私が高配当株投資を始めて4年が経過しましたが、この間の株式市場が堅調だった事や株主還元強化の方針から増配を繰り返してくれる銘柄が多かった事もあり、先月末時点の含み益は700万円以上、権利が確定した累計の配当金は約200万円、年間の配当金も約91万円まで成長してくれました。
特に配当については、個人的なゴールとしている年間180万円の半分となる水準まで積み上げる事ができましたので、今回は私がこの4年間行ってきた投資の過程を振り返りつつ、来年以降の展望についてもまとめていきます。
高配当株投資を始めたきっかけ
まずは高配当株投資を始めたきっかけについてまとめていきますが、私は2010年頃に結婚、出産、マイホーム購入と人生の3大出費が重なった事で余裕資金がなくなり、株式市場から完全に撤退しました。
しかし、約10年が経過した2019年に住宅ローンが終了した事で資金に余裕が出始め、また、その後に起こったコロナショックにより日経平均が大きく下落しているのを見た事で、久しぶりに株式投資への興味が沸いてきました。
ただ、約10年間に渡り株式市場を全く見ていなかったため、久しぶりに個別銘柄のデータを見た時は衝撃的でした。何故なら、当時はコロナショックでほとんどの銘柄が大きく株価を下げているタイミングではありましたが、配当利回り5%や6%の銘柄がたくさんあったからです。
しかも、あまり聞いた事がない様な銘柄ではなく、メガバンクや総合商社など誰でも知っている大企業も複数ありました。そして、優良企業の配当利回りがこれほど高水準で推移している状況はチャンスだと思い、真剣に高配当株投資の勉強を始め、2020年10月に高配当株投資を始めました。
2020年の購入銘柄
銘柄 | コード | 平均購入単価 | 株数 | 購入金額 | 購入時期 |
オリックス | 8591 | 1331.4 | 100 | 133140 | 10月 |
いちごグリーンインフラ | 9282 | 59800 | 2 | 119600 | 10月 |
ソフトバンク | 9434 | 121.3 | 1000 | 121300 | 10月 |
三井住友FG | 8316 | 997.3 | 300 | 299190 | 10月 |
KDDI | 9433 | 2797.5 | 100 | 279750 | 10月 |
ソフトバンク | 9434 | 125.3 | 1000 | 125300 | 11月 |
三菱UFJ | 8306 | 451.7 | 200 | 90340 | 11月 |
三井住友FG | 8316 | 1036 | 300 | 310680 | 11月 |
オリックス | 8591 | 1525.7 | 100 | 152570 | 11月 |
ENEOS | 5020 | 361.2 | 200 | 72240 | 11月 |
いちごオフィスリート | 8975 | 69765 | 2 | 139530 | 11月 |
VYM | 83.42 | 15 | 131630 | 11月 | |
合計 | 1975270 |
そんな2020年の購入銘柄ですが、こちらの合計9銘柄、購入金額は約197万円となっています。
投資を始めたのが10月と遅かった事もあり、2020年の合計購入金額は当時の夫婦2人分NISA枠240万円を40万円程度残してしまっているのですが、オリックスやソフトバンク、三井住友FGなどの配当利回りが当時は6%を超えていましたので、優先して購入していた記憶があります。
また、当時は今年と同じアメリカ大統領選の時期で、選挙後は異常に強い相場が続き、購入を躊躇していたタイミングもあったのですが、今思うと上昇したと言っても可愛いレベルでした。
2021年の購入銘柄
銘柄 | コード | 平均購入単価 | 株数 | 購入金額 | 購入時期 |
トーセイリート | 3451 | 112380 | 1 | 112380 | 1月 |
JT | 2914 | 2039 | 100 | 203900 | 1月 |
三菱UFJ | 8306 | 481.9 | 200 | 96380 | 1月 |
ソフトバンク | 9434 | 133.7 | 1000 | 133700 | 1月 |
ソフトバンク | 9434 | 134.9 | 1000 | 134900 | 1月 |
三菱UFJ | 8306 | 488.1 | 200 | 97620 | 1月 |
ENEOS | 5020 | 425.5 | 200 | 85100 | 1月 |
三井住友FG | 8316 | 1082 | 300 | 324690 | 2月 |
ジャパンインフラ | 9287 | 95500 | 1 | 95500 | 3月 |
ソフトバンク | 9434 | 148.3 | 1000 | 148300 | 3月 |
いちごインフラ | 9282 | 68500 | 1 | 68500 | 3月 |
ソフトバンク | 9434 | 144.1 | 1000 | 144100 | 3月 |
東京インフラ | 9285 | 96800 | 1 | 96800 | 3月 |
エネクスインフラ | 9286 | 89400 | 1 | 89400 | 3月 |
エネクスインフラ | 9286 | 90300 | 1 | 90300 | 3月 |
カナディアン | 9284 | 126300 | 1 | 126300 | 3月 |
エネクスインフラ | 9286 | 95000 | 1 | 95000 | 5月 |
三井物産 | 8031 | 1193.7 | 200 | 238740 | 8月 |
KDDI | 9433 | 3364 | 100 | 336400 | 8月 |
三菱UFJ | 8306 | 627.7 | 100 | 62770 | 10月 |
ソフトバンク | 9434 | 148.4 | 1000 | 148400 | 10月 |
合計 | 2929180 |
続いて2021年の購入銘柄ですが、この年から本格的に投資をスタートさせ、またジュニアNISAでの取引も開始した事で購入した銘柄数は合計13、購入金額は約293万円となっています。引き続き2021年も三菱UFJやENEOSなどの優良高配当株を中心に購入していましたが、REITやインフラファンドなどの利回りが高い銘柄も本格的に購入を開始しています。REITやインフラファンドについては当時と比較して現在の基準価格が下がっている銘柄も多いですが、高水準の配当を安定して受け取れていますので、高配当株として購入した事に後悔はありません。
また、この年の2月にブログを9月にYouTubeで投資状況の報告も始めましたので、私にとっては忘れられない年となっています。
2022年の購入銘柄
銘柄 | コード | 購入単価 | 株数 | 購入金額 | 購入時期 |
JT | 2914 | 2345.3 | 100 | 234530 | 1月 |
マリモ地方創成リート | 3470 | 131100 | 1 | 131100 | 1月 |
ソフトバンク | 9434 | 145.1 | 1000 | 145100 | 1月 |
リコーリース | 8566 | 3840 | 100 | 384000 | 2月 |
ヤマダHD | 9831 | 391.5 | 200 | 78300 | 2月 |
キリンHD | 2503 | 1894.6 | 100 | 189460 | 3月 |
ケネディクス商業リート | 3453 | 159345 | 1 | 159345 | 3月 |
ENEOS | 5020 | 457.6 | 200 | 91520 | 3月 |
三菱HCキャピタル | 8593 | 527.7 | 200 | 105540 | 3月 |
ヤマダHD | 9831 | 401.5 | 300 | 120450 | 3月 |
スカパーJSAT | 9412 | 410.6 | 200 | 82120 | 4月 |
ザイマックスリート | 3488 | 122720 | 1 | 122720 | 5月 |
伊藤忠エネクス | 8133 | 1033.8 | 100 | 103380 | 6月 |
センコーグループHD | 9069 | 899 | 100 | 89900 | 7月 |
稲畑産業 | 8098 | 2263.0 | 100 | 226300 | 7月 |
アルヒ | 7198 | 1034.7 | 100 | 103470 | 9月 |
伊藤忠 | 8001 | 3698 | 100 | 369800 | 9月 |
大和ハウス | 1925 | 2937.5 | 100 | 293750 | 10月 |
ENEOS | 5020 | 474 | 100 | 47400 | 11月 |
合計 | 3078185 |
続いて2022年の購入銘柄ですが、こちらの合計17銘柄、金額は約308万円となっています。2022年は、この4年間の中で株式市場が1番低調だった年になっていますが、今振り返ると信じられないくらい株価が低い銘柄が多いです。この年は年明けに当時株価が上がり始めていたJTを購入し、その後はリコーリースやヤマダ、キリンなど株主優待も少し意識した購入を行っています。
そして、後半にかけてもポートフォリオの幅を増やすために新規銘柄の購入を多く行っており、特に伊藤忠や大和ハウスは当時でも既に株価がかなり上がっていましたので、購入の決断にも勇気が入りましたが、今振り返ればもっと購入しておけば良かったと思える銘柄ばかりです。
2023年の購入銘柄
銘柄 | コード | 購入単価 | 株数 | 購入金額 | 購入時期 | 現配当 |
センコーグループHD | 9069 | 980.8 | 100 | 98080 | 1月 | 4600 |
三菱HCキャピタル | 8593 | 659.8 | 200 | 131960 | 2月 | 8000 |
ホンダ | 7267 | 1065.8 | 300 | 319740 | 2月 | 20400 |
伊藤忠エネクス | 8133 | 1093 | 100 | 109300 | 2月 | 5600 |
SPK | 7466 | 1524.9 | 100 | 152490 | 2月 | 6000 |
ニッスイ | 1332 | 545.7 | 500 | 272850 | 3月 | 12000 |
東京海上HD | 8766 | 2604.9 | 100 | 260490 | 3月 | 16200 |
みずほリース | 8425 | 693 | 500 | 346500 | 3月 | 20000 |
丸紅 | 8002 | 1937.9 | 100 | 193790 | 4月 | 9000 |
NTT | 9432 | 166.5 | 800 | 133200 | 7月 | 4160 |
いすゞ自動車 | 7202 | 1739.5 | 100 | 173950 | 7月 | 9200 |
ヘルスケア&メディカル | 3455 | 152900 | 1 | 152900 | 8月 | 6315 |
イオンFS | 8570 | 1254.3 | 100 | 125430 | 8月 | 5300 |
イエローハット | 9882 | 1953.8 | 100 | 195380 | 9月 | 7000 |
AREHD | 5857 | 1920 | 100 | 192000 | 10月 | 8000 |
あさひ | 3333 | 1252 | 100 | 125200 | 10月 | 5000 |
ENEOS | 5020 | 538 | 100 | 53800 | 11月 | 2600 |
合計 | 3037060 | 149375 |
続いては、記憶にも新しい去年の購入銘柄ですが、去年は2022年の弱い相場から一転し、年明けから強い展開が続きましたので、購入のタイミングも難しい時期が続きましたが、こちらの合計17銘柄、金額は約304万円の購入となっています。去年も保有銘柄数を増やすため、新規銘柄の購入を優先しましたので、年明けに買い増したセンコーグループや三菱HCキャピタルなど以外は新しい銘柄が多くなっていますが、強い相場が続いていた事もあり、特に前半に購入した銘柄の含み益は大きくなっています。
また、今年から始まった新NISAにより、去年でジュニアNISAが終了しましたので、ジュニアNISAで購入した最後の年となっています。
2024年の購入銘柄
銘柄 | コード | 購入単価 | 株数 | 購入金額 | 購入時期 |
ジャックス | 8584 | 5115 | 100 | 511500 | 1月4日 |
カナディアンソーラ | 9284 | 114700 | 2 | 229400 | 1月10日 |
宮地エンジニア | 3431 | 1734.2 | 200 | 346840 | 1月26日 |
INPEX | 1605 | 2025 | 100 | 202500 | 2月1日 |
リコーリース | 8566 | 5080 | 100 | 508000 | 2月14日 |
イエローハット | 9882 | 1947 | 100 | 194700 | 2月28日 |
住友倉庫 | 9303 | 2535 | 100 | 253500 | 3月6日 |
ジャパンインフラ | 9287 | 83990 | 2 | 167980 | 3月12日 |
エクシオグループ | 1951 | 1614.5 | 100 | 161450 | 3月28日 |
キリンHD | 2503 | 2080 | 100 | 208000 | 4月3日 |
いすゞ自動車 | 7202 | 2025 | 100 | 202500 | 4月10日 |
武田薬品 | 4502 | 4065 | 100 | 406500 | 4月19日 |
トーセイリート | 3451 | 141360 | 1 | 141360 | 5月9日 |
いちごリート | 8975 | 81060 | 2 | 162120 | 6月6日 |
日本空調サービス | 4658 | 1097 | 200 | 219400 | 6月19日 |
東京インフラ | 9285 | 78790 | 2 | 157580 | 7月2日 |
東京センチュリー | 8439 | 1520 | 100 | 152000 | 7月19日 |
ヘルスケア | 3455 | 120100 | 1 | 120100 | 8月2日 |
ミラースHD | 8897 | 503 | 200 | 100540 | 9月5日 |
三菱HCキャピタル | 8593 | 1031.5 | 100 | 103150 | 9月11日 |
産業ファンド | 3249 | 120000 | 1 | 120000 | 10月4日 |
エネクスインフラ | 9284 | 65400 | 1 | 65400 | 10月16日 |
NTT | 9432 | 155.4 | 300 | 46620 | 11月19日 |
合計 | 4781140 |
そして、こちらが最新の今年購入した銘柄になりますが、現時点で合計23銘柄、金額は約478万円となっています。今年は新しく始まった新NISAの影響で投資金額も今までの約1.5倍程度まで大きくなっていますが、相場自体は春先までが異常に強く、その後は停滞しつつも、夏以降は乱高下を繰り返す展開となっていますので、現状買い値からそこまで大きく上昇している銘柄はありませんが、新NISAは永久に非課税で保有できますので、気長に保有を続けていくつもりです。
【PR】今年から新たに運用を開始した『トラリピ』について
また、私は今年から新たにFXの自動発注ツール『トラリピ』の運用を開始していますが、トラリピとはマネースクエア社が特許を取得しているFXの注文システムのことで、自動的に売買を繰り返してくれるツールです。
FXというとリスクが大きく、難しそうに感じる人も多いかと思いますが、トラリピは小さな利益をコツコツ積み上げて利益を増やす事を目的にした運用方法になり、高配当株投資と重なる部分もありますので、ここからはトラリピの仕組みや今年の運用結果についてもまとめていきます。
トラリピの仕組み
まずはトラリピの具体的な仕組みについてまとめていきますが、そもそもトラリピとは「トラップリピートイフダン」という注文方法の略称です。イフダンとは、新規注文とその注文が成立した場合の決済注文の2つを一度に発注できる注文方法の事です。
そして、新規と決済の注文を一度に発注できるイフダンにリピート(繰り返し)機能をつけた設定が「リピートイフダン」で、更にその「リピートイフダン」をトラップを張るように何本も設定する注文方法が「トラップリピートイフダン」です。
「トラップリピートイフダン」がトラリピの肝の部分ですので、具体的な例を挙げてもう少し説明していきますが、まずイフダンとは左の画像の様に「もしレートが100円になったら買っておいて」という新規注文と「100円の買い注文が成立したら、その後レートが101円になったところで売っておいて」という決済注文を1度に発注できる方法です。そして、右の画像の様にそのイフダン注文にリピート機能をつけ、レートが指定のレンジを通過する度に注文と決裁を繰り返します。
更にその「リピートイフダン」を1本だけでなく指定のレンジに価格を変えて何本も罠(トラップ)のように設定する事で新規注文や決済が行われる回数を増やす事ができます。この様にトラリピでは小さな利益をコツコツ積み上げて利益を増やす事を目的にした運用方法になります。
トラリピの運用状況
ここからは、そんなトラリピの運用状況をまとめていきますが、私は今年の2月からトラリピの運用を開始しており、通貨ペアはオージーを指すオーストラリアドルとキウイを指すニュージーランドドルの組み合わせ通称「オージーキウイ」を選択しています。オージーキウイを選択した理由について、トラリピで運用する通貨ペアは狭いレンジで上下を繰り返す事やトレンドが発生しづらい事が新規注文や決算回数を増やせる点で重要となります。
オージーキウイチャート(2014年~2024年)
そんなオージーキウイの2014年からの為替レートは、こちらのチャートの様にここ10年近く1.00付近から1.14付近という狭いレンジでの値動きが中心になっています。
実際、専門のストラテジストが公開している「トラリピ戦略リスト」の中でもオージーキウイ は、特に初心者におすすめとされており、2020年11月の設定来のパフォーマンスも160%を超えていますので、私も運用する通貨ペアに選択しました。
トラリピの運用結果
という事で、実際のトラリピ運用結果をこちらの表にまとめていますが、運用を開始した2月から6月中旬までは証拠金30万円、運用に少し慣れてきた6月中旬以降は証拠金を50万円まで上げて注文量も少し増やしています。
月 | 新規注文 | 決済回数 | 確定利益(円) |
2月 | 12 | 10 | 2610 |
3月 | 11 | 2 | 370 |
4月 | 7 | 3 | 853 |
5月 | 3 | 11 | 3460 |
6月 | 16 | 6 | 2205 |
7月 | 4 | 2 | 769 |
8月 | 30 | 39 | 15116 |
9月 | 19 | 16 | 5780 |
10月 | 8 | 1 | 391 |
11月 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 110 | 90 | 31554 |
結果として、新規注文の回数が合計110回、決済回数が合計90回で確定した利益の合計は3万1554円となります。金額だけを見ると少なく感じてしまうかもしれませんが、証拠金50万円に対して年率で計算しても利回りは6%を超えますので、高配当株投資と比較しても遜色の無いレベルだと感じています。
ただ、運用結果を見ても分かる様に月ごとの利益額には違いがあり、特に直近は為替レートが注文設定のレンジを外れている事で新規注文も決済回数も減っている状況ですので、この辺りはトラリピを運用するうえでの注意点となります。
ただ、私も今回初めてFXの自動発注ツールで運用を行いましたが、中長期の資産運用として有効な方法だという考えに変わりはなく、今後も同様の設定で運用を続けていくつもりです。
そんな私の詳細な注文設定やトラリピのより詳細な仕組みは別記事でも紹介しており、また、自分でもトラリピの運用を行ってみたいと思われた方は、是非下記リンクから公式サイトや別記事をご覧ください。
投資金額推移
ここまでは私が高配当株投資を始めて4年間の購入銘柄や今年から始めたトラリピの運用状況を振り返ってきましたが、続いては項目ごとに4年間の投資実績をまとめていきます。まずは投資金額からで、こちらに4年間の推移をグラフでまとめていますが、順調に右肩上がりになっていたなか、やはり今年は新NISAで投資枠が拡大した事もあり、グラフにも勢いが付いています。
また、私は年明けから3月の権利取りまでに多くの銘柄を購入する様にしていますので、その年の前半の方が投資金額は増えやすくなっています。
配当金推移
続いては、配当金の推移を振り返っていきますが、こちらも順調に右肩上がりです。私は上場廃止などのやむを得ない場合を除いて今まで保有銘柄の売却は行っておらず、また、最近は増配を発表してくれる銘柄も多いですので、綺麗に右肩上がりの状況が続いています。
そんななか、今年は投資金額が増えた事と増配の影響で、去年と比較して1年間で30万円以上配当金が増えていますので、投資金額が増える威力を実感しています。
評価損益推移
最後に評価損益の推移を振り返っていきますが、こちらは権利が確定した配当の分まで含めており、当然投資金額や配当推移と比較して綺麗に右肩上がりとはいきませんが、概ね順調に増加傾向です。
特に投資金額が増え、また相場全体が強かった2023年以降の増え方には勢いがあり、今年も前半は順調に増え続けた事で6月には含み益が999万円と1000万円目前まで行ったのですが、最近は含み益が減少しているところです。
評価損益については、投資額が増えた事で下がる時のペースも早くなるかとは思いますが、なるべく早く1000万円の大台を超えたいところです。
来年の投資目標
最後に来年の投資目標をまとめていきますが、まずは年間配当を100万円の大台に乗せる事が最大の目標です。現在の年間配当は約91万円ですので、例年通りのペースで購入していければ春頃には達成できると思うのですが、来年は旧NISAの期限が切れる銘柄の一部売却を予定しており、また期限切れ後に特定口座で保有を続ける銘柄には約20%の税金が発生する様になりますので、この辺りのマイナス影響も考慮しないといけません。
ただ、なるべく早く年間配当を120万円、10万円/月の水準まで持っていきたいと思っており、普通に考えると来年達成するのは厳しい状況なのですが、今年と同じくらいのペースで増配が行われれば、可能性としてはゼロではないと考えています。
また、投資金額についても来年は2000万円の大台を突破する事を目標にしており、現在の投資金額は約1580万円ですので、こちらも保有銘柄の売却との兼ね合いにはなるのですが、ぎりぎり達成できるかなというところです。
そして、トラリピについても現在の注文設定で来年以降も運用を続けていく予定で、評価損益については1000万円の大台へ乗せる事ができればと考えています。
まとめ
今回は私が4年間行ってきた高配当投資の振り返りや今年から始めたトラリピの運用状況に加え、今までの投資金額、配当、評価損益の推移を確認しました。私のブログを見て頂いている方達は同じように高配当株投資をされている方が多いかと思いますが、私が4年間、高配当株投資を行ってきた感想はやはり「高配当株投資は最高」だという事です。
現状は順調に配当金や評価益も増えているので、その様に考えて当然と思われるかもしれませんし、もちろんここ数年間の株式市場が堅調過ぎた事は否定できませんが、仮に現在保有銘柄の評価損が膨らんでいた状態だったとしても同じ感想になっていたかと思います。
その理由は、高配当株投資では保有銘柄が含み損の状況でも安定した配当を受け取る事ができる可能性が高いからです。実際、私はこの4年間で200万円以上の配当金を受け取っており、来年以降も相場に関係なく毎年100万円近い配当金が受け取れる予定で、今後の買い増しや増配で配当額は更に増える事も期待でき、またトラリピでも小さな利益をコツコツ積み上げて利益を増やす事ができると感じています。
という事で、高配当株投資こそ「継続は力」を体現できる投資法だと思っており、今後も高配当株投資とトラリピの運用を続けていきたいと考えています。
4年間の投資結果についてはYouTubeで動画版も投稿していますので、あわせてご覧ください。
※Xでも投資に役立つ情報を連日投稿中!!
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