【もの凄く強かった今年の相場終了!!】2023年12月末時点の保有銘柄・配当情報

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資産状況推移

今年の相場も先程終了しましたが、12月は今後の日米金利差縮小への思惑から為替が円高に振れた事で、特に中旬にかけては輸出関連銘柄を中心に上値が重たい展開となりました。

日経平均だけを見ると大きく下げているわけでは無いのですが、通常12月は年末に向けて堅調に推移する展開が多い事やNYダウが史上最高値を更新している事を踏まえると、実態以上に弱く感じる年末となっています。

という事で今回は、そんな12月相場を振り返りつつ、保有銘柄の最新状況に加え、2024年の相場展望をまとめていきます。

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12月相場の振り返り

まずは12月相場から振り返っていきますが、上旬は為替が円高に進んだ事や節税目的で売りが増えた影響もあってか日経平均も大きく売られる場面が目立ちました。

そして、中旬にかけては7日に日銀の植田総裁が現在の金融政策の運営に関し「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言した事で、マイナス金利の解除や更なる金融緩和策修正への思惑から一気に円高が進み、日経平均も上値が重たい展開が続きました。

そんななか、12月14日のFOMCでパウエル議長が「利下げは視野に入り始めている」と発言した事でNY市場は500ドル以上上昇しましたが、為替が更に円高に進んだ事で日本株は輸出関連銘柄を中心に売られる展開となりました。

下旬にかけては19日の日銀会合で金融政策の現状維持が発表された事で為替が円安に振れたため日経平均も反発する動きとなるなか、史上最高値を更新したNYダウと連動し、今年の高値に迫り年末を迎えています。

2023年相場の振り返り

続いて今回は年末ですので2023年の相場を振り返っていきますが、今年の相場は年明けから強い動きが続き、春頃にシリコンバレー銀行経営破綻による調整局面がありましたが、その後はすぐに勢いを取り戻し、6月頃までは堅調な展開が続きました。

7月以降は上半期に強かった反動や日米の金融イベントに影響を受け、停滞する場面も目立ち始めましたが、好調な企業決算を背景に底堅い雰囲気は継続しました。

9月下旬以降は、日銀の大規模金融緩和策修正の動きやアメリカの金利動向に加え、緊迫度を増す中東情勢の影響で乱高下する場面が増えました。

そんななか、11月には日経平均が6月に記録した今年の高値を再度更新する場面があるほど力強い動きとなっています。

年末にかけては今後の日米金利差縮小への思惑から為替が円高に振れた事で上値が重たい展開となりましたが、ここ数年で見ても今年の相場がかなり強かった事は間違いないです。

2023年に購入した銘柄

そんな2023年に購入した銘柄ですが、こちらの18銘柄です。

銘柄コード平均購入単価株数購入金額購入時期
アルテリア・ネットワークス442312431001243001月
センコーグループHD9069980.8100980801月
三菱HCキャピタル8593659.82001319602月
ホンダ72673197.51003197502月
伊藤忠エネクス813310931001093002月
SPK74661524.91001524902月
ニッスイ1332545.75002728503月
東京海上HD87662604.91002604903月
みずほリース842534651003465003月
丸紅80021937.91001937904月
NTT9432166.58001332007月
いすゞ自動車72021739.51001739507月
ヘルスケア&メディカル345515290011529008月
イオンFS85701254.31001254308月
イエローハット98821953.81001953809月
AREHD5857192010019200010月
あさひ3333125210012520010月
ENEOS50205381005380011月
合計   3161370 

今年は年明けから強い相場が続いた事で新規購入を決断する事が難しい時期も続きましたが、結果的に見ると年明けすぐか3月にシリコンバレー銀行の経営破綻に絡む調整局面が絶好の買い場となりました。

実際、春頃までに購入できた銘柄の株価はその後大きく上昇していますので、やはり優良高配当株が全体の下落に連られて値を下げている局面は購入チャンスの場合が多いと再認識できる場面でした。

そして、5月、6月は相場の強さに付いていけず1銘柄も購入できない時期が続きましたが、日経平均に停滞感が目立ち始めた7月以降は、残りのNISA枠も意識しながら購入ペースも戻しています。

ただ、この頃購入した銘柄は現時点で含み損に陥っている銘柄もありますので、この辺りの銘柄は来年以降に引き続き期待したいです。

そして、11月にENEOSを購入した時点で今年のNISA枠を使い切ってしまったため、12月は予想外に弱い展開となる場面もありましたが、購入はできていません。

保有銘柄情報(2023年12月29日時点)

それではここからは、12月相場で保有銘柄がどの様に動いたのか、2023年12月29日時点の最新情報をまとめていきます。

銘柄コード平均購入単価保有株数現在株価評価損益権利確定配当(累計)評価損益(配当込)予定配当利回り(買値)利回り(現値)
ニッスイ1332545.7500759.110670010000116700100003.672.63
大和ハウス19252937.5100427213345013300146750140004.773.28
キリンHD25031894.6100206617140134003054069003.643.34
JT29142192.5200364529050089200379700376008.575.16
トーセイリート3451112380113570023320214304475071606.375.28
KDX不動産897215934511608001455276452910076004.774.73
ヘルスケアリート34551529001139800-131000-1310065004.254.65
マリモリート34701311001121900-920014516531665795.025.40
ザイマックス34881227201118600-412010061594160844.965.13
いちごリート89756976528250025470297505522081485.844.94
ENEOS5020437.55800560.49828037400135680176005.033.93
AREHD58571920100195131000310090004.694.61
いすゞ自動車72021739.51001816765043001195086004.944.74
ホンダ72671065.8300146612005014700134750174005.443.96
SPK74661524.910018473221047003691050003.282.71
伊藤忠80013698100576720690022000228900160004.332.77
丸紅80021937.910022282901041503316083004.283.73
三井物産80312387.5100529829105033000324050170007.123.21
稲畑産業8098226310031408770017000104700120005.303.82
伊藤忠エネクス81331063.420015379472012800107520104004.893.38
イエローハット98821953.81001765-188803300-1558066003.383.74
三菱UFJ8306495.97001211.550094062450563390287008.273.38
三井住友FG83163115.3300688011294102040001333410810008.673.92
アルヒ71981034.7100822-212707500-1377040003.874.87
みずほリース84253465100484013750016500154000172004.963.55
リコーリース85663840100485510150028500130000150003.913.09
オリックス85911428.5200265624550051400296900188006.583.54
三菱HC8593593.8400946.814122020400161620148006.233.91
イオンFS85701254.3100126510702500357053004.234.19
東京海上HD87662604.910035299241011050103460121004.653.43
センコーHD9069939.920011424042089004932076004.043.33
いちごインフラ928262700371000249003588660786121956.485.73
カナディアン92841264001111900-1450022450795075255.956.72
東京インフラ928596800186700-1010018201810158146.016.71
エネクスインフラ928691600384900-201005400033900180006.557.07
ジャパンインフラ928795500185600-990017815791559906.277.00
スカパーJSAT9412410.62006985748060006348040004.872.87
NTT9432166.5800172.346402000664040003.002.90
KDDI94333080.5200448628110072500353600280004.543.12
ソフトバンク94341374.48001759.5308070189200497270688006.264.89
ヤマダHD9831397.5500438.420450180003845060003.022.74
あさひ33331252100126715000150045003.593.55
VYMVYM83.4215111.831052202027212549244003.341.86
合計    4745195129136660365616121955.563.91

水産・農林

最初の銘柄は水産会社のニッスイですが、12月は中旬にかけて800円を超える場面もありましたが下旬にかけては値を下げています。ニッスイは原材料の多くを海外から仕入れている関係で円高はメリットになるとされていますので為替の動きと連動した感じもありますが、今までの円安局面でも業績は順調に推移していましたので、引き続き来年も期待です。

建設

大和ハウスも中旬にかけては4400円を超える場面もありましたが、下旬にかけては値を下げています。先月発表した第2四半期決算が順調だった事もあり、日経平均に逆行して強い動きでしたが、年末にかけては今までの反動があった印象です。

食品

キリンHDは11月に売られていた反動もあり底堅い展開が続きました。今月が権利月である事を考慮すると弱い動きにも見えますが、とりあえずは来年発表される本決算に注目です。

JTは11月に値を上げていた反動や為替が円高に振れた影響もあり売られる場面が目立ちましたが、JTも今月が権利月な事もあってか底堅い雰囲気は続いています。最近の業績好調は海外たばこ事業が堅調に推移している事が大きな要因ですので円高はマイナス材料になりますが、とりあえずは今期の最終着地と配当増額に期待です。

REIT

REITについては合計6銘柄の保有となっていますが、弱い動きが目立ちました。REITは物件の購入費用を金融機関などからの借り入れで対応する部分が多く、金利上昇はマイナス要因になりますので売られている銘柄が多いです。ただ、去年後半以降はかなり売られている銘柄も多く、金利上昇については大分織り込んでいる部分もあるかと思いますので、来年実際にマイナス金利解除となったタイミングで材料出尽くしとなるか注目です。

石油

ENEOSは原油価格が下落していた事もあり、じわじわ値を下げる場面が目立ちましたが、19日に社長がセクハラ問題で解任された事を受け更に売られる展開となりました。今回の問題が直接業績に与える影響は大きくないかと思いますが、セクハラからの解任は2代続けてとなりますので印象はよくありません。

非鉄金属

AREホールディングスは日経平均と連動して中旬にかけて値を下げましたが、下旬にかけては金価格の上昇もあり値を戻しています。

輸送用機器

いすゞ自動車とホンダの自動車メーカーは円高が進んだ事やダイハツの不正検査問題で自動車株全般が売られた事もあり弱い12月となりました。2社とも業績は順調に推移していますが、来年は更に円高が進みそうな雰囲気もありますので注意は必要です。

卸売り

SPKも円高が進んだ影響もあり1800円前後で停滞感はありましたが、他の銘柄と比較すると底堅い動きでした。

総合商社の伊藤忠、丸紅、三井物産も日経平均の下落や円高が進んだ影響でずるずる売られる12月となりました。商社業界もここ数年の業績好調は円安の追い風があった事は間違いないですので、来年以降の株価も為替動向に影響を受けそうです。

稲畑産業の12月は3000円台前半で安定した値動きでした。全体の動きを見れば3000円を割れてもおかしく無い状況でしたが、業績が順調に推移している影響もあってか底堅い動きとなりました。

伊藤忠エネクスは11月の流れを引き継ぎ12月上旬までは堅調な動きでしたが、その後は値を下げています。最近は原油価格が下落しても強い動きが続いていましたが、その反動もあり年末にかけては調整しています。

イエローハットは11月に売られていた反動もあり12月上旬にかけては反発しましたが、その後はじわじわ売られています。今期は第2四半期時点の通期進捗率が37%付近と低迷していますので、来年は何とか巻き返して欲しいところです。

金融

三菱UFJFGと三井住友FGのメガバンクは、中旬にかけてはしっかりとした動きが続いていましたが、FOMCで来年の利下げが示唆された事や日銀会合で金融政策の現状維持が発表されると年末にかけては売られる展開となりました。ただ、今年の上げ幅を考慮すると、まだまだ調整と呼べるレベルではありません。

その他金融

アルヒは12月も弱い動きが続き年初来安値を更新してしまいました。国内金利の先高観はフラット35の需要増へ期待できる部分もあるかとは思いますが、とりあえずは目先の業績を何とかして欲しいところです。

保有しているリース4銘柄も12月は弱い動きの銘柄が多かった印象です。リース銘柄も最近は海外の売上が増えており円高がマイナス材料になっている感じですので、来年の為替動向が気になるところです。

イオンFSは1200円後半から前半にずるずる売られる12月となりました。イオンFSは2月決算ですので年明け早々の1月11日に第3四半期決算の発表を予定しています。第2四半期時点の通期進捗率が27%付近と低迷している事を考慮すると通期見通しの下方修正が発表される可能性もありますが、個人的には減配がなければ良しとします。

保険

保険株の東京海上HDは中旬にかけてはしっかりした動きでしたが、年末にかけては売られています。この辺りは来年の米国金利が利下げ見通しとなった事や円高が進んだ影響に加え、19日に保険料のカルテル問題について立ち入り検査が入ったと報じられた事が影響している印象です。いずれも新しい問題ではありませんが、表面化した事で株価にも影響を与えています。

陸運

センコーグループHDの12月は中旬までは停滞していましたが、年末にかけては上昇し、年初来高値を更新しています。特別な材料は無かったかと思いますが、業績や配当が順調に推移している事を踏まえるとこれまでの株価が停滞し過ぎに思えますので、引き続き来年に期待です。

インフラファンド

インフラファンドは現在上場している5銘柄全てを保有していますが、12月はじわじわ売られる銘柄が多かった印象です。要因としては国内金利の先高観を警戒しているのかもしれませんが、基準価格の下落で利回りが7%付近まで上昇している銘柄もありますので、気になるところです。

情報・通信

スカパーJSATは上旬に700円に迫る場面もありましたが、年末にかけては600円台半ばまで値を下げています。最近は600円台での動きが中心ですが、来年は更なる飛躍を期待したいところです。

通信株は先月までが強い動きだった事もあり、今月は反落する展開となりました。特にソフトバンクは中旬に1800円を超える場面がありましたが年末にかけては1700円付近まで下落しています。ただ、業績は3社とも安定していますので、来年も期待したい銘柄です。

小売り

ヤマダHDの12月は400台前半で完全に動きが止まっていました。既に先月売られていた影響もあるかと思いますが、とりあえずは来年の業績回復に期待です。

自転車専門店あさひは1300円前後で安定した値動きとなっています。普段からそこまで大きく動き銘柄ではありませんので、来年も安定した値動きを期待したいです。

米国ETF

VYMは上昇したNYダウと連動して110ドル付近で推移しています。

保有銘柄データ

保有銘柄の情報をまとめています。

現在の投資銘柄数は43で、投資金額は約1102万円です。

配当予定額は年間61万円ですので、配当利回りは約5.56%となっています。

現時点の含み益は約474万円で権利が確定している累計配当の合計が129万円のため、配当まで含めた合計の含み益は約603万円です。

1ヶ月前のトータル含み益は約632万円でしたので、この1ヶ月で29万円くらい含み益が減っています。

12月末の日経平均は11月末とほぼ変わらない水準でしたが、為替が円高に振れた事で輸出関連銘柄が売られ、保有銘柄の含み益も減っています。

ポートフォリオ銘柄別

こちらが銘柄別のポートフォリオグラフになりますが、12月新規購入がありませんでしたので先月と変更はありません。

来年は先日投稿している24個の購入候補銘柄に加え、新しい購入候補も常に増やしながら更にどんどん購入していくつもりです。

ポートフォリオ業種別

続いて業種別のポートフォリオグラフになりますが、こちらも先月と変更はありません。

業種についても来年は夫婦2人分の成長投資枠480万円を上限に新規業種も更に増やしていくつもりです。

2024年の相場展望 

最後に2024年の相場展望についてまとめていきますが、1番警戒が必要な事は為替が円高に進む事だと思います。

来年アメリカの金利は利下げが期待できる一方、国内金利は利上げが進む可能性が高く、今まで円安が進んでいた時とは逆に今後は日米の金利差縮小から為替は円高に進む可能性が高そうです。円高が進むと株価は12月の動きを見ても分かる様に輸出関連銘柄を中心に売られる場面が目立ちそうです。

従って、NY市場は利下げへの期待から4万ドルを目指す展開となりそうですが、日経平均は円高との兼ね合いで、どのくらいNY市場に付いていけるかが注目となります。

また、来年は政局不安から衆議院選挙が行われる可能性もありますし、秋にはアメリカの大統領選挙も控えており、政治動向にも注意が必要です。

そして、何より今年の日経平均は7000円以上も上昇していますので、来年は利益確定の売りを含め反動も警戒されます。

以上の点を踏まえると、国内では新NISAが始まる事で買い需要が増える可能性はありますが、日本株については今年の様な強い相場は期待しにくい雰囲気です。

まとめ

今回は12月相場の振り返りや保有銘柄の最新状況に加え、2024年の相場展望についてまとめました。

今年の相場はここ数年でもかなり強い動きとなったなか、何とか当初の目標である夫婦2人分のNISA枠240万円と子供のジュニアNISA枠80万円の合計320万円分の高配当株を購入する事ができました。

そして、いよいよ来年からは従来制度から大きく改善された事で注目を集めている新NISAがスタートします。

個人的には以前の記事でお伝えした様に来年は夫婦2人分の成長投資枠480万円を上限に更に高配当株を購入していく予定で、そんな実際の購入実績は来年も報告していきます。

また、その他にも来年はその他にも色々と新しい取り組みも考えており、その第1弾として「2024年から始める新しい2つの事」についてまとめた記事を新年1月2日の夜19時に投稿しますので、来年もどうぞ宜しくお願いします。

2023年12月時点の保有銘柄情報はYouTubeで動画版も投稿していますので、あわせてご覧ください。

【もの凄く強かった今年の相場も終了!!】2023年12月末時点の保有銘柄情報

40代元証券マンの高配当株投資(YouTube編)

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