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普段私のブログでは中長期運用を目的に高配当株へ投資する様子を投稿していますが、以前投稿した記事でお伝えしていた様に、今年の2月からは同じく中長期運用に適していると感じた「トラリピ」の運用を開始しています。
という事で、トラリピの運用を始めて早いもので約半年が経過しましたので、今回はトラリピを半年間運用した結果や率直な感想に加え、現在私が行っている具体的な注文設定なども紹介しています。
ちなみに以前投稿した記事ではトラリピの基本的な内容や仕組みなどをまとめており、下記にリンクを貼っていますので、まだの方はそちらもご覧ください。
トラリピとは
私が今年の2月から運用を開始したトラリピは、マネースクエア社が特許を取得しているFXの注文システムのことで、自動的に売買を繰り返してくれるものです。FXというとリスクが大きく、難しそうに感じる人も多いかと思いますが、トラリピは小さな利益をコツコツ積み上げて利益を増やす事を目的にした運用方法になりますので、初心者でもFX運用のハードルが低い仕組みになっています。
トラリピの運用状況
それでは、早速トラリピの運用状況を紹介していきたいと思いますが、私はトラリピの運用が約4か月を経過した6月中旬に注文設定を変更していますので、運用を開始した2月上旬から6月中旬までの4ヵ月間と6月中旬から8月中旬までの2ヵ月間に分けて報告していきます
2月上旬から6月中旬までの注文設定
私がトラリピの運用を開始して約4か月間運用した注文設定はこちらの画像の様になっており、オージーキウイを証拠金30万円で運用していました。
レンジは1.01~1.07の下半分は買い、1.07~1.13の上半分は売りのハーフ&ハーフを取り入れており、トラップ本数は30本で注文金額は最小の0.1万通貨、利益幅は0.003で設定しています。
詳細な注文方法なども以前の動画でお伝えしていますが、私の注文内容は専門のストラテジストが公開している「トラリピ戦略リスト」の「オージーキウイ ダイヤモンド戦略」をベースにしています。
「オージーキウイ ダイヤモンド戦略」
という事で、まずは「オージーキウイ ダイヤモンド戦略」について内容を紹介しますが、通貨ペアはオージーを指すオーストラリアドルとキウイを指すニュージーランドドルの組み合わせになっており、現在公開されている戦略リストの中でも特に初心者におすすめとされている様に、2020年11月の設定来のパフォーマンスが160%を超えている状況です。
オージーキウイの通貨ペアがおすすめされている1番の理由は、2014年から為替レートが一定の水準で推移している点で、こちらのチャートの様にここ10年近く1.00付近から1.14付近という狭いレンジでの値動きが中心になっています。
トラリピで運用する通貨ペアは狭いレンジで上下を繰り返す事やトレンドが発生しづらい事が重要ですので、確かにオージーキウイは現状トラリピに最も適している通貨ペアと言えそうですし、私もこの組み合わせで運用を開始しました。
そして、オージーキウイでの注文方法がダイヤモンド戦略となっていますが、ダイヤモンド戦略の説明をする前にトラリピの代表的なトラップ設定である「ハーフ&ハーフ」を紹介します。
ハーフ&ハーフとは、設定したレンジを上下半分に分け、上半分には売り注文、下半分には買い注文を出すトラップの設定方法です。
ハーフ&ハーフを設定する1番のメリットは、トラリピの設定上「売り」と「買い」両方のポジションを持つ事がないため、必要な証拠金が約半分で済む点です。
そして、ダイヤモンド戦略は「ハーフ&ハーフ」をベースに中央付近ほど注文金額を増やす事で合計金額が大きくなるように複数のトラップを仕掛ける戦略です。具体的にはこちらの画像の様に「買い」の1.04~1.07と「売り」の1.07~1.10は注文数量が0.4万と他のレンジ注文の0.3万よりも注文数量が大きくなっています。
ダイヤモンド戦略はレンジ内に価格が留まる期間の想定が長く、また主に戦略レンジの中央付近での値動きを期待する設定ですので、狭いレンジでの値動きが続くオージーキウイには最適の方法にも思えます。
ただ、ダイヤモンド戦略で推奨されている注文金額やトラップ本数は運用資金が100万円を想定して設定されており、また設定時と比較してニュージーランドドルも円安が進んでおり、私が予定していた証拠金30万円で運用の場合はリスクが高めに感じましたので、注文金額やトラップ本数は私なりにアレンジを加え、先ほどお伝えした注文設定で2月にトラリピの運用を開始しました。
2月上旬から6月中旬までの運用結果
という事で、私が運用を開始して6月中旬までの約4か月間の運用結果を表にまとめていますが、新規注文の回数が合計34回、決済回数が合計30回で確定した利益は8707円となります。金額だけを見ると少なく感じてしまうかもしれませんが、証拠金30万円に対して年率で計算すると利回りは9%近くとなりますので、個人的には十分な結果だと感じています。
ただ、同時にトラリピの運用にも大分慣れた事もあり、もう少し新規注文や決済注文を増やしたい気持ちもありましたので、6月中旬に注文設定を一部変更しました。
6月中旬以降の新たな注文設定について
ここからは、私の新たな注文設定を紹介していきますが、通過ペアは今まで通りオージーキウイで運用し、証拠金を20万円追加して50万円まで増やす事でレンジや注文金額も増やす事にしましたので、実際の注文画面を見ながら内容を説明していきます。
まず、レンジはダイヤモンド戦略の中央部分とされている1.04~1.10に限定し、中央部分の1.07を境にハーフ&ハーフを取り入れ、また注文金額は0.2万に増やしたうえでトラップ本数は20本で設定しています。この注文設定だと今までの注文設定よりもレンジアウトしてしまう可能性は高くなるのですが、仮にレンジアウトしてもロスカットにならない限りは損失が確定するわけではありません。
また、オージーキウイのレートはオーストラリアドルが強い時は上に動き、ニュージーランドドルが強い時は下に動く様になっており、2国間の経済状況や規模感から、特に1.00付近までカバーする必要性は低いのでは無いかとの思いもあり、今回のレンジへ注文設定を変更しています。
しかし、最近はオーストラリアの強い経済指標などを要因にレートが上へ動き傾向が多くなっており、実際直近のレートもレンジ上限の1.10を超えている状況です。ただ、レンジアウトすると新規注文も決済注文も発生しなくなりますが、ロスカットにならない限りは損失が確定するわけではなく、また、現在オージーキウイの「売り」ポジションではスワップポイントが貰えますので、その部分でも安心して保有できている状況です。
スワップポイントとは
それではここからは、先ほど触れたスワップポイントについて解説します。スワップポイントとは「金利差調整分」とも呼ばれ、2国間の金利差によって発生する利益(損失)の事です。
オーストラリアとニュージーランドの場合、現在はニュージーランドの政策金利が約1%程度高いですので、オージーキウイの売りポジションの場合にスワップポイントがもらえ、買いポジションの場合はスワップポイントの支払いが発生します。
それでは、具体的にいくら位のスワップポイントがもらえるのか、直近のデータを表にまとめていますが、注意点としてこちらはマネースクエア社のオージーキウイ売りポジションにおける7月から8月中旬の1万通貨あたりのスワップポイントになっています。
スワップポイントはFX業者や通貨ペア、そして金利状況によって日々変わり、また、祝日などの関係で付与日数も日によって変わりますので注意は必要ですが、原則毎日発生します。
そして、スワップポイントについて、通常スワップとせま得スワップの項目がありますが、「せま得」とは利益値幅をマネースクエア社が設定している値幅以内で設定しているトラリピ注文で成立したポジションが対象となるサービスです。
設定の利益値幅は通貨ペアによって異なりますが、オージーキウイは現在20pipsが適用値幅になっていますので、私も新しい注文では利益値幅を20pipsで設定しています。実際にオージーキウイの通常スワップとせま得スワップを比較すると1.5倍から日によっては2倍近く違う場合がありますので、非常にお得なサービスですが、せま得スワップの適用はポジション成立時点より土日祝日を含め180日間となっていますので注意が必要です。
トラリピを半年間運用した結果
という事で、ここからは先ほどお伝えした新たな設定のもと、6月中旬から8月中旬までの2ヶ月間運用した結果をまとめていきますが、6月中旬から8月中旬は新規成立が合計43回、決済成立が合計27回で確定利益は1万139円となっています。
この様な結果になった要因として、6月中旬以降はオーストラリアの強い経済指標から今後の利上げも示唆された事でレートが1.10のレンジ上限を超える場面があり、特に7月は新規注文も決算注文も成立しない時期が続きました。
しかし、7月末に発表されたオーストラリアの経済指標が市場予想を下回った事でレートも一気に下落する動きとなった事で、8月は中旬の時点で新規注文も決済回数も過去最大になっています。
そして、2月から半年間の運用状況をまとめると新規注文が合計77回、決済回数は合計57回で確定利益は1万8846円ですが、現在保有しているポジションの評価損が4万5251万円となっている状況です。
この様に確定利益だけで考えると証拠金50万円に対して年率は約7.5%程度の運用利回りになりますが、現在はニュージーランドが8月中旬に利下げを行った事でレートが再度レンジ上限を超えている事で評価損が増えています。
ただ、途中でお伝えした様にレートがレンジアウトしてもロスカットにならない限り損失は確定しませんので、現在はスワップポイントをもらいながら気長に運用を続けている状況です。
まとめ
今回は今年の2月から運用を開始したトラリピについて、約半年間運用した結果や最新の注文設定などについてまとめました。直近はオージーキウイのレートがレンジアウトしている事で評価損が膨らんでいますが、8月上旬の株式市場大暴落時でも安定した値動きでしたし、現在はスワップポイントがプラスで毎日少しずつ利益を積み上げられていますので、慌てずに運用できている感じです。
FX取引というと、リスクが高く難しいとのイメージがあるかもしれませんが、トラリピの様にコツコツ利益を積み上げる方法ならば中長期の運用としても十分有効に感じました。
という事で、もちろんFXにはリスクがあり、今後想定通りに利益を上げられるかは分かりませんが、個人的には現在の注文設定でしばらく運用を続けていこうと考えています。
そんなトラリピについては、どの様な結果になろうと今後も運用状況を報告していきますので、自分でもやってみたいと思われた方は下記リンクから口座を開設してみてください。
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