【厳選】2023年お盆までに購入を検討している高配当株6選

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購入候補銘柄

早いもので7月も折り返しを迎えましたが、今年の相場は強い動きが続いている事でなかなか新規の購入が難しい状況になっています。しかし、今月に入りさすがに少し調整する場面があったため、個人的にも久しぶりに7月上旬は2銘柄の新規購入ができました。

そして、アノマリー的にも夏場は外国人投資家がバカンスに入る事もあり株式市場は弱含み「夏枯れ相場」と呼ばれる事も多いですので、8月にかけて相場は更に調整する可能性もあります。

という事で今回は、私が7月上旬に購入した銘柄やお盆までに期間を区切り、夏枯れ相場で購入を検討している6銘柄の最新情報をまとめていきます。

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7月上旬に購入した2銘柄

まずは7月上旬に購入した2銘柄から振り返りますが、私が約3週間前に投稿した今年下半期に購入を検討している12銘柄を表にまとめています。

2023年下半期に購入を検討している12銘柄(2023年6月23日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
NTT9432412011.21.641253.0333.9
センコーHD90699748.70.91363.7032.2
東洋建設1890107516.81.41635.8698.7
積水ハウス19282837.59.61.131184.1640.0
住友林業191134689.11.101253.6032.6
武田薬品4502459850.31.121884.09205.9
INPEX16051596.57.00.53644.0127.9
いすゞ自動車72021723.58.61.02804.6440.0
朝日ネット383463012.51.46233.6545.4
住友倉庫9303235615.10.861014.2964.7
三菱HCキャピタル8593844.910.10.79374.3844.3
ヘルスケア345516310027.61.5065003.99

こちらの12銘柄は残りのNISA枠も意識して最低購入金額の低い銘柄や6月の権利取り落ち後に株価を下げそうな銘柄、そして最低購入金額は高いけれども気になる銘柄など様々な点を考慮して選定しています。

そしてこの中から7月上旬に購入した最初の銘柄がNTTです。NTTは今年に入り購入候補にしている時が多かったですが、株価は底堅く推移し、また最低購入金額も40万円付近と高額でしたので、なかなか購入できずにいました。

そんななか6月末に株式を25分割し、最低購入金額も大きく下がったため800株購入しています。

そして2番目に購入した銘柄がいすゞ自動車です。いすゞ自動車は4月以降購入候補にしており、本音を言えばもう少し株価を下げた場面で狙いたかったのですが、現在の水準でも配当利回りは4%半ばと高水準でしたので思い切って購入しています。

以上の様に7月上旬は下半期の購入候補12銘柄の中から2銘柄を購入しています。そして残りの10銘柄についても引き続き今後の購入候補ではあるのですが、ここからは最近銘柄検証を行い魅力を感じた銘柄も含め、お盆までに購入を検討している6銘柄の最新情報をまとめていきます。

【8570】イオンFS

最初の銘柄はイオンFSで今回初めて購入候補にしています。

イオンFSはイオングループの金融サービス会社で国内と海外の連結会員数が4600万人のイオンカードを中心にクレジット業務や銀行業務、電子マネー業務などを手掛けています。

また、直近業績での海外売上比率は30%程度ですが、円安の影響もあり利益は国際事業で7割近くを稼いでいます。

通期最終利益(億円)

銘柄名イオンFS
2020年2月期341
2021年2月期176
2022年2月期302
2023年2月期306
2024年2月期(会社予想)270

2020年からの通期最終利益について、コロナショックの影響を受けた2021年は大きく減益となっていますが、その2021年以外は300億円前後で安定しています。

前期業績も国内事業は再成長に向けた事業再編に着手している事もあり前期比では減益ですが、国際事業は円安の影響もありコロナ前を上回る水準へ成長しています。

しかし、今期業績は国内事業の再編を継続する事で統合関連費用を計上する事やデジタルバンクへの先行投資費用24億円の計上により減益見込みとしているなか、先日発表した第1四半期決算の通期進捗率は13%付近とかなり低調な内容でしたので、今後の懸念材料ではあります。

配当推移

銘柄名イオンFS
2015年60
2016年66
2017年68
2018年68
2019年68
2020年68
2021年34
2022年50
2023年53
2024年(会社予想)53

2015年からの配当推移について、数年前までは60円台で安定していましたが、2021年にコロナショックによる業績低迷を受けて大きく減配となっています。

2022年以降は業績の回復に伴い配当も増配とはなっていますが、まだコロナ前の水準へは戻れていないです。

イオンFSの配当方針は、株主皆に対する利益還元を経営の重要施策と位置付け、適正な利益配分を実施するとともに、事業拡大や生産性向上を実現するための内部留保資金の確保を行い、企業競争力を高めることを基本方針としています。

株価推移

株価は2015年に3620円の高値を付けた後はずるずると売られ、コロナショック時は793円まで値を下げました。

その後は1600円付近まで反発する場面もありましたが、最近は再び下落傾向のなか、今回の決算を受けて直近は1200円付近まで値を下げています。

株価指標(2023年7月14日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
イオンFS857012279.80.60534.3242.4

配当はまだコロナ前の水準へ戻れていませんが、株価が低迷している事もあり配当利回りは4%半ばの水準です。

今期業績は減益見込みですがPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は42%付近となっています。

イオンFSについて、今期業績は減益見込みで第1四半期決算も芳しくなく配当もコロナ前の水準へ戻れてはいませんが、4%台の配当利回りやイオングループという規模感は魅力的です。

微妙な業績を受けて株価も低迷が続いていている事で最低購入金額も12万円付近と購入しやすい水準となっています。そんななか、イオンFSは2月決算のため8月は中間の権利月となっていますので、権利確定前にチャンスがあれば狙いたいと考えています。

【4732】ユー・エス・エス

2番目の銘柄はユー・エス・エスで、今まで1度も個別の銘柄検証を行った事がありませんでしたが、今度の土曜日に投稿する次の記事で取り上げ、面白そうな銘柄だと感じましたので今回初めて購入候補にしています。

そんなユー・エス・エスは、自動車のオークションを行う企業で、中古買い取り店「ラビット」を展開しています。

そして、中古オークション業界ではトップの存在で、廃車リサイクルなども手掛けています。

通期最終利益(億円)

銘柄名ユー・エス・エス
2020年3月期206
2021年3月期40
2022年3月期297
2023年3月期300
2024年3月期(会社予想)308

2020年からの通期最終利益を見ていきますが、2021年に大きく減益となった後は300億円前後で安定しています。

2021年に業績が大きく落ち込んだ要因はコロナショックの影響に加え、子会社化していたJAAとHAA神戸に絡む特別損失の影響としています。

2022年以降はコロナからの経済回復や半導体不足による新車供給不足がオークション相場の高騰に繋がった事に加え、リサイクル事業も堅調に推移した事で大きく業績が伸び、前期は過去最高益を記録しています。

今期業績について新車販売台数は回復が見込まれますが、会員の利便性向上やサービスの強化を図り出品台数を確保するとして、更に増益の見込みにしています。

配当推移

銘柄名ユー・エス・エス
2015年37.7
2016年40.8
2017年46.4
2018年47.8
2019年50.4
2020年55.4
2021年55.5
2022年66.2
2023年67.5
2024年(会社予想)69.4

2015年からの配当推移を見ていきますが、業績が大きく落ち込んだ2021年でも0.1円の増配を行っており、増配は前期までで23期連続となっています。

ちなみに2021年の配当性向は300%を超えていましたので、まさに意地の連続増配です。

そして業績が伸びた2022年以降は増配ペースも加速し、2015年と比較すると2倍近い水準となっています。

ユー・エス・エスの配当方針は、成長投資とともに株主還元の充実を継続するとしており、具体的な目安は2020年3月期より連結配当性向55%以上としています。

株主優待

ユー・エス・エスには保有株数によって金額や内容が異なる株主優待がありますので内容を表にまとめています。

保有株数金額優待内容
100株~499株500円クオカード
500株~999株2000円三井住友VJAギフトカード
1000株~9999株5000円相当グルメギフト
1万株以上1万円相当グルメギフト

保有株数100株からもらえ、またそれぞれ年2回もらえますので有難い株主優待ですが、最高ランクの優待をもらうためには今の株価で2400万円くらい必要ですので、ハードルはかなり高めです。

株価推移

株価はコロナショックで1299円まで値を下げた後は上下を繰り返しながらも上昇しています。

そして去年7月に2660円まで上昇した後は2000円割れの水準まで反落しましたが、今年に入るとじわじわ上昇し、直近は2400円付近で推移しています。

株価指標(2023年7月14日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
ユー・エス・エス4732242218.83.0469.42.8753.9

今年の株価は上昇が続いていますが、増配も継続している事により配当利回りは3%前後となっています。

業績は増益が続いていますがPERは市場平均よりも割高で、配当性向は54%付近と方針通りの水準です。

ユー・エス・エスについて、中古車オークション業界の中では断トツのシェアを誇っており、最近の業績推移も順調です。

そして何より、業績が大きく業績が落ち込んだ時でも増配を行い、20年以上増配を継続している株主還元力は魅力的です。

現在の配当性向は55%付近とそこまで余裕がある訳ではありませんが、年2回もらえる株主優待も含め、株価が下がる場面があれば狙いたいです。

【1928】積水ハウス

3番目の銘柄は積水ハウスで、下半期の購入候補からの継続銘柄となります。

積水ハウスは大阪が本社の大手ハウスメーカーで、今年は年明け以降購入候補にする場面も多かったですが、5月に株価が3000円付近まで上昇したため一旦購入候補から外していました。

しかし、6月に発表した第1四半期決算を受けて株価が下落した事に加え、7月は中間配当の権利月で、権利落ち後は株価が下がりますので引き続き購入候補にしています。

通期最終利益(億円)

銘柄名積水ハウス
2019年5月期1412
2020年5月期1235
2021年5月期1539
2022年5月期1845
2023年5月期(会社予想)1930

2019年からの通期最終利益について2021年はコロナショックの影響もあり減益となっていますが、2022年以降は増益が続いており前期は過去最高益となっています。

業績好調の要因は高付加価値住宅の提案やボリューム効果もあり順調に回復しているとの事で、今期の見込みも更に増益の見込みとなっています。

しかし、先日発表された第1四半期決算は前年同期比約27%の減益で通期進捗率も21%付近と微妙なスタートになっています。

ただ前年同期比大幅減益の要因は、大型物件の前期引き渡し完了の影響によるものとしていますので、今後の巻き返しに期待したいところです。

配当推移

銘柄名積水ハウス
2015年50
2016年54
2017年64
2018年77
2019年79
2020年81
2021年84
2022年90
2023年110
2024年(会社予想)118

2015年からの配当推移を見ていきますが、減配はもちろん据え置きの年すらなく順調に増配が続いています。

コロナショックの影響で減益となった2021年でも増配しており、また直近の増配幅は業績好調を受けて大きくなっています。

積水ハウスの配当方針は中期的な平均配当性向40%以上に加え、一株当たり配当金の下限値を年間110円と設定しています。

株主優待

積水ハウスには株主優待もあり、1000株以上の保有で魚沼産のコシヒカリが5kgもらえます。しかし、1000株保有が条件となっており今の株価だと270万円くらい必要ですので、優待目当てで買うのは厳しいような気がします。

株価推移

株価はコロナショックで1551円まで売られた後は、上下を繰り返しながらも順調に上昇しています。

そして今年5月に2961円まで値を上げましたが、直近は2800円付近で推移しています。

株価指標(2023年7月14日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
積水ハウス192828559.61.131184.1339.9

最近の株価は第1四半期決算を受けて直近の高値から下落しているなか、配当の増額もあり配当利回りは4%前半となっています。

通期業績は増益が続いていますのでPERは市場平均と比較して割安で、配当性向は40%付近と方針通りの水準です。

積水ハウスについては株価の上昇により一旦購入候補から外していましたが、第1四半期決算後の株価が下落傾向な事で再度購入候補にしています。

下落要因と見られる第1四半期決算については前期の反動によるところが大きく、通期進捗率も20%を超えていますので、そこまで悪かった訳ではありません。

という事で、今後の住宅市場の行方に不安な部分もありますが、先程も触れた様に積水ハウスは1月決算で7月は中間の権利取りとなりますので、権利落ち後の株価が下がった場面を狙いたいです。

【4658】日本空調サービス

4番目の銘柄は日本空調サービスで今回初めて購入候補にしています。

日本空調サービスは、建物設備のメンテナンス・維持管理、設備・環境診断、ソリューション提案を行うサービス部門を中核に、リニューアル工事を主体とする設備工事部門を併せ持つ、建物設備のトータルサポート企業です。

中核事業のメンテナンスサービスで培った技術力を生かし、質の高い診断に基づく省エネ提案・環境改善提案を行い、お客様の立場に立ったきめ細かなサービスを提供としています。

通期最終利益(億円)

銘柄名日本空調サービス
2020年3月期18
2021年3月期19
2022年3月期28
2023年3月期19
2024年3月期(会社予想)20

2020年からの通期最終利益を見ていきますが、業績が大きく伸びた2022年以外は20億円前後で安定しています。

2022年に業績が大きく伸びた要因は、保有株式の売却益13億円を計上したためとの事で過去最高益になっています。

前期業績は保有株式売却の反動もあり大きく減益となっていますが売上は増えており、今期は増益の見込みとしています。

配当推移

銘柄名日本空調サービス
2015年12.5
2016年15
2017年22
2018年23
2019年26
2020年28
2021年28.5
2022年41.5
2023年28
2024年(会社予想)30

2015年からの配当推移を見ていきますが順調に増配傾向が続いていたなか、2022年は業績好調を背景に大きく増配となっていますが、内訳は保有株式売却に絡む特別配当が15円となっています。

そして前期は特別配当の反動で減配となっていますが、今期は2円増配見込みで年間配当は30円台に乗せる予測となっています。

日本空調サービスの配当方針は、純資産配当率を意識した株主還元の実施としており、具体的な目安は、資本生産性(ROE)を高めた上で配当性向50%を維持としています。

株価推移

株価はコロナショックで530円まで売られる場面がありましたが、その後は700円付近まで急速に値を戻しています。

その後、2021年9月に保有株式売却による業績の上方修正と大幅増配を発表した事で株価は887円まで上昇しましたが、今年に入ってからは700円台で停滞しています。

株価指標(2023年7月14日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
日本空調465876513.11.23303.9251.4

今年の株価は700円台で停滞していますが、今期配当は増配見込みという事もあり配当利回りは4%前後となっています。

今期業績は増益見込みですがPER、PBRに割安感はなく、配当性向は51%付近と方針通りの水準です。

日本空調サービスについて、保有株式の売却で一時的に利益が伸びた時期はありましたが、基本的に業績は安定傾向です。

業績が安定している事に加え、現在の配当性向は51%付近とそこまで余裕がある訳ではありませんので、今後も配当が増えていくかは不透明ですが、それでも現在の配当利回りは4%前後と高水準です。

そして特殊な環境を有する施設が売上の約7割を占めており、維持管理に高度な技術が必要な事や参入障壁が高い点も強みですので、今後飛躍的な成長は期待しにくいかもしれませんが、安定して今の配当水準を受け取れる可能性は高いと思い、今回初めて購入候補にしています。

【1605】INPEX

5番目の銘柄はINPEXで石油や天然ガスなどの開発生産を手掛ける国内最大手の石油開発企業です。

現状は石油、天然ガスの開発生産がメイン事業ですが、脱炭素社会への流れを受け再生可能エネルギーやカーボンリサイクル事業にも注力しています。

INPEXは6月から購入候補にしており、本当は6月の権利が落ちたタイミングを狙っていましたが、あまり株価が下がらなかったため引き続き購入候補にしています。

通期最終利益(億円)

銘柄名INPEX
2019年12月期1235
2020年12月期-1116
2021年12月期2230
2022年12月期4382
2023年12月期(会社予想)3000

2019年からの通期最終利益を見ていきますが、増減が激しくなっています。

2020年はコロナショックの影響などで赤字に転落していますが、前期は原油及び天然ガスの販売価格上昇に加え、円安の追い風もあり過去最高益の水準へV字回復しました。

今期は第1四半期決算で油価や為替の設定を見直した事で通期最終利益の見込みを300億円上方修正していますが、それでも現状は大幅減益見込みとなっています。

しかし、第1四半期時点の最終利益は1514億円と通期進捗率が50%を超えるほど好調なスタートになっています。

配当推移

銘柄名INPEX
2015年3月18
2016年3月18
2017年3月18
2018年3月18
2019年3月24
2019年12月30
2020年12月24
2021年12月48
2022年12月62
2023年12月(会社予想)64

2015年からの配当推移をみていきますが、INPEXは2019年より12月期決算へ変更していますので少し変則的ですが概ね安定して増配している印象で、特にここ最近の増配幅は業績好調を背景に大きくなっています。

INPEXの配当方針は2022年度から2024年度の中期経営計画期間中は、総還元性向 40%以上を目途とし、年間配当金の下限を30円に設定するなど安定的な配当を基本としています。

株主優待

INPEXには株主優待が設定されており、保有株数や保有継続年数によってクオカードがもらえますので内容を表にまとめています。

保有株数保有継続年数金額優待品
400株以上1年以上1000円QUOカード
2年以上2000円
3年以上3000円
800株以上1年以上2000円カタログギフト
2年以上3000円
3年以上5000円

400株以上かつ1年以上継続が最低条件ですので少しきつめの条件ですが、長期保有者には有難い内容です。

株価推移

株価は2020年10月に492円まで下げた後は急速に値を戻し、去年6月には1831円まで上昇しました。

しかし、その後は反落し1300円付近まで値を下げましたが、直近は1700円付近まで上昇しています。

株価指標(2023年7月14日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
INPEX16051680.57.30.56643.8127.9

最近の株価はじわじわ上昇していますが、大幅増配の影響で配当利回りは3%後半の水準となっています。

今期業績は減益見込みですがPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は28%付近と余裕を感じる水準です。

INPEXについて、今期業績は減益見込みですが数年前と比較すると大きく伸びており、配当も増配傾向が続いているなか、他の銘柄と比較して株価はあまり上昇していない印象です。

業績は資源価格に影響を受ける部分が大きいですが、個人的にENEOSは既に700株保有している事も含め、リスク分散の意味でも引き続き購入候補にしています。

【3455】ヘルスケア&メディカル投資法人

最後の銘柄はREITのヘルスケア&メディカル投資法人で、下半期の購入候補からの継続銘柄となります。

ヘルスケア&メディカル投資法人は介護、医療、健康をキーワードとするヘルスケア施設へ重点投資するREITです。現在の保有物件は48件で投資先は有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などが8割以上を占めています。

分配金推移

銘柄名ヘルスケア&メディカル
2016年5070
2017年5137
2018年5352
2019年6763
2020年6560
2021年6452
2022年6611
2023年(会社予想)6822
2024年(会社予想)3235(半期)

2016年からの分配金配当推移を見ていきますが、好調な業績を背景に順調に増配傾向が続いています。

ここ数年は6000円台で安定していますが、このままのペースで増配が続けば7000円の大台も見えてきそうな感じです。

基準価格推移

基準価格はコロナショックで7万8400円まで売られた後は、上下を繰り返しながら上昇しています。

しかし、去年10月に20万円を超えた後は他のREIT銘柄同様に反落し、直近は15万円台で推移しています。

基準価格指標(2023年7月14日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
ヘルスケア345515880026.91.4765004.09

最近の基準価格は15万円台まで下落していますが、分配金は安定して増配しているため利回りは4%前後の水準です。

ヘルスケア&メディカル投資法人は、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などに特化しており、オフィスやマンションなどが主流のREIT銘柄の中では異色の存在です。

しかし、少子高齢化は今後の日本が避けては通れない問題であり、高齢者向け施設や住宅の需要も今後更に高まる事が想定されます。

以上の内容から、今年は購入候補にしている場面も多かったですが、ヘルスケア&メディカル投資法人は7月が権利月ですので、権利が落ちた後の基準価格が下がった場面を狙うつもりです。

2023年お盆までに購入を検討している高配当株6選(2023年7月14日時点)

今回検証した今年のお盆までに購入を検討している6銘柄を表にまとめています。

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
イオンFS857012279.80.60534.3242.4
ユー・エス・エス4732242218.83.0469.42.8753.9
積水ハウス192828559.61.131184.1339.9
日本空調465876513.11.23303.9251.4
INPEX16051680.57.30.56643.8127.9
ヘルスケア345515880026.91.4765004.09

今回の6銘柄は下半期の購入候補からの継続銘柄が3つ、新しく購入候補にした銘柄が3つとなっています。

そして、途中でも触れた様に積水ハウスとヘルスケア&メディカル投資法人は7月の権利月銘柄、イオンFSは8月末に権利確定を控えています。

権利落ち前に買うのか、権利落ち後に買うのかは難しいところでもありますが、中長期の視点で考えた場合は最初に配当をもらうまでの時間は長くなりますが、権利落ち後の株価が下がった場面を狙う方が良い場合も多いです。

ただ、今年の3月にシリコンバレー銀行破綻の問題で全体が下げた様に、権利落ち前の思わぬ急落は購入チャンスとなる場合もありますので、常にアンテナを張っておく事が大切です。

まとめ

今回は今年のお盆までに購入を検討している6個の高配当株についてまとめました。

今年の相場は年明け以降強い展開が続いていますので、なかなか新規購入が難しい状況ですが、冒頭でも触れた様に夏場は相場が弱含む傾向があります。

特に今年はかなりのスピードで上昇していますので、そろそろ調整がきてもおかしくはないタイミングです。

そして個人的に7月上旬は久しぶりに2銘柄購入した事で、残りのNISA枠は約88万円となっていますので、慎重になりながらも勇気を出して優良高配当株の株価が下がった場面を狙うつもりです。

そんな実際の購入実績は改めて投稿しますので宜しくお願いします。

お盆までに買いたい6銘柄はYouTubeで動画版も投稿していますので、あわせてご覧ください。

【厳選】2023年お盆までに購入を検討している高配当株6選

40代元証券マンの高配当株投資(YouTube編)

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コメント

  1. qwerty より:

    INPEXの通期最終利益、配当推移の銘柄がENEOSになってます

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