6月の日経平均はアメリカとイランが戦闘終結で合意した事を受けて7万円の大台に乗せるなか、今週は反動で急落する場面もあるなど乱高下が激しいですが、相変わらず相場の主役は一部の大型株が中心で、直近は底堅く推移している高配当株も増えていますが、全体の動きと比較するとイマイチ相場の波に乗り切れていない状況です。そんななか、早いもので来週からは下半期入りとなりますが、今の相場に底力は感じますし、株式市場が本当に強い時は循環物色の流れも広がりますので、今年後半の株式市場にも期待できそうな雰囲気はあります。
という事で、個人的に今年の購入上限としている夫婦2人分の成長投資枠480万円に対して、これまでの購入金額は約427万円ですので、残りは53万円くらいと少なくなっていますが、今回は直近の相場状況や残りのNISA枠も踏まえたうえで、今年の下半期に購入を検討している7銘柄の最新情報をまとめていきます。
【9432】NTT
最初の銘柄はNTTで現在1100株保有していますが、今年の下半期は買い増しを検討しています。NTTは通信事業を主体とするNTTグループの持株会社で、子会社のNTTドコモを中心とした携帯事業や独占している固定電話事業に加え、光回線でも高シェアを誇っています。
直近決算
NTTは5月8日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は1兆370億円と370億円の増益になっているなか、配当も0.1円増配の年間5.3円としています。
今期予測は通期最終利益を9800億円と570億円の減益見込みにしていますが、配当は0.1円増配の年間5.4円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | NTT |
| 2019年3月期 | 8,545 |
| 2020年3月期 | 8,553 |
| 2021年3月期 | 9,161 |
| 2022年3月期 | 11,810 |
| 2023年3月期 | 12,131 |
| 2024年3月期 | 12,795 |
| 2025年3月期 | 10,000 |
| 2026年3月期 | 10,370 |
| 2027年3月期(会社予想) | 9,800 |
2019年からの通期最終利益を見ていきますが、2024年までは通信料値下げの影響があるなか、国内外でITサービスの需要が増えた事やインターネットサービスの契約が増えた影響もあって過去最高益が続いていました。しかし、2025年は成長分野の拡大やコスト構造改革の費用が増加した影響などで大きく減益となり、前期も第3四半期時点では減益見込みになっていたなか、最終的には法人事業に加え、金融・決済サービスなどの「スマートライフ事業」が好調に推移した事で増益着地となりましたが、今期は再び減益予測からのスタートと波に乗れない状況です。
配当推移
| 銘柄名 | NTT |
| 2017年 | 2.4 |
| 2018年 | 3 |
| 2019年 | 3.6 |
| 2020年 | 3.8 |
| 2021年 | 4.2 |
| 2022年 | 4.6 |
| 2023年 | 4.8 |
| 2024年 | 5.1 |
| 2025年 | 5.2 |
| 2026年 | 5.3 |
| 2027年(会社予想) | 5.4 |
2017年からの配当推移をみていきますが、減配はもちろん据え置きの年すらなく順調に増配が続いており、増配は前期までで15期連続となっています。そんななか、最近の増配幅は2023年に行った株式25分割の影響で0.1円刻みと大きくは無いですが、ある意味安定しており、今期も業績は減益見込みのなか、期初から0.1円の増配予測で発表しています。
NTTの配当方針は、株主還元の充実は当社にとって最も重要な経営課題の一つとし、継続的な増配の実施を基本的な考え方としています。
NTT株主優待
NTTの株主優待ですが、100株以上保有を条件に2年以上3年未満の継続保有で1500ポイント、5年以上6年未満の継続保有で3000ポイントのdポイントがもらえます。個人的に現在保有している株式は2023年7月に購入しているため、今年初めて優待を貰いましたが、約1万5000円の最低購入金額で株主優待がもらえるのは有難いです。
ただ、同一の株主番号でもらえる最大ポイントは4500ポイントで、毎年もらえる訳ではありませんので注意が必要です。
株価推移

株価は2024年1月に192円まで上昇しましたが、その後は業績の低迷と連動して右肩下がりの状況でした。
そして、去年4月の暴落では135円まで売られ、今年1月には161円まで上昇しましたが、直近は145円前後まで下落しています。
株価指標(2026年6月25日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| NTT | 9432 | 143.8 | 11.9 | 1.20 | 5.4 | 3.76 | 45.0 |
ここ数年の株価は低迷しているなか、増配は続いていますので配当利回りは3%後半まで上昇しています。
今期も減益見込みになりましたがPERは市場平均と比較して割安で、配当性向は45%付近となっています。
NTTについて、最近の業績は2030年度以降の持続的な利益成長を実現するため、モビリティ・宇宙・光量子コンピュータなどの分野に対する戦略的な成長投資がかさんでいる影響もあり、波に乗れない状況が続いています。その辺りの影響に最近はバリュー株低迷の流れも加わってか、株価も低迷していますが、少額ながらも継続的な増配は続いており、気が付けば利回りも3%後半まで上昇しています。
以上の点に加え、今までの配当推移や現状の配当方針から、今後も最低0.1円の継続的な増配は期待でき、また最低購入金額も1万5000円前後と格安ですので、今年最後に残った成長投資枠を使い切るための調整として下半期に買い増しを検討しています。
【8593】三菱HCキャピタル
2番目の銘柄は三菱HCキャピタルで現在500株保有していますが、久しぶりに買い増しを検討しています。三菱HCキャピタルは機械や器具備品のリース、割賦販売、貸付を中心に、再生エネルギーや不動産、航空・モビリティ領域なども手掛けています。また、直近業績の海外売上比率もヨーロッパや北米を中心に5割程度に迫るほど国際的な企業です。
直近決算
三菱HCキャピタルは5月15日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は1622億円と271億円の増益になっているなか、配当は6円増配の年間46円としています。
今期予測は通期最終利益を1600億円と22億円の減益見込みにしていますが、配当は5円増配の年間51円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | 三菱HCキャピタル |
| 2020年3月期 | 707 |
| 2021年3月期 | 553 |
| 2022年3月期 | 994 |
| 2023年3月期 | 1,162 |
| 2024年3月期 | 1,238 |
| 2025年3月期 | 1,351 |
| 2026年3月期 | 1,622 |
| 2027年3月期(会社予想) | 1,600 |
2020年からの通期最終利益をみていきますが、コロナショックで減益となった2021年以降は各事業が好調に推移した事やM&Aによって子会社化した企業の利益貢献に加え、貸倒関連費用の減少などで増益が続いています。
実際、前期も不動産、航空セグメントが好調な事や連結子会社の決算期変更による増益効果などもあった事で過去最高益を大きく更新しており、今期も引き続き本業は順調に推移する見込みですが、前年にあった決算期変更による増益効果が剥落するとして、期初時点では減益予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | 三菱HCキャピタル |
| 2017年 | 13 |
| 2018年 | 18 |
| 2019年 | 23.5 |
| 2020年 | 25 |
| 2021年 | 25.5 |
| 2022年 | 28 |
| 2023年 | 33 |
| 2024年 | 37 |
| 2025年 | 40 |
| 2026年 | 46 |
| 2027年(会社予想) | 51 |
2017年からの配当推移を見ていきますが、順調に増配が続いており、前期までで27年連続の増配を継続中です。そんななか、最近の増配額は業績好調を背景に大きくなっており、2024年は4円、2025年は3円の増配だったなか、前期は6円の増配で、今期も業績は減益見込みですが、配当は5円の増配予測で発表しています。
三菱HCキャピタルの配当方針は、株主還元は配当によって行うことを基本とし、利益成長を通じて配当総額を持続的に高めていくとしており、具体的な目安を今期から配当性向45%以上に引き上げています。
株価推移

株価は2023年春以降に上昇ペースが加速して、1000円付近まで値を上げました。
しかし、その後は停滞が続いて去年4月の暴落では870円まで下落し、今年2月には1542円まで上昇しましたが、直近は1300円前後で推移しています。
株価指標(2026年6月25日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| 三菱HCキャピタル | 8593 | 1302.5 | 11.6 | 0.94 | 51 | 3.92 | 45.8 |
最近の株価は直近高値から下落しているなか、増配も継続していますので配当利回りは4%前後と高水準です。
今期は減益見込みですがPER、PBRは市場平均より割安で、配当性向は46%付近と方針通りの水準です。
三菱HCキャピタルについて、業績は過去最高益が続いているなか、今期は現状減益予測ですが、減益率は1.4%程度ですので、今期も最終的に増益となる可能性は十分あり、また今年4月に発表した中期経営計画では28年度の最終利益目標を2100億円と今期予測から3割以上の増益で設定していますので、今後に期待できる部分も大きいです。
以上の点に加え、20年以上の連続増配を継続しているなか、今期から配当性向の目安も5%引き上げていますので、今後も多少業績が落ち込んだところで増配は継続しそうですが、直近の株価は今期の業績が減益予測となった事やバリュー株低迷の流れも加わってか低迷していますので、下半期に更に売られる様ならば買い増そうと思っています。
【8963】インヴィンシブル投資法人
3番目の銘柄はREITのインヴィンシブル投資法人で、今年2月に3株購入していますが、その後の基準価格は低迷していますので、早速買い増しを検討しています。インヴィンシブル投資法人はホテル及び住居をコアアセットとして重点的に投資し、中長期的な観点から着実な成長と安定的な収益確保を目指して運用を行う方針です。
現在156件の物件を保有しており、投資先はホテルが9割以上を占めているなか、エリアは首都圏で約4割となっており、残りは北海道、中部、関西、九州と分散しています。
分配金推移
| 銘柄名 | インヴィンシブル投資法人 |
| 2017年 | 2828 |
| 2018年 | 3113 |
| 2019年 | 3381 |
| 2020年 | 236 |
| 2021年 | 181 |
| 2022年 | 998 |
| 2023年 | 3104 |
| 2024年 | 3899 |
| 2025年 | 4081 |
| 2026年(会社予想) | 4081 |
2017年からの分配金推移を見ていきますが変動が激しくなっており、コロナショックの影響を受けた2020年頃は大きく減配となっています。しかし、2022年以降はコロナからの経済回復もあり増配傾向となっているなか、2024年の分配金は3000円台後半とコロナ前を上回る水準まで上昇しており、去年は遂に4000円台に乗せ、今年も現状は同水準の見込みになっています。
基準価格推移

基準価格はコロナショックで1万8870円まで下落した後は順調に上昇していました。
特に2022年夏以降は右肩上がりの状況で、2024年5月には7万円を超えましたが、その後は停滞し、直近は6万円前後で推移しています。
基準価格指標(2026年6月25日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| インヴィンシブル投資法人 | 8963 | 61000 | 16.2 | 1.32 | 4081 | 6.69 | ‐ |
最近の基準価格は停滞しているなか、分配金は増配傾向ですので利回りは6%半ばと高水準です。
また、インヴィンシブル投資法人は6月、12月が権利月になっています。
インヴィンシブル投資法人について、ここ2年近く基準価格は停滞していますが、この辺りはホテル系REITという事で、コロナショックからの反動やインバウンド需要による好調な業績により、2024年までに大きく上昇した影響が出ている印象です。そんななか、最近は日中の対立もホテル需要の懸念事項ですが、今後も他の国からのインバンド需要や宿泊料金の上昇効果は引き続き期待できそうですので、昨日が6月配当の権利付き最終日でしたが、権利落ち後に5万円台まで基準価格が下がったタイミングで買い増そうと考えています。
【7270】SUBARU
4番目の銘柄は自動車メーカーのSUBARUで、今年前半は購入候補にしているタイミングがありましたが、下半期も購入を検討しています。SUBARUは、レガシィやインプレッサシリーズなどの人気車種を製造しています。実際、アメリカを中心に海外でも人気があり、直近の海外売上比率も北米を中心に8割を超えている状況です。
直近決算
SUBARUは5月15日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は908億円と2472億円の減益になっていますが、配当は0.5円増配の年間115.5円としています。
今期予測は通期最終利益を1300億円と392億円の増益見込みにしているなか、配当も0.5円増配の年間116円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | SUBARU |
| 2019年3月期 | 1414 |
| 2020年3月期 | 1525 |
| 2021年3月期 | 765 |
| 2022年3月期 | 700 |
| 2023年3月期 | 2004 |
| 2024年3月期 | 3850 |
| 2025年3月期 | 3380 |
| 2026年3月期 | 908 |
| 2027年3月期(会社予想) | 1300 |
2019年からの通期最終利益について、2021年頃はコロナショックや半導体の供給不足などの影響で大きく減益となりましたが、2023年以降は北米市場を中心に販売が堅調に推移した事や円安の追い風で一気にV字回復しています。
ただ、前期はトランプ関税や為替の影響に加え、原材料費も高騰した事で大きく減益となっており、今期も原材料高騰や貴金属市況の悪化に加え、中東情勢の影響も懸念されますが、前年の関税影響や環境関連費用が軽減する見込みとして増益の予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | SUBARU |
| 2017年 | 144 |
| 2018年 | 144 |
| 2019年 | 144 |
| 2020年 | 100 |
| 2021年 | 56 |
| 2022年 | 56 |
| 2023年 | 76 |
| 2024年 | 106 |
| 2025年 | 115 |
| 2026年 | 115.5 |
| 2027年(会社予想) | 116 |
2017年からの配当推移について、数年前までは144円で安定していましたが、2020年、2021年は業績低迷を背景に大幅減配が続きました。しかし、その後は業績の回復と共に増配が続き、2024年は一気に30円の大幅増配、2025年は9円の増配で、前期も業績は大幅減益でしたが意地の0.5円増配となっており、今期も期初から0.5円の増配予測で発表しています。
SUBARUの配当方針は配当を株主還元の基本と位置づけ、目安を総還元性向40%以上としているなか、累進的な配当を目指すとしてDOE3.5%も設定しています。
株価推移

2023年以降の株価は上下を繰り返しながらも上昇しており、2024年には3614円の高値を付けています。
しかし、その後は業績の低迷と共に下落して去年4月の暴落では2174円まで売られ、年末には3642円まで反発しましたが、直近は2400円前後まで下落しています。
株価指標(2026年6月25日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| SUBARU | 7270 | 2401.5 | 13.2 | 0.62 | 116 | 4.83 | 63.8 |
最近の株価は下落が続いているなか、増配は継続していますので配当利回りは4%後半と高水準です。
今期は増益見込みですのでPER、PBRは市場平均より割安で配当性向は64%付近となっています。
SUBARUについて、前期業績はトランプ関税の影響で大きな減益に陥っていますが、その様な状況でも配当は0.5円の増配と意地を見せてくれました。もちろん、累進配当を導入していますので、増配は当たり前と感じるかもしれませんが、トランプ関税の様な不測の事態では累進政策を取り消す可能性もありますし、そもそも累進配当は据え置きでも問題ありません。
従って、この様な向かい風の中でも増配を継続してくれた企業ならば、今後も余程の事が無い限り減配はしないはずですし、業績が完全回復した際には大幅増配も期待できそうですので、依然株価は低迷しており、利回りも4%後半まで上昇している事を踏まえ、下半期も購入候補に選定しています。
【7466】SPK
5番目の銘柄はSPKで現在200株保有していますが、先月に続いて購入候補に選定しています。SPKは自動車や産業、建設機械の部品を中心に取り扱っており、メーカー、モデルを問わず、あらゆる国産車、輸入車を対象に補修部品などを供給しています。
直近決算
SPKは5月8日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は26億円と2億円の増益になっているなか、配当も6.5円増配の年間36.5円としています。
今期予測は通期最終利益を27億円と1億円の増益見込みにしているなか、配当も4.5円増配の年間41円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | SPK |
| 2020年3月期 | 15 |
| 2021年3月期 | 13 |
| 2022年3月期 | 16 |
| 2023年3月期 | 20 |
| 2024年3月期 | 23 |
| 2025年3月期 | 24 |
| 2026年3月期 | 26 |
| 2027年3月期(会社予想) | 27 |
2020年からの通期最終利益を見ていきますが、コロナショックで減益となった2021年以外は、安定した増益が続いています。実際、前期も主⼒商品であるバッテリー、⾜回り商品、ワイパー、エアコンフィルターなどが好調を維持した事や2024年に買収したブリッツなどの子会社業績が貢献した事で過去最高益を更新しており、今期も好調な流れは続くとして、期初から更に増益の予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | SPK |
| 2017年 | 15.75 |
| 2018年 | 16.25 |
| 2019年 | 16.75 |
| 2020年 | 18 |
| 2021年 | 18.5 |
| 2022年 | 20 |
| 2023年 | 22 |
| 2024年 | 25 |
| 2025年 | 30 |
| 2026年 | 36.5 |
| 2027年(会社予想) | 41 |
2017年からの配当推移を見ていきますが、順調に増配が継続しており、連続増配は前期までで28期連続と国内トップクラスの記録を継続中です。そんななか、数年前までの増配幅は年間1円に見らない年もあるなど、大きくありませんでしたが、2024年は3円、2025年は5円、そして前期も6.5円の大幅増配と、最近は以前と比較して増配ペースにも勢いが付いており、今期も期初から4.5円の増配予測で発表しています。
SPKの配当方針は連続増配方針の堅持と今期までの中期経営計画中は業績に応じた累進増配を導入しており、29期連続の増配を目指す方針です。
株価推移

2023年以降の株価はじわじわ上昇しており、2024年7月には1206円まで値を上げました。
しかし、その後は停滞して去年春の暴落では910円まで売られましたが、そこからは急騰して、今年2月には1372円まで上昇し、直近は1300円前後で推移しています。
株価指標(2026年6月25日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| SPK | 7466 | 1271 | 9.4 | 0.88 | 41 | 3.23 | 30.3 |
最近の株価は直近高値から下落しているなか、増配も継続していますので配当利回りは3%前半となっています。
今期も過去最高益の見込みですのでPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は30%付近と余裕を感じる水準です。
SPKについて、業績は過去最高益が続いているなか、日本トップクラスとなる30年近い連続増配を続けるほど株主還元力も抜群です。そんななか、今までの配当推移や累進配当を宣言している事に加え、現在の余裕ある配当性向から、今後30年、40年と連続増配の記録を伸ばす可能性も十分ありそうです。
以上の点に加え、直近は株価下落もあって利回りは3%台を回復していますので、現在200株保有していますが、最低購入金額が10万円台前半と低い事も含め、下半期の購入候補に選定しています。
【2060】フィード・ワン
6番目の銘柄はフィード・ワンで、同じく先月から続いて購入候補に選定しています。フィード・ワンは畜産や水産用の配合飼料を製造する飼料メーカーで、国内のみに限らずベトナムやインドでも事業を展開しており、グローバルな飼料メーカーを目指す方針です。
そんななか、畜産飼料原料の約50%を占めるとうもろこしは海外からの輸入が多いため、最近の円安や中東情勢の緊迫化は懸念材料になっています。
直近決算
フィード・ワンは5月8日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は63億円と10億円の増益になっているなか、配当も10円増配の年間45.5円としています。
今期予測は通期最終利益を65億円と2億円の増益見込みにしているなか、配当も6.5円増配の年間52円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | フィード・ワン |
| 2019年3月期 | 46 |
| 2020年3月期 | 38 |
| 2021年3月期 | 44 |
| 2022年3月期 | 36 |
| 2023年3月期 | 10 |
| 2024年3月期 | 50 |
| 2025年3月期 | 53 |
| 2026年3月期 | 63 |
| 2027年3月期(会社予想) | 65 |
2019年からの通期最終利益を見ていきますが、2023年にかけてはロシアウクライナ情勢による穀物などの供給不安と急激な円安進行から多くの原料価格が歴史的な高騰を続けた事や燃料高騰の影響で大きく減益となっています。しかし、2024年以降は飼料事業の販売数量増加や水産飼料・食品事業の販売価格改定による増収などで過去最高益の水準へV字回復しており、前期も畜産・水産飼料の原料価格が想定を下回った事に加え、採算管理の徹底を進めたことなどによって増益となっており、今期も同様な流れが続く見込みとして、期初から更に増益の予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | フィード・ワン |
| 2017年 | 22.5 |
| 2018年 | 22.5 |
| 2019年 | 22.5 |
| 2020年 | 25 |
| 2021年 | 25 |
| 2022年 | 25 |
| 2023年 | 25 |
| 2024年 | 27 |
| 2025年 | 35.5 |
| 2026年 | 45.5 |
| 2027年(会社予想) | 52 |
2017年からの配当推移について、2020年以降は年間25円で据え置きが続いていましたが、2023年は業績が大きく減益となるなか配当性向は100%に迫る水準まで上昇していました。
そのため、減配のリスクも高まっていましたが、2024年は業績が大きく伸びた事で久しぶりに2円の増配となり、その後も好調な業績を背景に2025年は8.5円の増配、そして前期は配当方針を見直した事もあって10円の大幅増配となり、今期も期初から6.5円の増配予測で発表しています。
フィード・ワンの配当方針は、長期的発展の礎となる財務体質強化のための内部留保の充実と累進配当を基本として、連結株主資本配当率(DOE)3%を目標にしています。
株価推移

株価は2023年頃から上昇傾向で、2024年には1068円まで値を上げました。
しかし、その後は低迷して去年春の暴落では764円まで売られましたが、今年2月には1333円まで上昇し、直近は1200円前後で推移しています。
株価指標(2026年6月25日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| フィード・ワン | 2060 | 1228 | 7.2 | 0.76 | 52 | 4.23 | 30.6 |
最近の株価は直近高値から下落しているなか、今期も増配見込みですので配当利回りは4%前半となっています。
今期も過去最高益の見込みですのでPER、PBRは市場平均より割安で、配当性向は30%付近と余裕を感じる水準です。
フィード・ワンについて、最近の業績は過去最高益が続いており、配当も大幅増配が続いていますが、輸入原料が8割以上を占めていますので、中東情勢の緊迫化を背景にした飼料価格の高騰や円安は懸念材料でした。ただ、ようやく中東情勢は落ち着きそうですので、配当方針には累進配当が宣言されており、現状の配当性向に余裕がある事も含め、今回改めて購入候補に選定しています。
【8309】三井住友トラストグループ
最後の銘柄は三井住友トラストグループで、今年初めて購入候補に選定しています。三井住友トラストグループは三井住友信託銀行を中核とする金融持株会社で、信託銀行業務の個人・法人向け金融ソリューションや法人アセットマネジメントに加え、証券代行などの金融サービスも提供しています。
そんななか、7月末を基準日とした株式の4分割を発表しています。
直近決算
三井住友トラストグループは5月14日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は3175億円と599億円の増益になっているなか、配当も30円増配の年間185円としています。
今期予測は通期最終利益を3800億円と625億円の増益見込みにしているなか、配当も5円増配の年間190円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | 三井トラスト |
| 2021年3月期 | 1421 |
| 2022年3月期 | 1690 |
| 2023年3月期 | 1910 |
| 2024年3月期 | 791 |
| 2025年3月期 | 2576 |
| 2026年3月期 | 3175 |
| 2027年3月期(会社予想) | 3800 |
2021年からの通期最終利益について、2023年にかけては不動産仲介や法人与信関連の手数料収入が好調に推移した事などで増益が続いていましたが、2024年はベア投信の損失処理を推し進めた事で大きく減益になっています。
しかし、2025年以降は円金利上昇により実質的な資金関連の損益が大幅に改善したほか、資産運用・資産管理、不動産、証券代行など信託関連ビジネスも好調に推移した事に加え、政策株式の売却で過去最高益の水準へV字回復しており、前期も大幅増益だったなか、今期も好調な流れは続く見込みとして期初から更に増益の予測で発表しています。
配当推移
| 年 | 三井トラスト |
| 2017年 | 65 |
| 2018年 | 65 |
| 2019年 | 70 |
| 2020年 | 75 |
| 2021年 | 75 |
| 2022年 | 85 |
| 2023年 | 105 |
| 2024年 | 110 |
| 2025年 | 155 |
| 2026年 | 185 |
| 2027年(会社予想) | 190 |
2017年からの配当推移について、数年前は70円付近で据え置きの年も多かったですが、2022年以降は増配が続いています。そんななか、2025年は業績好調を背景に一気に45円の大幅増配となり、前期も30円と直近は増配額も大きくなっていますが、今期は現状5円の増配予測で発表しています。
三井住友トラストグループの配当方針は累進的としつつ、政策保有株式の売却損益を除く修正純利益の50%程度を目安にしています。
株価推移

株価は2022年頃から順調に右肩上がりだったなか、2024年3月には4066円まで上昇しました。
その後、去年4月の暴落で2828円まで売られましたが、そこからは大きく上昇して、直近は6000円前後で推移しています。
株価指標(2026年6月25日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| 三井住友トラスト | 8309 | 5979 | 10.8 | 1.16 | 190 | 3.18 | 34.4 |
最近の株価は上場来の高値付近で推移していますが、増配も続いていますので配当利回りは3%前半となっています。
今期も過去最高益の見込みですのでPERは市場平均より割安で、配当性向は34%付近と余裕を感じる水準です。
三井住友トラストグループについて、最近の業績は国内金利の上昇や政策株式の売却で過去最高益が続いており、今後も日銀による利上げは継続しそうですので、今の好調な業績は暫く続く可能性が高いです。また、好調な業績と連動して増配額も大きくなっていますので、ここ数年の株価も上昇していますが、利回りは3%台を維持しています。
以上の点を踏まえると、最低購入金額が60万円付近と高額でしたので、これまでは購入が難しかったですが、7月末の株式分割後は最低購入金額も10万円台まで下がりますので、下半期の購入候補に選定しています。
2026年下半期に購入を検討している7銘柄(2026年6月25日時点)
今回検証した今年の下半期に購入を検討している7銘柄の最新情報を表にまとめています。
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| NTT | 9432 | 143.8 | 11.9 | 1.20 | 5.4 | 3.76 | 45.0 |
| 三菱HCキャピタル | 8593 | 1302.5 | 11.6 | 0.94 | 51 | 3.92 | 45.8 |
| インヴィンシブル投資法人 | 8963 | 61000 | 16.2 | 1.32 | 4081 | 6.69 | ‐ |
| SUBARU | 7270 | 2401.5 | 13.2 | 0.62 | 116 | 4.83 | 63.8 |
| SPK | 7466 | 1271 | 9.4 | 0.88 | 41 | 3.23 | 30.3 |
| フィード・ワン | 2060 | 1228 | 7.2 | 0.76 | 52 | 4.23 | 30.6 |
| 三井住友トラスト | 8309 | 5979 | 10.8 | 1.16 | 190 | 3.18 | 34.4 |
最近の日経平均は急騰しているなか、バリュー株を中心とした高配当株の動きは鈍いですが、業績や配当が堅調に推移している銘柄ならば、いずれかのタイミングで株価が追い付いてくると思いますので、今のうちに低迷している優良な高配当株を購入しておきたい気持ちは強いです。
そんななか、冒頭でもお伝えした様に、今年残りの成長投資枠は約53万円と少なくなっていますので、今回選定した銘柄の最低購入金額は低めの企業が中心で、唯一高額な三井住友トラストも7月末に株式の4分割を行いますので、購入する場合は8月以降となります。
まとめ
今回は今年下半期に購入を検討している7銘柄の最新情報と選定した理由についてまとめました。今年の相場は年明けから大きく上昇していたなか、3月以降は中東情勢の緊迫化で乱高下しましたが、ようやく混乱も落ち着きそうですので、下半期の相場にはバリュー株も含めた全面高を期待したいです。
そんななか、今回の購入候補7銘柄の中から7月上旬に優先して狙う3銘柄の情報を今週22日(月)にYoメンバー限定動画で報告しており、実際に購入した時も購入日にメンバー限定動画で報告しますので、興味のある方は是非、メンバーシップも宜しくお願いします。






コメント