【前半7銘柄】2023年に購入したい高配当株15選

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購入候補銘柄

今年も残り1ヶ月を切り個人的には今年のNISA枠を使い切りましたので、今回は2023年に購入を検討している高配当株についてまとめていきます。

2023年に予定している購入金額や投資方針に加え、購入候補銘柄の現状を詳細に検証していきたいと思いますが、特に何の制限もせずに買いたいと思う銘柄を集めた結果、全部で15銘柄とそれなりの数になりました。

15銘柄を1本の記事にまとめるとかなり長くなりそうでしたので、今回は前半と後半に分け後半の記事は明日投稿予定です。

それでは以上の点を踏まえこの投稿では、2023年に購入を検討している15銘柄のうち前半の7銘柄を紹介していきます。

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投資方針

それでは本題ですが、まずは私の投資方針について簡単に触れておきます。

購入対象は日本の個別銘柄と米国ETFでトータルの配当利回り目標は5%としていますが、

現状購入している銘柄の大半は日本の個別高配当株です。米国ETFにも魅力を感じる商品はあるのですが、まだまだ日本の個別株で買いたい銘柄がある事や最近の円安も踏まえ、来年も日本の個別高配当株を中心に購入していくつもりです。

購入は全てNISA口座で現状夫婦2人分の240万円と子供のジュニアNISA80万円の年間320万円を購入上限としています。2023年も無事に320万円の購入資金を準備できましたので、来年も320万円を上限に株式を購入していこうと思っています。

そして、配当や優待が目的の中長期投資の為、売却は基本的にしない方針で、受け取った配当金については基本的に再投資に回す予定です

また、リスク分散の為、購入銘柄や業種、購入時期は分散させる方針です。

以上の投資方針のもと2023年に購入を検討している銘柄の現状をコード番号順に検証していきます。

【1928】積水ハウス

最初の銘柄は積水ハウスです。

積水ハウスは大阪が本社の大手ハウスメーカーで、今年購入候補にした事はありませんでしたが、同じ建設株の大和ハウスを今年購入しましたので、2023年は積水ハウスを購入候補にしています。

積水ハウスと大和ハウスの大きな違いは売上に占める住宅割合の差で、積水ハウスは住宅関連の売上が半数以上ありますが、大和ハウスは住宅の他に商業施設や事業施設の割合も多いです。

どちらが良いという事ではありませんが、同じ建設株でも強みの部分が違う為、リスク分散の意味でも来年は積水ハウスの購入を検討しています。

通期最終利益(億円)

銘柄名積水ハウス
2019年1月期1258
2020年1月期1412
2021年1月期1235
2022年1月期1539
2023年1月期(会社予想)1740

通期最終利益について2021年はコロナショックの影響もあり減益となっていますが、2022年以降は高付加価値住宅の提案やボリューム効果もあり順調に回復し、今期の通期最終利益は過去最高益の見込みとなっています。

しかし、住宅市場の現状について国内では新設住宅着工戸数は底堅い状況が続きましたが、行動制限の解除に伴う旅行や外食支出などの増加に加え生活必需品値上げの影響もあり、足元の受注環境は弱含みで推移しているとの事です。

また、アメリカの住宅市場も住宅価格の高止まりや住宅ローン金利の上昇などにより、住宅販売件数は減少基調が続いていますので、今後の懸念点ではあります。

配当推移

銘柄名積水ハウス
2015年50
2016年54
2017年64
2018年77
2019年79
2020年81
2021年84
2022年90
2023年(会社予想)104

2015年からの配当推移をまとめていますが順調に増配傾向です。

コロナショックの影響で減益となった2021年でも増配しており、株主還元姿勢の高さを感じます。

積水ハウスの配当方針は、株主価値の最大化を経営における重要課題の一つと認識しており、具体的な目安として中期的な平均配当性向を40%以上としています。

株主優待

積水ハウスには株主優待もあり、1000株以上の保有で魚沼産のコシヒカリが5kgもらえます。

1000株からの株主優待で今の株価だと250万円くらい必要ですので、優待目当てで買う様な内容ではないかと思います。

株価推移

株価はコロナショックで1551円まで売られた後は、上下を繰り返しながら上昇しています。

ここ1年くらいは、2100円から2500円付近での動きとなっていましたが、直近の株価は2500円を超える場面もあり、高値圏で推移しています。

株価指標(2022年12月9日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
積水ハウス192824219.20.981044.3039.6

現在の株価は高値圏ですが配当の増額もあり配当利回りは4%前後で推移しています。

業績好調を背景にPERは市場平均と比較して割安で配当性向は40%付近と方針通りの水準です。

株価は上昇が続いていますが業績や配当は順調に推移しており、配当利回りも4%付近と高水準です。

今後の住宅市場の行方に不安な部分もありますが、積水ハウスは1月決算ですので1月の権利落ち以降、株価が下がる場面があれば狙いたいと思っています。

【2730】エディオン

2つ目の銘柄は家電量販店のエディオンです。

エディオンは今年ヤマダHDと一緒に購入候補にしていましたが、株価のタイミングが合わずエディオンは購入できませんでしたので改めて購入候補にしています。

家電量販店業界は今期業績が低迷している企業が多いですが、エディオンは現状増益見込みとしており、第2四半期時点の通期進捗率も50%と好調を維持しています。

そのため最近の株価も上昇していますが、3月の権利取りまでに調整する場面があれば狙いたいです。

通期最終利益(億円)

銘柄名エディオン
2018年3月期89
2019年3月期116
2020年3月期109
2021年3月期166
2022年3月期131
2023年3月期(会社予想)140

2019年からの最終利益を見ていきますが、特別定額給付⾦⽀給やテレワーク、巣ごもり需要などにより売上が伸びた2021年に最高益を記録した後は減益傾向となっています。

前期減益の要因は、携帯電話や住宅設備、洗濯機・クリーナーなどの生活家電商品は好調に推移しましたが、前年にあった特別定額給付金などの反動減や、夏場の天候不順の影響によりエアコンなどの季節家電商品が低調に推移した為としています。

今期は第2四半期時点では前期比微減益でしたが、コロナ感染からの経済活動再開により、一部の店舗で休業や営業時間の短縮を実施した前年に比べると売上は回復しているとの事で、通期最終利益は増益見込みとしていますので今後に期待したいところです。

配当推移

銘柄名エディオン
2015年20
2016年22
2017年26
2018年28
2019年32
2020年34
2021年46
2022年44
2023年(会社予想)44

2015年からの配当推移をまとめていますがここ数年は44円付近で横ばいです。2022年の配当は金額だけ見ると2円の減配となっていますが、2021年は第20期記念配当が5円実施されていましたので、記念配当を考慮すると実質的には増配となります。

エディオンの配当方針は、株主への利益還元を経営の重要課題と認識しており配当については、業績および経営環境などを総合的に加味し配当性向30%以上の安定配当を基本⽅針としています。

株主優待

エディオンの株主優待は、エディオンなどで使用出来るギフトカードが貰える優待ですが、保有株数によってかなり細かく金額が設定されていますので内容を表にまとめています。

保有株数ギフトカード
100株~499株3,000円
500株~999株10,000円
1000株~1999株15,000円
2000株~4999株20,000円
5000株~9999株25,000円
10000株以上50,000円

また1年以上の長期保有によって下記優待額が加算されますので、中長期投資家にとっては有難い優待です。

保有株数ギフトカード
100株から999株1,000円
1000株以上2,000円

株価推移

株価はコロナショックで780円まで売られましたが、その後は2021年に1300円を超える水準まで上昇しました。

その後は再び1154円まで売られる場面もありましたが、直近の株価は決算内容を好感してか1200円台を回復しています。

株価指標(2022年12月9日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
エディオン273012699.20.63443.4731.9

直近の株価は最近のなかでは高値圏ですが、配当利回りは3%半ばで推移しています。

PER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は32%付近と方針通りの水準です。

苦戦が続く家電量販店業界ですがエディオンの業績は健闘しており、配当も安定傾向ですのでヤマダHDに続く家電量販店銘柄として購入を狙っています。

【4502】武田薬品工業

3つ目の銘柄は武田薬品工業です。

武田薬品工業は日本の医薬品企業の中で売上はトップの国内最大手医薬品メーカーで、現在約80の国と地域で医薬品を販売しており、世界中に製造拠点を有するとともに日本および米国に主要な研究拠点があります。

武田薬品工業は今まで購入候補にした事はありませんでしたが、景気の動向に業績が左右されないディフェンシブ株である事に加え、高い水準で配当が安定していますので初めて購入候補にしています。

通期最終利益(億円)

銘柄名武田薬品
2018年3月期1868
2019年3月期1351
2020年3月期442
2021年3月期3760
2022年3月期2300
2023年3月期(会社予想)3070

2018年からの通期最終利益を見ていきますが、増減の激しい展開が続いています。

前期大幅減益の要因として売上は順調に伸びていますが、営業収益の部分で前年度に計上した武田コンシューマーヘルスケアの株式や関連資産売却の反動や研究開発費増加の為としています。

そして今期は、主力製品が好調に推移している事に加え円安の効果により、第2四半期決算で通期最終利益を前期比770億円の増益見込みへ上方修正しています。

配当推移

配当金
2015年180
2016年180
2017年180
2018年180
2019年180
2020年180
2021年180
2022年180
2023年3月期(会社予想)180

2015年からの配推推移をみていきますが、年間配当は毎年180円です。

配当は遡ると2009年から10年以上180円で変わっておらず、30期以上減配はしていません。

武田薬品工業の株主還元方針は、売上と利益が中期的に伸長していくことを見込んでおり、1株当たり年間配当金180円の確立された配当方針を維持した上、自己株式の取得は適切な場合に取り組むとしています。

株価推移

株価は2018年に6693円まで上昇しましたがその後は右肩下がりで、コロナショックでは2894円まで下げました。

今年に入ってからは売上の回復などを背景にじわじわと上昇を続け、直近は4000円前後で推移しています。

株価指標(2022年12月9日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
武田薬品4502409120.70.951804.4091.1

最近の株価は今年の中では高値圏ですが配当は安定している事もあり、配当利回りは4%半ばと高水準です。

しかし、業績の上方修正はありましたがPERに割安感はなく、配当性向は91%付近とかなりの高水準です。

武田薬品工業については、今期最終利益は増益見込みですが指標面に割安感はなく、配当性向も高水準な事に加え、度重なる企業買収を繰り返してきた事で、突如買収絡みの費用が発生する事や新薬の治験中止などで業績や株価が大きく上下する懸念もあります。

しかし、その様な状況でも30年以上減配をしていない配当推移や個人的に製薬メーカーの株を保有していない事も踏まえ、来年の購入候補銘柄にしています。

【4423】アルテリア・ネットワークス

4つ目の銘柄はアルテリア・ネットワークスで、インターネット事業、ネットワーク事業などを手掛ける電気通信事業者です。

アルテリア・ネットワークスは今年何回か購入候補にしていましたが、NISA枠との絡みもあり購入できませんでした。

アルテリア・ネットワークスは、主要都市部を中心に光ファイバー網を各地に敷設しており、独自の回線を有する点は新規サービス開発やコストコントロールなどの面において大きなアドバンテージとしています。

また、今後eスポーツ大会用の配信スタジオ運営事業及びeスポーツ選手やオンラインゲーマー向けの通信サービス事業などを推進していく方針です。

通期最終利益(億円)

銘柄名アルテリア
2019年3月期46
2020年3月期52
2021年3月期55
2022年3月期60
2023年3月期(会社予想)60

2019年からの最終利益を見ていきますが、順調に増益傾向です。

前期業績好調の要因は、クラウド利⽤の拡大やテレワークの普及による新たな高速通信やセキュリティの高いネットワークサービスなどへの需要を取り込めた事や非注力事業の見直しによるデータセンター事業の⼀部譲渡において譲渡益が発生した為としています。

今期の最終利益は現状ほぼ据え置きの予測になっていますが、今期は前期にあったデータセンター譲渡益の反動がある為、本業では増収増益基調を維持としています。

配当推移

銘柄名アルテリア
2019年26.22
2020年52.97
2021年55.37
2022年60.45
2023年(会社予想)60.52

アルテリア・ネットワークスは上場が2018年の為、2019年からの配当推移を見ていきますが順調に増配傾向です。

アルテリア・ネットワークスの配当方針は、2026年3月期までの中期経営計画期間は、連結配当性向50%程度、かつ各年度の期初に公表する予想配当金を下限とすることを基本方針としています。

つまり期初に公表した金額から減額する事はなく、しかも実際の配当金は配当性向50%になる様に小数点以下も調整されています。

株価推移

株価はコロナショックで1488円まで下落した後すぐに2259円まで上昇しましたが、その後は下落が続いています。

特に2021年の7月に1946円の高値を付けた後は下落が続き、直近は1200円台で推移しています。

株価指標(2022年12月9日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
アルテリア・ネットワークス4423122010.12.2560.524.9649.9

配当は小幅ですが増配が続くなか、株価は右肩下がりの状況ですので配当利回りは4%後半まで上昇しています。

株価が下げている事もありPERは市場平均と比較して割安で、配当性向は50%付近と方針通りの水準です。

アルテリア・ネットワークスは、将来性が期待できるインターネット事業やeスポーツ事業を手掛けており、業績も本業は順調に推移しているなか配当も増配が続いています。

何故これほど株価が下がり続けているのかは分かりませんが、長い目でみると今の水準はお買い得だったと思える日がくる様な気がします。

【7267】ホンダ

5つ目の銘柄はホンダです。

ホンダは自動車の売上は世界7位ですが、オートバイの販売台数、売上高は世界首位で北米やアジアなど世界各国に販売しています。

ホンダについては今まで購入候補にした事はありませんでしたが、個人的に現在自動車株は保有していませんので、今回初めて購入候補にしています。

自動車株という事でトヨタとの比較になるかと思いますが、ホンダを選んだ理由は安定している配当推移と現状配当利回りがトヨタに比べて1%位高い事などが理由です。

通期最終利益(億円)

銘柄名ホンダ
2019年3月期6103
2020年3月期4557
2021年3月期6574
2022年3月期7070
2023年3月期(会社予想)7250

2019年からの最終利益を見ていきますが、コロナショックで大きく減益となった2020年以外は順調に推移しています。

今期の見通しについては、半導体供給不⾜による⽣産販売台数の減少や原材料価格⾼騰の影響はありますが、二輪販売台数の増加に円安の追い風が加わり増益見込みとしています。

配当推移

銘柄名ホンダ
2015年88
2016年88
2017年92
2018年100
2019年111
2020年112
2021年110
2022年120
2023年(会社予想)120

配当についてもコロナショックの影響を受けた2021年は減配になっていますが、概ね順調に増配傾向です。

増配幅は年によって差がありますが前期は10円と大きくなっており、今期は現状据え置きの見込みとしています。

ホンダの配当方針は、連結配当性向30%を目安に安定的・継続的に行うよう努めるとしています。

株主優待

ホンダには株主優待があり、100株以上の保有で鈴鹿サーキットとモビリティリゾートもてぎの優待券がもらえます。

また、応募制にはなる様ですがホンダのカレンダーも1部もらえますので、ホンダファンの人にとってはおすすめの株主優待です。

株価推移

株価はコロナショック時に2120円まで売られましたが、その後は上下を繰り返しながら3000円を超える水準まで上昇しています。しかし、そこからは3000円台での動きが続き直近は3300円前後で推移しています。

株価指標(2022年12月9日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
ホンダ726732577.60.471203.6828.0

直近の株価は3000円台で停滞しており配当は現状据え置き見込みですが、配当利回りは3%半ばで推移しています。

業績好調を背景にPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は28%付近と方針通りの水準です。

今期は円安の追い風もありますが業績、配当は順調に推移しており、個人的には自動車株を保有していない事も含めポートフォリオに加えたい銘柄です。

今後円高に振れたタイミングで業績や株価が落ち込む可能性はありますが、ホンダの株価はそこまで大きく上下する銘柄ではありませんので、押し目があれば狙いたいと考えています。

【7466】SPK

6つ目の銘柄はSPKです。

SPKは自動車や産業、建設機械の部品を中心に取り扱っており、メーカー、モデルを問わず、あらゆる国産車、輸入車を対象に補修部品などを供給しています。

販路は国内のみに限らず、80か国、350社以上の顧客に高品質な自動車用補修部品の提供をしています。

SPKは現在24期連続増配を継続中と株主還元力も高いので今年購入候補にしていた事もありましたが、他の銘柄との兼ね合いもあり買えませんでしたので、来年は購入したいと思っています。

通期最終利益(億円)

銘柄名SPK
2019年3月期14
2020年3月期15
2021年3月期13
2022年3月期16
2023年3月期(会社予想)17

2019年からの通期最終利益を見ていきますが、コロナショックの影響で大きく減益となった2021年以外は順調に増益傾向です。

そして前期はコロナからの経済回復を背景にコロナ前を上回る過去最高益へ業績は急回復しています。

今期は急激な円安及び原材料の高騰による仕入価格の上昇や物流費などの高騰を要因に第1四半期時点では前期比減益と苦戦していましたが、販売価格見直しの効果が徐々に表れ始め着実に持ち直してきているとしており、実際第2四半期時点では前期比増益に転じています。

配当推移

銘柄名SPK
2015年29.5
2016年30.5
2017年31.5
2018年32.5
2019年33.5
2020年36
2021年37
2022年40
2023年(会社予想)44

2015年からの配当推移を見ていきますが、SPKは2020年に株式を2分割していますので2020年より前の配当は分割調整した数字です。

数年前までは年間1円ずつの増配でしたが、前期は3円、今期は4円増配見込みと以前と比較して増配ペースに勢いが付いています。

そして増配は2022年までで24年連続増配を継続中で、連続増配記録では国内でトップ5に入る水準です。

SPKの配当方針は中長期的な視野で財務体質の強化と業績との連動を考え、積極的に実施していく方針としています。

株価推移

株価はコロナショックで1112円まで売られた後は1500円を超える水準まで急速に戻しました。

しかし2021年夏以降は1250円付近から1400円付近での動きとなっており、ここ最近の株価は1400円前後で推移しています。

株価指標(2022年12月9日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
SPK746613898.20.66443.1726.0

株価が安定しているなか連続増配を継続中ですので、配当利回りは3%を超えています。

業績も安定していますのでPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は約26%とまだまだ余裕を感じる水準です。

原材料費高騰などの影響は出ていますがすぐに業績は持ち直しており、何より20年以上連続増配を続ける株主還元力に魅力を感じます。

株価も安定しており10万円台で購入可能ですので、来年は早いタイミングでの購入を検討しています。

【7974】任天堂

前半最後の銘柄は任天堂です。

任天堂は世界を代表するゲームメーカーで、私の世代では「スーパーファミコン」、現代ですと「スイッチ」を中心としたハード機の販売から様々なゲームソフトを世界中で販売しています。

任天堂は今年10月に株式を10分割しており、分割前は最低購入金額が500万円台と、とても購入できる銘柄ではありませんでしたが、株式分割により購入金額が下がりましたので今回初めて購入候補にしています。

通期最終利益(億円)

銘柄名任天堂
2019年3月期1940
2020年3月期2586
2021年3月期4803
2022年3月期4776
2023年3月期(会社予想)4000

2019年からの通期最終利益を見ていきますが、最近は数年前と比較して業績が大きく伸びています。

2021年に業績が大きく伸びている要因は、コロナ感染拡大を受けた自粛要請により「あつまれどうぶつの森」などのゲームソフト販売が好調だった為で、過去最高益を記録しています。

今期は、半導体不足などの影響でハードウェアの販売台数減少が見込まれるとして減益見込みとしていますが、円安が大幅に進んだ事などにより第2四半期決算で通期見込みを上方修正しています。

配当推移

銘柄名任天堂
2015年18
2016年15
2017年43
2018年59
2019年81
2020年109
2021年222
2022年203
2023年(会社予想)172

2015年からの配推推移をみていきますが、任天堂は今年10月に株式を10分割していますので、金額は分割調整した額になっています。

最近の業績好調を受けてここ数年の配当額は大きく増えていますが、今期は減益見込みの業績と連動して減配見込みとしています。

任天堂の配当方針は、連結営業利益の33%を配当金総額の基準とし、期末時点で保有する自己株式数を差し引いた発行済株式数で除した金額の1円未満を切り上げた金額か、もしくは連結配当性向50%を基準として1円未満を切り上げた金額の、いずれか高い方を1株当たりの年間配当金として決定するとしています。

少しややこしい配当方針ですが、最低でも配当性向50%は約束されている様です。

株価推移

株価は2018年12月の2705円を底に上昇傾向です。2021年2月には業績好調を受けて6983円まで上昇しましたが、その後は少し下げて直近は6000円前後で推移しています。

株価指標(2022年12月9日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
任天堂7974571616.66.061723.0150.0

最近の株価はここ数年の中では高値圏ですが、配当も増配傾向ですので配当利回りは3%前後で推移しています。

業績の上方修正はありましたがPERに割安感はなく、配当性向は50%付近と方針通りの水準です。

任天堂は株式分割により最低購入金額が下がったとはいえ現状60万円付近と1銘柄でNISA枠の半分程度を使用してしまいます。

という事で世界を代表するゲームメーカーで将来性も期待できるかと思いますが、任天堂については来年大きく株価を下げる場面があれば狙いたいかなというところです。

【前半7銘柄】2023年に購入したい高配当株15選(2022年12月9日時点)

今回検証した7銘柄を表にまとめています。

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
積水ハウス192824219.20.981044.3039.6
エディオン273012699.20.63443.4731.9
武田薬品4502409120.70.951804.4091.1
アルテリア・ネットワークス4423122010.12.2560.524.9649.9
ホンダ726732577.60.471203.6828.0
SPK746613898.20.66443.1726.0
任天堂7974571616.66.061723.0150.0

配当利回りは1番低い任天堂でも3%前後、1番高いアルテリア・ネットワークスは4%後半と高水準になっています。

高配当株投資は5年、10年単位の長期保有になりますので、配当利回りももちろん大切ですが、業績や配当が安定している銘柄を優先しており、また投資方針にもあった様にリスク分散の為、今回の7銘柄は全て異なる業種から選んでいます。

また、この中では武田薬品工業の配当性向が郡を抜いて高くなっていますが、途中でも触れた様に武田薬品工業は30年以上減配していない実績を信じて購入候補銘柄にしています。

まとめ

今回は2023年に購入を検討している15銘柄のうち前半7銘柄の検証を行いました。

紹介した順番については冒頭でも触れた様にコード番号順ですので、後半の8銘柄にも有望な銘柄がたくさんあります。

そして後半の記事では残りの8銘柄に加え、購入時期についても少し触れています。

そんな後半8銘柄の記事は明日12月11日(日曜日)の夜19時に投稿しますので、こちらも是非ご覧下さい。

2023年に購入を検討している高配当株の前半7銘柄については、YouTubeで動画版も投稿していますのであわせてご覧ください。

【前半7銘柄】2023年に購入したい高配当株15選

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