303.3051.5

最近の株価は今回の決算を受けて大きく上昇していますが、今期配当は増配見込みですので配当利回りは3%前半となっています。

今期業績は増益見込みですがPER、PBRに割安感はなく、配当性向は51%付近と方針通りの水準です。

日本空調サービスについて、保有株式の売却で一時的に利益が伸びた時期はありましたが、基本的に業績は安定傾向です。業績が安定している要因は、病院や製造工場などの特殊な環境を有する施設と年間契約を結んでいる事が強みですので、今後も安定した業績や配当が期待できそうです

以上の点に加え、最近の株価は上昇していますが、他の高配当株と比較するとそこまででもありませんので2月中の購入を検討しています。

【9986】蔵王産業

4番目の銘柄は蔵王産業で今回初めて購入候補にしています。

蔵王産業は欧米や中国などの各メーカーで製造した業務用、産業用、コンシューマー向けの清掃機器、洗浄機器などを輸入し国内全域で販売している輸入販売商社です

商社ですが社内に研究、開発セクションを設けており、欧米のメーカーや国内の外注先との技術協力により新製品の開発などを行っています。

また、高圧洗浄機や自動床洗浄機、スチーム洗浄機などの環境クリーニング機器のレンタル事業も手掛けています。

通期最終利益(億円)

銘柄名蔵王産業
2019年3月期7
2020年3月期7
2021年3月期8
2022年3月期11
2023年3月期10
2024年3月期(会社予想)10

2019年からの通期最終利益について、2022年に大きく増益となった後は10億円前後で安定しています。

2022年の業績が大きく伸びている要因は、主要顧客である製造業において緊急事態宣言が解除され実演販売活動の機会が回復してきたことで高圧洗浄機などの主力商品の販売が総じて増えたためとの事です。

前期も好調な流れは継続し売上は増収ですが、原材料価格高騰などの影響で最終利益は減益となっています。

そんななか、今期も同様の流れは継続する見込みとして微減益の予測にしていますが、コンシューマー向けの家庭用リンサーの需要が一巡したことや円安により仕入れ原価が上昇したとして、第2四半期時点の通期進捗率は30%付近とかなり低迷しています。

配当推移

銘柄名蔵王産業
2015年50
2016年55
2017年55
2018年61
2019年61
2020年61
2021年53
2022年78
2023年109
2024年(会社予想)100

2015年からの配当推移について、数年前までは60円付近で推移していましたが、2022年は業績と連動して配当も大きく増えています。

また、前期業績は減益のなか配当が大きく増配となった要因は、3年後に迎える70周年までの配当方針を見直したためです。

蔵王産業の配当方針は、事業展開や財務状況のほか会計基準の変更など特殊要因による業績変動などを総合的に勘案し、1株当たり100円の安定的な配当を行うとしています。  

また、当期純利益が10億円を超した金額については全額を配当に還元する方針です。

以上の配当方針のもと前期は特別配当9円が加わり大きく増配となっており、今期は現状基本の年間100円見込みとしています。

株価推移

株価はコロナショック時に1174円まで売られましたが、去年8月には2699円まで上昇しました。

しかし、その後は業績低迷を背景に売られ、直近は2500円前後で推移しています。

株価指標(2024年2月2日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
蔵王産業9986249213.11.091004.0152.4

今期配当は現状減配見込みですが、最近の株価も低迷していますので配当利回りは4%前後と高水準です。

業績は安定していますがPER、PBRは市場平均並みで、配当性向は52%付近となっています。

蔵王産業について、最近の業績は安定しているなか今期は減配見込みですが配当利回りは4%前後と高水準です。ただ、先ほど触れた様に今期第2四半期時点の業績は低迷しており、今後下方修正の可能性も十分あります。

その辺りの懸念もあり最近の株価は低迷していますが、配当は今期から見直された配当方針のもと年間100円が下限として示されていますし、今後の業績も為替が円高に振れれば仕入れコストが下がり、回復する見込みもあります。

以上の点を踏まえ、2月8日に予定している第3四半期決算で仮に通期見通しの下方修正が発表され、更に株価が下がる場面があれば狙いたいと考えています。

【8566】リコーリース

5番目の銘柄はリコーリースです。

リコーリースは複合機やパソコンなどのオフィス関連機器に加え、医療機器や産業工作機械、計測器などのファイナンス・リースや法人向けに融資を行っているリコー系のリース会社です。

リース銘柄らしい抜群の株主還元力に加え、ここ数年の業績や配当は順調に推移していますので、現在100株保有していますが買い増しを検討しています。

通期最終利益(億円)

銘柄名リコーリース
2019年3月期119
2020年3月期118
2021年3月期120
2022年3月期134
2023年3月期148
2024年3月期(会社予想)144

2019年からの通期最終利益を見ていきますが、コロナショックの影響も関係なく順調に増益が続いています。

業績好調の要因は、資産利回り改善の継続やリース&レンタル事業の伸長によるものとしており、前期は過去最高益を記録しています。

今期はコロナ関連レンタル特需による反動減や販管費の増加を想定し減益見込みとしているなか、投資有価証券の評価損37億円の計上が響き、第2四半期時点の通期進捗率も37%付近と苦戦が続いていますが、本業は順調に推移しているとの事です。

配当推移

銘柄名リコーリース
2015年50
2016年55
2017年60
2018年70
2019年80
2020年90
2021年100
2022年120
2023年145
2024年(会社予想)150

2015年からの配当推移を見ていきますが、減配はもちろん据え置きの年すらなく順調に増配が継続しており、前期までで28期連続増配を継続中です。

そして、最近の増配幅は好調な業績を背景に大きくなっており、今期見込みは2015年と比較すると3倍の水準です。

また、リコーリースは去年10月に発表した決算で株主還元方針を見直しており、配当の累進性と業界トップクラスの還元水準を意識し、配当性向は 26年3月期に40%以上、30年3月期に50%を目安と従来の目安35%から引き上げています。

株主優待

リコーリースには株主優待があり、保有株数や保有継続年数によってQUOカードかカタログギフトがもらえますので、詳細を表にまとめています。

保有株数保有継続年数金額優待品
100株~299株1年未満2000円相当QUOカード
1年以上3年未満4000円相当
3年以上5000円相当
300株以上1年未満5000円相当カタログギフト
1年以上3年未満8000円相当
3年以上1万円相当

特に継続保有年数が3年を超えると金額もかなり大きくなりますので、中長期投資家には有難い株主優待です。

株価推移

株価はコロナショックで2423円まで売られた後は、停滞する時期を挟みながら上昇しています。

そして、ここ2年位は3000円台での動きが中心でしたが、最近は順調に上昇が続き直近は5000円前後で推移しています。

株価指標(2024年2月2日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
リコーリース8566508010.80.721502.9532.1

最近の株価はじわじわ上昇していますが、継続して増配している事で配当利回りは3%前後となっています。

今期業績は減益見込みですがPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は32%付近と余裕を感じる水準です。

リコーリースについて、今期は減益見込みになっていますが業績は概ね順調に推移しているなか配当は30年近く増配が続いており、最近の流れで廃止の懸念はありますが株主優待まであります。

また、先日の決算で配当方針を見直し、「累進」という文言を入れた事や配当性向の引き上げにより、今後の更なる増配にも期待できそうです。

ちなみに、今期のEPSを2030年3月期の配当性向目安50%で計算すると年間配当は約233円となり、今期見込みよりも83円高く、配当利回りも現在の株価で計算すると4%半ば付近になります。

以上の点を踏まえると、最近の株価は上昇しており現在の配当利回りも3%前後まで低下していますが、将来の増配まで見越して2月中の買い増しを検討しています。

【8593】三菱HCキャピタル 

6番目の銘柄は三菱HCキャピタルで、既に400株保有していますが2月中の買い増しを検討しています。

三菱HCキャピタルは機械や器具備品のリース、割賦販売、貸付を中心に、再生エネルギーや不動産、航空・モビリティ領域なども手掛けています。

また、直近業績の海外売上比率も3割程度に迫るほど国際的な企業です。

通期最終利益(億円)

銘柄名三菱HCキャピタル
2019年3月期687
2020年3月期707
2021年3月期553
2022年3月期994
2023年3月期1162
2024年3月期(会社予想)1200

2019年からの通期最終利益をみていきますが、コロナショックで業績が落ち込んだ2021年以外は順調に増益傾向となっています。

前期業績が好調の要因は、2021年11月に完全子会社化した米国の海上コンテナリース会社CAIの利益貢献や貸倒関連費用の減少としています。

そして今期は、前期に計上した税金費用の減額効果の剥落などの影響で微増益の見込みにしているなか、期初計画外の米国不動産事業における損失や環境エネルギー事業における減損損失の影響で第2四半期時点の通期進捗率は44%付近と少し心配な水準になっています。

配当推移

銘柄名三菱HCキャピタル
2015年9.5
2016年12.3
2017年13
2018年18
2019年23.5
2020年25
2021年25.5
2022年28
2023年33
2024年(会社予想)37

2015年からの配当推移をまとめていますが順調に増配傾向が続いており、連続増配は前期までで24期連続です。

増配額もコロナショック時の2021年は0.5円とぎりぎりの増配でしたが、ここ数年の増配幅は好調な業績を背景に大きくなっています。

三菱HCキャピタルの配当方針は、株主還元は配当によって行うことを基本とし、利益成長を通じて配当総額を持続的に高めていくとしており、具体的な目安は配当性向40%以上としています。

株価推移

株価は2020年11月に437円まで下がりましたが、上下を繰り返しながら値を戻しています。

その後は停滞する時期もありましたが去年春以降は上昇ペースが加速し、直近は1000円前後とここ数年の高値圏で推移しています。

株価指標(2024年2月2日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
三菱HCキャピタル8593104512.20.88373.5444.2

最近の株価は上昇していますが、増配も継続している事で配当利回りは3%半ばとなっています。

業績も増益が続いていますがPERにそれ程割安感はなく、配当性向は44%付近と方針通りの水準です。

三菱HCキャピタルについて、今期業績は現状苦戦していますが、航空事業の純利益が下期偏重である事や期初計画比で海上コンテナリース事業が好調を継続する事に加え、アセット売却益の上振れも見込めるとしていますので、まだまだ挽回できる可能性は高そうです。

また、配当も20年以上増配が続いていますので、今後の安定した増配にも期待できそうです。そんななか、今期第2四半期までの業績は少し低調に推移していますので、もし2月9日発表予定の第3四半期決算も内容が振るわず、株価が下がる場面があれば買い増したいと考えています。

【1605】INPEX

最後の銘柄はINPEXで1月の購入候補から継続となります。

INPEXは石油や天然ガスなどの開発生産を手掛ける国内最大手の石油開発企業です。

現状は石油、天然ガスの開発生産がメイン事業ですが、脱炭素社会への流れを受け再生可能エネルギーやカーボンリサイクル事業にも注力しています。

通期最終利益(億円)

銘柄名INPEX
2019年12月期1235
2020年12月期-1116
2021年12月期2230
2022年12月期4382
2023年12月期(会社予想)3400

2019年からの通期最終利益を見ていきますが、増減が激しくなっています。

2020年はコロナショックの影響などで赤字に転落していますが、2022年は原油及び天然ガスの販売価格上昇に加え、円安の追い風もあり過去最高益の水準へV字回復しました。

前期は第1四半期で300億円、第2四半期、第3四半期で各200億円ずつ上方修正していますが、それでも現状は減益見込みとなっています。

しかし、数年前と比較すると業績は大きく伸びており、第3四半期時点の通期進捗率も82%付近で推移していますので、2月13日発表予定の本決算に期待が集まります。

配当推移

銘柄名INPEX
2015年3月18
2016年3月18
2017年3月18
2018年3月18
2019年3月24
2019年12月30
2020年12月24
2021年12月48
2022年12月62
2023年12月(会社予想)74

2015年からの配当推移について、INPEXは2019年より12月期決算へ変更していますので少し変則的ですが概ね安定して増配している印象で、特にここ最近の増配幅は業績好調を背景に大きくなっています。

INPEXの配当方針は2022年度から2024年度の中期経営計画期間中は、総還元性向 40%以上を目途とし、年間配当金の下限を30円に設定するなか、来期の配当金は今期を下回らない金額とするよう最大限努力するとしています。

株主優待

INPEXには株主優待が設定されており、保有株数や保有継続年数によってクオカードがもらえますので内容を表にまとめています。

保有株数保有継続年数金額優待品
400株以上1年以上1000円QUOカード
2年以上2000円
3年以上3000円
800株以上1年以上2000円カタログギフト
2年以上3000円
3年以上5000円

400株以上かつ1年以上継続が最低条件ですので少しきつめの条件ですが、長期保有者には有難い内容です。

株価推移

株価は2020年10月に492円まで下げた後は急速に値を戻し、2022年6月には1831円まで上昇しました。

その後再び1300円付近まで値を下げた後、去年9月には2368円まで上昇しましたが、直近は2000円前後で推移しています。

株価指標(2024年2月2日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
INPEX16052020.57.30.58743.6627.4

最近の株価は直近の高値から下落するなか、大幅増配も続いているため配当利回りは3%半ばとなっています。

前期業績は減益見込みですがPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は27%付近と余裕を感じる水準です。

INPEXについて、前期業績は減益見込みですが数年前と比較すると大きく伸びており、また最近の大幅増配を見ていると株主還元に力を入れ始めている様な印象です。

そんななか、直近の株価は原油価格の下落により日経平均が上昇するなか他の高配当株と比較すると停滞していますので、1月に引き続き購入を検討しています。

2024年2月に購入を検討している7銘柄(2024年2月2日時点)

今回検証した7銘柄の最新情報を表にまとめています。

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
エクシオグループ1951328514.21.101203.6553.5
いすゞ自動車720220219.31.08864.2639.5
日本空調サービス465890814.41.31303.3051.5
蔵王産業9986249213.11.091004.0152.4
リコーリース8566508010.80.721502.9532.1
三菱HCキャピタル8593104512.20.88373.5444.2
INPEX16052020.57.30.58743.6627.4

1月の購入候補からは既に購入したジャックス、カナディアンソーラー、宮地エンジニアリングが抜け、また株価が大きく上昇してしまったソフトバンクと積水ハウスも一旦購入候補から外したため、継続しているのはINPEXだけとなっています。

それだけ、強い動きが続いている日本株ですので今回選定した7銘柄の株価も上昇している銘柄が多いですが、他の高配当株と比較してそこまで上がっていない銘柄や今後の増配も期待して購入候補にしている銘柄が中心となっています。

まとめ

今回は2024年2月に購入を検討している7銘柄を検証しました。

ただ、購入を検討としていますが、実はこの中の1銘柄は既に一昨日2月1日(木)に購入しており、どの銘柄を購入しているかについては、今年から始めたYouTubeのメンバー限定動画で既にお知らせしています。

私は今回の様に、今後は購入した銘柄の情報をYouTubeのメンバー限定動画で購入日のうちにお知らせしていきますし、購入銘柄が無い場合でも直近の相場状況や今後の相場見通しなどを投稿していますので、目安としては週に最低1本はメンバー限定の動画を投稿していく予定です。

そして、冒頭でも触れた様に今年は夫婦2人分の成長投資枠480万円を目標に3月の権利取りまでに300万円くらいの株式を購入するつもりです。

という事で、来週以降もどんどん新規銘柄を購入していく予定で、その内容はメンバーシップ内の投稿でリアルに近いタイミングで共有していきますので、興味のある方は下記リンクからご加入ください。

\リアルに近い購入報告動画投稿中!!/

2月の購入候補銘柄についてはYouTubeで動画版も投稿していますので、あわせてご覧ください。

【厳選】2024年2月に購入を検討している高配当株7選

40代元証券マンの高配当株投資(YouTube編)

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