【配当利回り5%超】NISA枠内で毎月配当が貰える最強ポートフォリオ6選

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銘柄検証

高配当株投資家にとって毎月配当が受け取れる毎月権利確定は夢の1つであり、目標にされている人も多いかと思います。日本企業は3月期銘柄が多いので難しい部分もありますが、現在の上場銘柄数は約3800社ありますので、上手く選択できれば高配当銘柄かつ毎月の権利確定を達成する事も可能です。

そこで今回は一般NISAの年間購入枠120万円の中で配当利回りがなるだけ高く、毎月配当が貰える6銘柄を選出していますので是非最後までご覧ください。

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【1928】積水ハウス【1月、7月】

まず1月、7月権利確定銘柄は積水ハウスです。

積水ハウスは大阪が本社の大手ハウスメーカーで住宅関連の売上が半数以上を占めています。

積水ハウスの現状は、国内及びアメリカの住宅市場ではコロナ禍での生活様式の変化を背景に住宅取得需要は底堅い状況が続いているとしています。

また国内では新設住宅着工は戸建住宅・賃貸住宅ともに持ち直しの動きが継続している事に加え、子育て世代の住宅取得支援制度の創設や環境性能に応じた住宅ローン減税制度の導入など、住宅取得やリフォーム工事への政策面での追い風もあったとの事です。

積水ハウス通期最終利益(億円)推移

銘柄名積水ハウス
2018年1332
2019年1258
2020年1412
2021年1235
2022年1539
2023年(会社予想)1580

2018年からの通期最終利益推移を見ていきます。

2021年はコロナショックの影響もあり減益となっていますが、2022年以降は順調に回復し最終利益は既にコロナ前を上回る水準です。

業績好調の要因は、戸建・賃貸住宅ともに昨年から続く資材価格高騰の影響を受けつつも、住まい手の「幸せ」に繋がる高付加価値提案や住宅ローン減税制度などの影響で、国内外における住宅事業は好調が継続との事です。

積水ハウス配当推移

銘柄名積水ハウス
2015年50
2016年54
2017年64
2018年77
2019年79
2020年81
2021年84
2022年90
2023年(会社予想)94

2015年からの配当推移をまとめていますが順調に増配傾向です。

コロナショックの影響で減益となった2021年でも増配しており、株主還元姿勢の高さを感じます。

積水ハウスの配当方針は株主価値の最大化を経営における重要課題の一つと認識しており、具体的な目安として中期的な平均配当性向を40%以上としています。

積水ハウス株価推移

株価はコロナショックで1551円まで売られた後は、上下を繰り返しながら戻ってきています。

ここ1年くらいは、2100円から2500円くらいでの動きとなっており、直近は2300円前後で推移しています。

積水ハウス株価指標(2022年8月12日時点)

銘柄コード権利月株価PERPBR配当配当利回り配当性向
積水ハウス19281、72366.510.11.04943.9739.6

配当は順調に増配が継続しているなか、株価は動きが止まっていますので配当利回りは4%前後の水準です。

PERは市場平均と比較して割安で配当性向は40%付近と方針通りです。

【3488】ザイマックス・リート【2月、8月】

2月、8月権利確定の銘柄は、REIT(リート)からザイマックス・リートです。

REIT(リート)とは投資家から集めた資金を不動産等に投資し、賃料等で得られた利益を投資家に分配する仕組みのファンドで現在は約60銘柄が上場しています。

REIT(リート)の投資先にはオフィスビル、マンション、ホテル、商業施設、物流施設等、様々な種類があり、投資するエリアと共に銘柄を選定する重要なポイントです。

ザイマックス・リートの投資物件は現状オフィスへ50%以上投資しており、残りは商業施設、ホテルが中心で、エリアは東京経済圏で7割近くになっています。

投資方針はオフィス、商業施設及びホテルをメインアセットとして位置付け、ザイマックスグループが長年蓄積してきた不動産マネジメントの知見・ノウハウを活用し、各物件のキャッシュフローの安定性及び不動産価値を見極めて投資対象とすることで、中長期にわたる運用資産の着実な成長と安定した収益の確保を実現し、投資主価値の最大化を目指すとしています。

ザイマックス・リート分配金推移

銘柄名ザイマックス・リート
2019年6648
2020年6249
2021年5811
2022年(会社予想)7763

ザイマックス・リートは2018年上場の為、2019年からの分配金推移を見ていきます。

上場後分配金は2年連続で減少していましたが、今年の分配金予想は業績好調を背景に大きく上昇しています。

しかし、現状2023年2月期の分配金予想は3091円となっており、来年は減少してしまう可能性もありますので注意が必要です。

ザイマックス・リート基準価格推移

基準価格はコロナショックで6万8700円まで売られた後は、順調に値を戻しています。

今年は第三者割当による新投資口発行を発表したタイミングで値を下げ11万円を割る場面もありましたが、その後は少し戻し、直近は12万円台後半で推移しています。

ザイマックス・リート株価指標(2022年8月12日時点)

銘柄コード権利月株価PERPBR配当配当利回り配当性向
ザイマックス・リート34882、812840016.61.3777636.05

直近の基準価格は上昇傾向ですが今年の分配金予想は大きく伸びていますので、分配金利回りは6%付近と高水準です。

6%近い分配金利回りは、現在上場しているREIT(リート)のなかでもトップクラスの高さです。

【8316】三井住友FG【3月、9月】

続いて3月、9月銘柄は銘柄数も多く迷うところですが、配当利回りの高さとNISA枠との絡みから、メガバンクの三井住友FGを選んでいます。

三井住友FGは日本を代表するメガバンクですが、銀行は長い間金利低下の影響で苦戦していた事もあり、金利収入に頼らない収益構造の確立を目指し、その成果が着実に積み上がってきています。

また今後国内市場での飛躍的な成長は難しい為、メガバンクは海外への進出も進めており、三井住友FGは第2、第3のSMBCグループを創るとして、成長ポテンシャルの高いインドネシア、インド、ベトナム、フィリピンへの出資を行い各国の成長を取り込むプラットフォームの構築を目指しています。

三井住友FG通期最終利益(億円)推移

銘柄名三井住友FG
2018年3月期7343
2019年3月期7266
2020年3月期7038
2021年3月期5128
2022年3月期7066
2023年3月期(会社予想)7300

2018年からの最終利益推移を見ていきますが、コロナショックで2020年以降大きく業績を落とす時期もありましたが、2022年3月期は前期からの反動やコロナショックでの倒産に備えていた貸倒引当金を想定程使用しなくて良かった事もあり、業績は急回復しています。

そして今期の予測は更に増益予想となっており、先日発表された第1四半期決算の内容も順調な内容でした。

三井住友FG配当推移

銘柄名三井住友FG
2015年140
2016年150
2017年150
2018年170
2019年180
2020年190
2021年190
2022年210
2023年(会社予想)220

2015年からの配当推移をまとめていますが、順調に増配傾向です。

コロナショックの影響が出た2021年など据え置きとなっている年もありますが、概ね安定して増配をしているイメージです。

三井住友FGの配当方針は、株主還元は配当を基本に機動的な自己株取得も実施していくとしており、配当は累進的とし配当性向は2022年度までに40%を目指す方針です。

三井住友FG株価推移

株価はコロナショックで2507円まで売られた後は順調に値を戻しています。今年に入ってからは、業績好調や長期金利上昇を背景に4400円を超える水準まで買われましたが、その後はロシアのウクライナ侵攻を受けて3672円まで売られ、直近は少し戻して4100円前後で推移しています。

三井住友FG株価指標(2022年8月12日時点)

銘柄コード権利月株価PERPBR配当配当利回り配当性向
三井住友FG83163、941487.80.462205.3041.3

三井住友FGの株価はじわじわ上昇していますが、順調に増配が継続している事で配当利回りは5%半ばと高水準です。

業績好調を背景にPER、PBRは市場平均と比較して割安で、配当性向は40%付近と方針通りです。

【8975】いちごオフィスリート【4月、10月】

4月、10月銘柄は、再びREIT(リート)からいちごオフィスリートです。

REIT(リート)は決算月が様々ですので、高配当の毎月配当を選ぶ際には欠かせない存在です。

いちごオフィスリートの投資物件は中規模オフィスが中心で、エリアは東京首都圏へ70%以上投資し、残りは全国の主要都市へ投資しています。

投資方針は首都圏を中心に、安定的かつ成長性のある中規模オフィスのポートフォリオを構築するとしています。

いちごオフィスリート分配金推移

銘柄名いちごオフィスリート
2017年3853
2018年3978
2019年4405
2020年4393
2021年4317
2022年(会社予想)4579

2017年からの分配金推移を見ていきますが順調に増加傾向です。

2021年の分配金は減少していますが今年の分配金予想は回復傾向で、ここ数年は4000円を超える水準で安定しています。

また、来年4月期の分配金も2076円で予想されていますので、来年も4000円超えの分配金が期待できそうです。

いちごオフィスリート基準価格推移

基準価格はコロナショックで5万4300円まで売られた後は、10万円を超える水準まで急速に戻しました。

その後は徐々に値を下げ、直近は8万5000円付近で安定推移しています。

いちごオフィスリート株価指標(2022年8月12日時点)

銘柄コード権利月株価PERPBR配当配当利回り配当性向
いちごオフィスリート89754、108480021.71.2545315.34

いちごオフィスリートの分配金利回りは、基準価格、分配金が安定している事もあり5%を超えています。

REITのなかでも基準価格、分配金は安定していますので、中長期保有には向いている銘柄かと思います。

【9286】エネクス・インフラファンド【5月、11月】

5月、11月銘柄はインフラファンドからエネクス・インフラファンドです。

インフラファンドとは、太陽光発電設備をはじめとする再生可能エネルギーや空港、鉄道、道路といったインフラに投資し、そのインフラから得られる収益を分配金として配当するファンドの事です。

現在上場している全てのインフラファンドが太陽光発電を保有物件に組み入れており、保有物件が不動産という点は違いますがREIT(リート)の太陽光発電版の様なイメージです。

そんな中エネクス・インフラファンドは現在9件の太陽光発電所を保有しており、エリアは九州から北海道まで分散されていますが、取得価格ベースで見ると中部地方で約7割を占めます。

2021年までは11月権利確定の年1回分配でしたが、2022年より年2回分配(5月、11月)へ変更しています。

エネクス・インフラファンド分配金推移

銘柄名エネクス・インフラファンド
2019年5980
2020年6000
2021年6000
2022年(会社予想)6030

エネクス・インフラファンドは2019年上場の為、2019年からの分配金推移をまとめています。

分配金は年間6000円付近で安定しており、先程もお伝えした通り今年より年2回分配金へ変更の為、5月の分配金は3030円、11月の分配金予想は3000円となっています。

エネクス・インフラファンド基準価格推移

エネクス・インフラファンドの基準価格は、2019年の上場後11万9500円まで上昇した後、コロナショックで7万3100円まで売られました。

その後は上下を繰り返しながら推移していますが、直近は9万円台前半の水準で安定しています。

エネクス・インフラファンド指標(2022年8月12日時点)

銘柄コード権利月株価PERPBR配当配当利回り配当性向
エネクス・インフラファンド92865、119250024.81.1360306.52

エネクス・インフラファンドの分配金利回りは、分配金、基準価格が安定している事もあり6%半ばと高水準です。インフラファンドは利回りの高さが売りではありますが、6%半ばの利回りは現在上場しているインフラファンドのなかでもトップクラスです。

【2914】JT【6月、12月】

最後の6月、12月銘柄はJTです。6月、12月期銘柄は3月期銘柄の次に銘柄数が多いので迷いましたが、利回りの高さを重視してJTにしています。

JTのメイン事業は時代に逆行するたばこ事業ですので業績は低迷傾向で、減配の恐れも嫌気され始めた2016年以降は株価も下落傾向が続いていました。

しかし、前期、今期の業績は海外たばこ事業の好調に加え円安のプラス要因もあり回復傾向で、配当も前期は減配となりましたが、今期は減配前の水準に戻る配当予想になっています。

JT通期最終利益(億円)推移

銘柄名JT
2019年12月期3481
2020年12月期3102
2021年12月期3384
2022年12月期(会社予想)3620

JTの2019年からの通期最終利益推移をみていきますが、2020年に減益に陥ってからは回復傾向です。

業績回復の要因は、ロシアウクライナ情勢の影響は受けつつも、EMA(ルーマニア、トルコ等)の伸長やイタリア、フィリピンなど海外市場の販売好調に加え円安の効果としています。

JT配当推移

配当推移
2015年118
2016年130
2017年140
2018年150
2019年154
2020年154
2021年140
2022年(会社予想)150

2015年からの配当推移をまとめています。

2019年までは順調に増配傾向でしたが、2020年には配当性向が90%付近まで上昇し、2021年には上場後初の減配を発表しています。

しかし、2021年の途中から業績は海外たばこ事業の好調で回復基調となっており、今期の配当見込みは年間150円と減配前の水準に戻る予測となっています。

JTの配当方針は、強固な財務基盤を維持しつつ中長期の利益成長を実現することにより株主還元の向上を目指すとし、具体的な数値としては配当性向75%を目安にしています。

JT株価推移

株価は2016年2月には4850円の高値を付けていますが、そこからは右肩下がりの状況です。今年に入ってからは、ロシアのウクライナ侵攻を受けて3月上旬には2000円まで売られましたが、その後は更に円安が進んだ影響もあり2400円を超える場面もありました。

しかし、先月末に発表した第2四半期決算後の株価は、為替が円高に振れた影響もあり直近は2300円前後で推移しています。

JT株価指標(2022年8月12日時点)

銘柄コード権利月株価PERPBR配当配当利回り配当性向
JT29146、12232211.41.121506.4673.5

最近の株価は上昇傾向ですが、配当は前期水準から戻している事もあり、配当利回りは6%半ばと高水準です。

PER、PBRは市場平均並みで配当性向は73%付近と方針通りです。

毎月権利確定ポートフォリオ6選(2022年8月12日時点)

今回紹介した6銘柄の2022年8月12日時点の株価や配当利回りを表にまとめています。

銘柄コード権利月株価PERPBR配当配当利回り配当性向
積水ハウス19281、72366.510.11.04943.9739.6
ザイマックス・リート34882、812840016.61.3777636.05
三井住友FG83163、941487.80.462205.3041.3
いちごオフィスリート89754、108480021.71.2545315.34
エネクス・インフラファンド92865、119250024.81.1360306.52
JT29146、12232211.41.121506.4673.5
合計  1189350  647245.44 

今回は、一般NISA枠120万円の範囲内で毎月配当が貰える高配当株を6銘柄紹介しました。

この6銘柄を全て最低単元で購入した場合の合計金額は約119万円で、年間配当は64,724円となりますので配当利回りは5%半ばと高水準な事に加え毎月配当がもらえます。

しかし、ここまでまとめてきて最後にこんな事を言うのはどうかと思いますが、正直個人的に毎月配当が貰える事にそこまで意味はないと思っていますし、毎月の権利確定を目指して銘柄を選定する事はしない方が良いと思っています。

ただ冒頭でもお伝えした通り、高配当株投資家にとって毎月の権利確定は夢の1つではありますので、気に入った銘柄を購入していった結果として毎月の権利確定が達成される様な状況が望ましい様な気はします。

毎月配当がもらえる最強ポートフォリオについては、YouTubeで動画版も投稿していますのであわせてご覧ください。

【配当利回り5%超】NISA枠(120万円)内で毎月配当が貰える最強ポートフォリオ

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