7月に入ってからの日経平均は急落する展開が続いていますが、今年春以降の流れとは逆に大きく下げているのは一部のAI・半導体株が中心で、今まで低迷していた高配当株は反発に転じる銘柄も多くなっており、雰囲気が変わってきています。ただ、最近の相場は上げるにしても下げるにしても数年前と比較して値動きが激しくなっており、実際日経平均が1000円単位で上下する事も珍しく無くなっています。もちろん、日経平均の水準が上がっていますので、値幅が大きくなるのは当然ですが、これだけ値動きが激しいと長期保有を目的にした高配当株投資でも、購入タイミングを見極め事が難しくなってくると思います。
しかし、直近の動きを見ても分かる様に、業績や配当推移が堅調に推移している企業の株価は、いずれかのタイミングで上昇する確率が高く、特に増配を継続している企業ならば、保有しているだけで自動的に利回りも上昇しますので、もはや増配さえ継続していてくれれば、目先の株価動向など、どうでも良い気持ちにさえなってきます。そこで今回は、今までの配当推移や現状の配当方針などを踏まえたうえで、今期の増配だけでなく、今後の継続的な増配が高確率で期待できそうな5つの高配当株を検証していきます。
【9989】サンドラッグ
最初の銘柄はサンドラッグで、ドラッグストア「サンドラッグ」を全国でチェーン展開しており、最近は好調なインバウンド需要の影響もあって業績も過去最高益が続いています。
また、九州を中心にディスカウントストアの「ダイレックス」も約400店舗運営しており、グループ会社まで含めた店舗数は1500を超えている状況です。
直近決算
サンドラッグは5月15日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は313億円と6億円の増益になっているなか、配当は1円増配の年間131円としています。
今期予測は通期最終利益を321億円と8億円の増益見込みにしているなか、配当は1円増配の年間132円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | サンドラッグ |
| 2021年3月期 | 253 |
| 2022年3月期 | 238 |
| 2023年3月期 | 257 |
| 2024年3月期 | 291 |
| 2025年3月期 | 307 |
| 2026年3月期 | 313 |
| 2027年3月期(会社予想) | 321 |
2021年からの通期最終利益を見ていきますが、じわじわと増益が続いており、特に2023年以降はインバウンド需要の回復や節電対策などの経費コントロールによって好調に推移しています。実際、前期も食品部門が引き続き好調に推移している事や取引条件の改善に加え、新規出店の効果も寄与した事で過去最高益を更新しており、今期も好調な流れが続く見込みとして期初から更に増益の予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | サンドラッグ |
| 2017年 | 50 |
| 2018年 | 60 |
| 2019年 | 66 |
| 2020年 | 68 |
| 2021年 | 70 |
| 2022年 | 71 |
| 2023年 | 100 |
| 2024年 | 114 |
| 2025年 | 130 |
| 2026年 | 131 |
| 2027年(会社予想) | 132 |
2017年からの配当推移を見ていきますが、減配はもちろん据え置きの年すらなく増配が継続しており、連続増配は前期までで24期連続となっています。そんななか、ここ数年は好調な業績を背景に増配幅も大きくなっており、2024年は14円、2025年も16円の大幅増配でしたが、前期は1円の増配で今期も現状1円の増配予測と直近の増配幅は低めになっています。
サンドラッグの配当方針は、事業成長につながる積極投資と株主還元策を検討しながら、 持続的な企業価値向上をめざした経営判断と戦略遂行に務めるとしており、具体的な目安を配当性向50%としています。
株価推移

株価は2024年3月に4902円まで上昇しましたが、その後は売られ11月には3439円まで値を下げました。
しかし、その後は反発に転じて、去年5月と8月には4883円まで上昇しましたが、直近は3850円前後で推移しています。
株価指標(2026年7月17日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| サンドラッグ | 9989 | 3867 | 14.1 | 1.58 | 132 | 3.41 | 48.0 |
最近の株価は下落が続くなか、連続増配も続いていますので配当利回りは3%半ばとなっています。
今期も過去最高益の見込みですのでPERは市場平均より割安で、配当性向は48%付近と方針通りの水準です。
投資判断
今までの内容からサンドラッグの投資判断について、最近の業績は過去最高益が続いており、今期も更に増益の見込みで発表しているなか、20年以上の連続増配も継続中です。その様な状況ですが、去年後半以降の株価は中国からのインバウンド需要減少や店舗増に絡む人件費などのコスト増を懸念してか低迷中です。
そんななか、直近の増配幅は1円単位と物足りない水準が続いていますが、今までの配当推移から今後も継続的な増配は期待できそうですので、低迷が続く今の株価は絶好の押し目買いチャンスにも見えてきます。
【3946】トーモク
2番目の銘柄はトーモクで大手の総合包装メーカーですが、段ボールや紙器製品の供給を軸にスウェーデンハウスが提供する住宅事業や運輸倉庫事業なども手掛けています
また、中核の段ボール事業では、飲料・加工食品・青果物・水産物・医薬品など多岐にわたる分野の段ボールを開発・供給しています。
直近決算
トーモクは5月8日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は73億円と8億円の増益になっているなか、配当も30円増配の年間130円としています。
今期予測は通期最終利益を81億円と8億円の増益見込みにしているなか、配当も40円増配の年間170円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | トーモク |
| 2020年3月期 | 45 |
| 2021年3月期 | 48 |
| 2022年3月期 | 59 |
| 2023年3月期 | 52 |
| 2024年3月期 | 53 |
| 2025年3月期 | 65 |
| 2026年3月期 | 73 |
| 2027年3月期(会社予想) | 81 |
2020年からの通期最終利益を見ていきますが、概ね順調に増益傾向となっており、最近は段ボール・運輸倉庫事業の価格改定や住宅事業のブランド力訴求によって過去最高益が続いています。実際、前期も段ボール事業の粗利が価格改定によって大きく改善した事や住宅事業もリフォーム件数が前年を上回った事に加え、運輸倉庫事業も昨年稼働した大手小売業向け物流センターの取扱い通年化などの影響で過去最高益を更新しており、今期も好調な流れが続く見込みとして、期初から1割程度の増益予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | トーモク |
| 2017年 | 35 |
| 2018年 | 35 |
| 2019年 | 50 |
| 2020年 | 45 |
| 2021年 | 45 |
| 2022年 | 52 |
| 2023年 | 60 |
| 2024年 | 70 |
| 2025年 | 100 |
| 2026年 | 130 |
| 2027年(会社予想) | 170 |
2017年からの配当推移について、たまに減配や据え置きの年もありますが、概ね順調に増配が続いていたなか、2022年以降の増配幅は特に大きくなっています。実際、2025年と前期は一気に30円の増配となっていたなか、今期は期初から40円の大幅増配予測で発表しています。
トーモクの配当方針は、中長期的な利益成長に合わせて増配していく累進配当を採用しており、具体的な目安を配当性向30%程度としています。
株主優待
トーモクは株主優待の新設を発表しており、まず特別優待として今年8月末時点で300株以上の保有を条件に1万円分のクオカードがもらえます。そして、来年以降は3月末を基準日に300株以上の保有を条件に保有期間に応じて1万円か3万円分のクオカードがもらえる株主優待を導入すると発表していますが、現状の株価だと300株で100万円を超えますので、できれば100株からもらえる内容にして欲しかったです。


株価推移

2023年以降の株価は急騰して、2024年5月には2960円まで上昇しました。
その後、2000円付近まで売られる場面はありましたが、去年後半以降は3000円台半ばで停滞していたなか、直近は4300円前後まで上昇しています。
株価指標(2026年7月17日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| トーモク | 3946 | 4325 | 8.8 | 0.70 | 170 | 3.93 | 34.6 |
最近の株価は上場来の高値を更新していますが、大幅増配も続いていますので配当利回りは3%後半となっています。
今期も過去最高益の見込みですのでPER、PBRは市場平均より割安で、配当性向は35%付近と方針通りの水準です。
投資判断
今までの内容からトーモクの投資判断について、ここ数年の業績は過去最高益を記録しているなか、今期も期初から増益予測で発表され、直近は大幅増配も続いています。そんななか、先週には株主優待の新設も発表するなど、最近は明らかに株主還元力が向上していますので、株価も上場来の高値を更新しています。
ただ、それでも利回りは3%後半を維持しており、累進配当が導入されている事や現在の余裕ある配当性向から今後も増配が継続する可能性は高そうですので、今の株価でも狙いたくなる銘柄です。
【4732】ユー・エス・エス
3番目の銘柄はユー・エス・エスです。ユー・エス・エスは中古車のオークションなどを運営している企業で、現車オークションの「USSオートオークション」や中古買い取り店「ラビット」を展開しています。中古オークション業界のシェアは約4割とトップの存在で、廃自動車などのリサイクル事業も手掛けています。
直近決算
ユー・エス・エスは5月12日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は413億円と37億円の増益になっているなか、配当も11.3円増配の年間54.7円としています。
今期予測は通期最終利益を416億円と3億円の増益見込みにしているなか、配当も0.3円増配の年間55円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | ユー・エス・エス |
| 2021年3月期 | 40 |
| 2022年3月期 | 297 |
| 2023年3月期 | 300 |
| 2024年3月期 | 329 |
| 2025年3月期 | 376 |
| 2026年3月期 | 413 |
| 2027年3月期(会社予想) | 416 |
2021年からの通期最終利益を見ていきますが、2022年以降はコロナからの経済回復や半導体不足による新車供給不足がオークション相場の高騰に繋がった事に加え、リサイクル事業も堅調に推移した事で過去最高益が続いています。
実際、前期も市場環境の好転や高く売れる会場としての評価を活かした営業活動などが奏功し、出品台数および成約台数が堅調に推移した事で過去最高益を更新しており、今期も好調な流れは続く見込みとして、期初から更に増益の予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | ユー・エス・エス |
| 2017年 | 23.2 |
| 2018年 | 23.9 |
| 2019年 | 25.2 |
| 2020年 | 27.7 |
| 2021年 | 27.75 |
| 2022年 | 33.1 |
| 2023年 | 33.75 |
| 2024年 | 37.7 |
| 2025年 | 43.4 |
| 2026年 | 54.7 |
| 2027年(会社予想) | 55 |
2017年からの配当推移を見ていきますが、業績が大きく落ち込んだ2021年でも0.05円の増配を行っており、増配は前期までで26年連続となっています。そんななか、業績が過去最高益を記録し始めた2022年以降は増配ペースも加速しており、2025年は5.7円増配、前期も11.3円の大幅増配だったなか、今期は現状0.3円の増配予測で発表しています。
ユー・エス・エスの配当方針は、成長投資と株主還元の両輪で株主価値の向上を目指すとしており、具体的な目安は連結配当性向60%以上としているなか、2027年度までの3ヵ年での総還元性向は100%以上としています。
株主優待
ユー・エス・エスには保有株数によって金額や内容が異なる株主優待があり、保有株数100株からもらえ、またそれぞれ年2回もらえますので有難い株主優待です。
| 保有株数 | 金額 | 優待内容 |
| 100株~499株 | 500円 | クオカード |
| 500株~999株 | 2000円 | 三井住友VJAギフトカード |
| 1000株~9999株 | 5000円相当 | グルメギフト |
| 1万株以上 | 1万円相当 | グルメギフト |
株価推移

株価は2022年に1330円まで上昇した後は1000円割れの水準まで反落しました。
しかし、そこからは上下を繰り返しながらも値を上げており、直近は2000円前後まで上昇しています。
株価指標(2026年7月17日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| ユー・エス・エス | 4732 | 2006.5 | 21.9 | 4.40 | 55 | 2.74 | 60.0 |
最近の株価は上場来の高値付近まで上昇していますが、増配も継続していますので配当利回りは2%後半となっています。
今期も過去最高益の見込みですがPER、PBRは市場平均より割高で、配当性向は60%付近と方針通りの水準です。
投資判断
今までの内容からユー・エス・エスの投資判断ですが、最近の業績は過去最高益が続いているなか、20年以上の連続増配も継続中と株主還元力は抜群です。そんななか、今期の増配は現状0.3円と控えめな予測ですが、前期は四半期ごとに上方修正を発表した事で最終的には10円以上の大幅増配となっています。
以上の点を踏まえると、今期も今後の上方修正で最終的には数円単位の増配となる可能性がありますので、現状の利回りは2%台まで低下していますが、遠くない将来に3%台を回復しているかもしれません。
【8439】東京センチュリー
4番目の銘柄は東京センチュリーで、オートリースや航空機リースなどを手掛ける伊藤忠系の大手総合リース会社です。また、パソコンやサーバーなどの情報通信機器の取り扱いに強みを持っており、再生可能エネルギー事業も手掛けています。
直近決算
東京センチュリーは5月11日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は1112億円と260億円の増益になっているなか、配当も18円増配の年間80円としています。
今期予測は通期最終利益を1230億円と118億円の増益見込みにしているなか、配当も10円増配の年間90円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | 東京センチュリー |
| 2021年3月期 | 491 |
| 2022年3月期 | 502 |
| 2023年3月期 | 47 |
| 2024年3月期 | 721 |
| 2025年3月期 | 852 |
| 2026年3月期 | 1112 |
| 2027年3月期(会社予想) | 1230 |
2021年からの通期最終利益について、2023年は連結子会社を通じてロシアへ航空機をリースしていた事などにより、特別損失を580億円計上した事で大きく減益となりましたが、2024年以降はロシア関連損失の剥落や全事業分野で増益になったとして、過去最高益の水準へV字回復しています。
そんななか、前期もバイオマス関連の減損損失がありましたが、ロシアの航空会社向けにリースしていた機体等を対象に保険和解金が計上された事や本業も好調に推移した事で大きく増益となっており、今期は前年の一過性損益剥落影響があるものの、基礎収益力の拡大によって更に過去最高益を更新する予測で発表しています。
配当推移
| 銘柄名 | 東京センチュリー |
| 2017年 | 25 |
| 2018年 | 28.5 |
| 2019年 | 31 |
| 2020年 | 34 |
| 2021年 | 34.5 |
| 2022年 | 35.75 |
| 2023年 | 35.75 |
| 2024年 | 52 |
| 2025年 | 62 |
| 2026年 | 80 |
| 2027年(会社予想) | 90 |
2017年からの配当推移について、大きく減益となった2023年は据え置きになっていますが、その年以外は順調に増配が続いています。そんななか、特に直近は業績好調から増配幅も大きくなっており、2024年は約16円、2025年も10円の増配、そして前期は一気に18円の大幅増配で、今期も期初から10円の増配予測で発表しています。
東京センチュリーの配当方針は累進配当を基本としつつ、利益成長による増配を目指し、配当性向は35%以上を目安にしています。
株価推移

株価は2023年の春頃からは上昇傾向となり、2024年9月には1784円の高値を付けています。
しかし、その後は低迷が続き、去年4月の暴落では1261円まで値を下げましたが、直近は2600円前後まで上昇しています
株価指標(2026年7月17日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| 東京センチュリー | 8439 | 2609.5 | 10.4 | 1.14 | 90 | 3.45 | 35.8 |
最近の株価は上場来の高値を更新していますが、大幅増配も続いていますので配当利回りは3%半ばとなっています。
今期も過去最高益の見込みですのでPERは市場平均と比較して割安で、配当性向は36%付近と方針通りの水準です。
投資判断
今までの内容から東京センチュリーの投資判断について、最近の業績は増益が続いていたなか、前期も一過性の要因は多かったですが、過去最高益を大きく更新しており、今期も更に増益の予測で発表しています。そんななか、今期の増益要因は本業が好調に推移している事や各セグメントにおける資産売却益の計上も堅調に推移する見込みとしていますので、今後に期待できる部分も大きいです。
以上の点に加え、累進配当を宣言している配当方針や現在の余裕ある配当性向まで考慮すると、今期中に年間配当が100円の大台を突破する可能性は十分ありそうです。
【8133】伊藤忠エネクス
最後の銘柄は伊藤忠エネクスです。伊藤忠エネクスは伊藤忠グループ中核のエネルギー商社で、エネルギー商社としての売上は業界トップクラスとなっています。販路はガソリンスタンドや工場、病院などの法人向けのほか、一般家庭へも石油製品やLPガスなどを販売しています。
直近決算
伊藤忠エネクスは4月30日に本決算を発表しており、前期の通期最終利益は160億円と11億円の減益になっていますが、配当は4円増配の年間66円としています。
今期予測は通期最終利益が165億円と5億円の増益見込みにしているなか、配当も2円増配の年間68円予測で発表しています。
通期最終利益(億円)
| 銘柄名 | 伊藤忠エネクス |
| 2019年3月期 | 115 |
| 2020年3月期 | 120 |
| 2021年3月期 | 121 |
| 2022年3月期 | 131 |
| 2023年3月期 | 138 |
| 2024年3月期 | 138 |
| 2025年3月期 | 171 |
| 2026年3月期 | 160 |
| 2027年3月期(会社予想) | 165 |
2019年からの通期最終利益を見ていきますが、順調に増益が続いており、2025年まではホームライフ事業や電力・ユーティリティ事業などの採算改善や産業ビジネス事業が好調に推移した事に加え、資産入れ替えに伴う売却益などによって10期連続の過去最高益を記録していました。
しかし、前期はカーライフ事業の新車・中古車販売台数や粗利益が減少した事に加え、前年にあった一過性利益の反動もあった事で久しぶりに減益となっており、今期は増益見込みで発表していますが、2年前の水準には届かない予測になっています。
配当推移
| 銘柄名 | 伊藤忠エネクス |
| 2017年 | 32 |
| 2018年 | 40 |
| 2019年 | 42 |
| 2020年 | 44 |
| 2021年 | 50 |
| 2022年 | 48 |
| 2023年 | 50 |
| 2024年 | 54 |
| 2025年 | 62 |
| 2026年 | 66 |
| 2027年(会社予想) | 68 |
2017年からの配当推移を見ていきますが、概ね順調に増配が続いているなか、最近は増配幅も大きくなっています。実際、2024年は4円、2025年も8円の大幅増配となっており、前期は業績が減益のなかでも4円の増配で、今期も期初から2円の増配予測で発表しています。
伊藤忠エネクスの配当方針は継続的な安定配当を方針として掲げ、 連結配当性向40%以上を強く意識した上で、2026年度までの中期経営計画中は累進配当を実施としています。
株価推移

2023年春以降の株価は上昇が続き、2024年7月には1887円まで値を上げました。
その後は乱高下する場面もあり、去年4月の暴落では1368円まで売られましたが、今年3月には2126円まで上昇し、直近は2050円前後で推移しています。
株価指標(2026年7月17日時点)
| 銘柄 | コード | 株価 | PER | PBR | 配当 | 配当利回り | 配当性向 |
| 伊藤忠エネクス | 8133 | 2053 | 14.0 | 1.28 | 68 | 3.31 | 46.5 |
最近の株価は停滞しているなか、増配も継続していますので配当利回りは3%半ばとなっています。
今期は増益見込みですのでPERは市場平均より割安で、配当性向は46%付近と方針通りの水準です。
投資判断
今までの内容から伊藤忠エネクスの投資判断について、ここ数年の業績は過去最高益が続いており、前期は減益になりましたが、要因は一過性のものが多く、基礎収益は順調に伸びています。実際、前期も業績は減益ながら増配は継続していますので、累進配当の期限は今期までですが、来期以降も継続的な増配が期待できそうです。
以上の点を踏まえると、最近の株価は停滞が続いている事もあり、利回りも3%を超えていますので、動き出す前に狙いたくなる銘柄です。
まとめ
今回は今までの配当推移や現状の配当方針などを踏まえたうえで、今期の増配だけでなく、今後の継続的な増配が高確率で期待できる5銘柄を検証しました。最近の日経平均は乱高下が激しくなっていますが、高配当株投資は今の利回りだけでなく、10年、20年先の利回りを想定して投資を行う事が大切です。
その様な点において、今後の継続的な増配が期待できる銘柄であれば、保有しているだけで自動的に利回りが上昇しますので、今の様な波乱含みの相場でも投資対象として狙いやすいです。






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