【投資初心者必見】長期保有できる優良高配当株の選び方

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株式投資の始め方

株式投資を始めようとした場合どの銘柄に投資するかは非常に重要な問題です。

銘柄を選ぶ方法は、高配当を求めるのか、短期間で大きな値上がり益を求めるのか、長期的に安定的な上昇を求めるのかなど投資目的によっても異なりますが、いずれにしても現在東証に上場している企業数は3700社以上ありますので、銘柄選定は非常に難しい問題でもあります。

特に今から投資を始めようとしている方や投資を始めたばかりの方は、どの様に銘柄を選んで良いか分からず、なかなか購入できないなんて事もあるかと思います。

そこで今回は私が現在投資している高配当株投資において、どの様に高配当銘柄を選定しているか銘柄選定の具体的な方法や注意している点についてまとめていきます。

もちろん私の選び方が正解な訳ではありませんが、選定方法の1つとして参考にして頂ければと思います。

高配当株投資をおすすめする理由や高配当株投資に適している証券会社は別記事で投稿していますので興味のある方はこちらをご覧ください。

【株式投資の始め方】投資初心者におすすめの投資方法とネット証券3選

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高配当株とは

そもそも高配当株の定義ですが、明確に配当利回り何パーセント以上と決まっている訳ではありませんが、個人的には配当利回り3%以上を目安にしています。

もちろん企業の将来性や今後の増配見込みまで期待を込めて3%以下の銘柄を購入する事もありますが、現状は3%を1つの目安にしています。

高配当株の選び方

ここからは具体的に高配当銘柄の選定方法を説明していきますが、私が銘柄選びの時に1番大切にしている点は業績、配当の安定です。

本当はここに右肩上がりまで加えたいのですが、そこまで求めると選べる銘柄が限られてきますので業績が現状維持でも安定している銘柄を選定条件にしています。

業績

具体的な業績の選定方法ですが、私の場合は最終利益を1番重視しています。

もちろん売上や経常、PER、PBR、ROEなどチェックするべきポイントはたくさんあるのですが、最初から色々な項目を見る事は大変ですし、全ての項目が優れている銘柄というのも中々ありませんので、初心者の方は最終利益の推移を特に見るべきだと思います。

実際私の銘柄検証投稿でも業績について記載しているのは2018年から5年間の最終利益ですが、それでも大まかな雰囲気はつかめます。

ちなみに今は色々なサイトで過去数年分の業績をチェックする事が出来ますが、私がよく見ているのは株探のサイトで恐らく多くの方が利用されているかと思います。

配当推移

続いては配当の見方ですが、配当が安定している企業の選定方法としては、もちろん過去数年分の配当推移を見る事が大切になってきますが、特に私は業績が落ち込んでいる時の配当に注目しています。

最近だとコロナショックで様々な企業の業績が落ち込みましたが、そんな中でも減配しなかった企業は高配当銘柄としておすすめできます。今後も様々な要因で業績が上下する場面はあるかと思いますが、コロナショック時ほど業績に大きな影響を与える出来事は、滅多に起きないと思います。

そんなコロナショック時でも減配をしなかった銘柄は、今後並大抵の事では減配しないのではないか、そんな思いで配当推移を見ています。

また、配当を見る期間は現状2015年からの8年間くらいを見る様にしており、配当についてはIR BANKのサイトが見やすいです。

IR BANKサイト

配当性向

配当について次に注意して見ている項目は配当性向です。

配当性向とは当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向が25%の場合は、利益の4分の1を配当として出している事になりますし、配当性向が100%を超えている場合は利益以上の配当を出している事になります。

配当性向の目安は各企業の方針もありますので一概には言えませんが、概ね30%から50%くらいが一般的かと思います。

特に配当性向が50%を超えてくると注意が必要で、急激な業績悪化などで減配リスクが高まる可能性があります。

配当性向は決算書に記載している企業もありますし、【1株当たりの配当金÷1株当たり純利益(EPS)×100】で簡単に計算もできます。

1株当たりの配当予想や現時点の1株当たり純利益も株探サイトで確認できます。

配当方針

配当方針も高配当株を選定するうえで重要なポイントです。

配当方針では各企業の配当に対する考え方が分かるほか、配当性向などの具体的な数値を目安として示している企業も多いです。

また銘柄によっては、配当方針として減配せず現在の配当水準を維持または増配し続ける「累進配当」を宣言している企業もあります。

高配当株投資家にとって魅力的な累進配当ですが、注意点としては期間を区切って累進配当を宣言している企業も多い事や業績悪化などにより累進配当を取りやめて減配する可能性もゼロではないという点です。

それでも累進配当を宣言していない企業と比較して減配のリスクが小さい事は間違いありませんので、銘柄選定の大きなポイントになります。

各企業の配当方針は決算書やHPで確認できます。

高配当株購入のタイミング

以上の様な方法で自分の投資したいと思う高配当株を選定できたら次に大切な事は購入のタイミングです。

高配当株投資は中長期の運用が目的で株価による利益(キャピタルゲイン)を求める事が1番の目的ではないですが、それでもなるべく株価が安いタイミングで買う方が良い事に違いはありません。

従ってコロナショックや最近ですとロシアウクライナ問題の様に全体的に相場が大きく下げる様な場面は買い場となる事が多いです。

また、高配当株の場合は権利付き最終日に向けて株価を上げていく場合が多いですが、配当の権利が落ちた後は権利落ち分の配当以上に株価を下げる場合もあります。

狙っている銘柄の株価がなかなか下がらない場合などは、最初の配当をもらうまでに時間は掛かってしまいますが、権利落ちのタイミングを狙う事も有効な方法です。

分散投資

そして最後は投資方法になりますが、高配当株投資は中長期の投資になりますのでリスク分散の為にも、投資銘柄は分散させる事が大切です。

どんなに業績、配当推移、配当性向、配当方針が素晴らしい企業でも将来の事は誰にも分かりません。

コロナショックやロシアのウクライナ侵攻などによる急激な業績悪化や不正、不祥事の発覚など今の世の中はどんな大企業でも何が起こるか分からない時代です。

その様なリスクを回避する為にも、銘柄だけでなく業種や購入のタイミングも分散させる事が望ましいです。

投資信託

また、投資初心者の方で個別銘柄への投資に抵抗がある方は、投資信託やETFがおすすめです。

投資信託とは顧客から投資された資金を専門家が株式や債権、不動産などで運用し、得られた利益を投資家に還元する仕組みの金融商品です。

国内のみに限らず外国株へ投資している商品など様々な種類があり、高配当を売りにしている商品もあります。

そしてETFとは上場している投資信託の事で、個別銘柄と同様に株価(基準価格)がリアルタイムで動く為、売買がしやすく、ETFにも高配当を売りにしている商品があります。

特に最近は外国株の人気が高まっており、中でも米国株へ投資しており配当も高いVYM、HDV、SPYDは人気の商品です。

この3銘柄の特徴については別の記事でまとめていますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

米国ETFの人気3銘柄(VYM、HDV、SPYD)を徹底検証

まとめ

今回は高配当株投資における銘柄の選び方についてまとめました。

冒頭でもお伝えした様に私の選び方が正解な訳ではありませんし、他に色々注意する点もあるかと思います。

しかし、全ての条件を揃えている優良銘柄には中々巡り合えませんし、その様な銘柄は株価も当然上昇しているかと思います。

そして自分で銘柄を選んでいくなかで、ここだけは譲れないと思う点やここは妥協できると思う点などが人それぞれ出てくるかと思います。

その様な過程を通して自分なりのポートフォリオが完成できる頃には、それなりの配当を受け取れる様になっているはずです。

個人的にも高配当株の業績や配当情報はブログで定期的に投稿していますし、購入候補にしている銘柄についても投稿していますので、数多くある情報の1つとして宜しければ参考にして下さい。

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