【今年の相場終了】2022年12月末時点の保有銘柄・配当最新情報

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資産状況推移

2022年の相場も先ほど終わり、今年の株式市場は終了しました。

今年の相場は、アメリカのインフレ対策による金利引き上げからの景気後退懸念やロシアのウクライナ侵攻に加え、約30年ぶりの円安水準と相場を大きく動かす材料がたくさんありました。

そんななか、個人的には目標としていた家族3人分のNISA枠上限320万円分の株式を購入する事ができました。

という事で今回は、今年の購入銘柄や12月相場を振り返りつつ、最後の部分では2023年の相場展望までまとめていきたいと思います。

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投資方針

今回は私の投資方針からまとめていきます。

購入対象銘柄

購入対象は日本の個別銘柄と米国ETFでトータルの配当利回り目標は5%としていますが、現状購入している銘柄の大半は日本の個別高配当株です。
米国ETFにも魅力を感じる商品はあるのですが、まだまだ日本の個別株で買いたい銘柄がある事や最近の円安も踏まえ、来年も日本の個別高配当株を中心に購入していくつもりです。

投資金額

購入は全てNISA口座で現状夫婦2人分の240万円と子供のジュニアNISA80万円の年間320万円を購入上限としています。
現在2024年からスタート予定の新NISAが話題になっていますが、2023年も無事に320万円の購入資金を準備できましたので、現行NISAが最後となる来年も320万円を上限に株式を購入していこうと思っています。

保有方針

配当や優待が目的の中長期投資のため売却は基本的にしない方針で、受け取った配当金については基本的に再投資に回す予定です

分散投資

リスク分散の為、購入銘柄や業種、購入時期は分散させる方針です。

今年の購入銘柄

以上の投資方針のもと今年は19銘柄を購入していますので、続いては今年購入した銘柄をまとめていきます。

銘柄コード平均購入単価株数購入金額購入時期
JT29142345.31002345301月
マリモ地方創成リート347013110011311001月
ソフトバンク94341451.51001451501月
リコーリース856638401003840002月
ヤマダHD9831391.5200783002月
キリンHD25031894.61001894603月
ケネディクス商業リート345326770012677003月
ENEOS5020457.6200915203月
三菱HCキャピタル8593527.72001055403月
ヤマダHD9831401.53001204503月
スカパーJSAT9412410.6200821204月
ザイマックスリート348812272011227205月
伊藤忠エネクス81331033.81001033806月
センコーグループHD9069899100899007月
稲畑産業80982263.01002263007月
アルヒ71981034.71001034709月
伊藤忠800136981003698009月
大和ハウス19252937.510029375010月
ENEOS50204741004740011月
合計   3186590 

こちらが今年購入した19銘柄で投資金額は合計約319万円です。

今年の相場は年明けから3月頃にかけて、アメリカの利上げ懸念やロシアのウクライナ侵攻などの問題で大きく下げる場面がありましたので、3月権利取りまでに投資上限の5割以上にあたる約175万円の株式を購入しています。

4月以降も更に進む利上げや円安に加え、商品市況高騰の影響で値動きの激しい展開が続きましたが、狙っている銘柄の株価が下がっているタイミングを中心に購入を続けました。

そして9月以降は残りのNISA枠も意識しながら購入を続け、11月に購入したENEOSで今年のNISA枠を使い切りました。

今年購入した銘柄の詳細やこの中で特に買って良かったと思っている2銘柄については、先週投稿した下記記事でまとめています。

12月相場の振り返り

ここからは、今年の相場を象徴する様に大きく揺れ動いた12月相場から振り返っていきます。例年年末にかけて相場は強含む傾向が多い事や今年の懸念事項にも大きな動きは無さそうでしたので、個人的に12月は強い動きを想定していました。

しかし、実際の相場は12月中旬にかけてはアメリカの消費者物価指数(CPI)の数値が予想よりも低かった事で上昇する場面はありましたが、その後はすぐにパウエル議長の来年も利上げを継続する旨の発言で下げに転じるなど不安定な動きとなりました。

そんななか、12月20日には日銀が長期金利の上限幅を従来の0.25%程度から0.5%程度へ引き上げる事を発表しました。
今回の決定は市場も予想していなかったため大きなサプライズとなり、為替は大きく円高に振れ、日経平均は大きく値を下げました。

日銀の黒田総裁は、利上げや金融引き締めを意図したものではないと発言していますが、市場がその様に受け取っていない事は明らかです。

そして、今回の日銀発表の大きなポイントは、市場関係者のほとんどが予想していなかった事だと思います。
個人的にもそうですが、日銀総裁の任期が来年4月に迫るなか何らかの動きがあるのならば来年春頃という見方が多かったと思います。

その分、市場の反応は大きくなりましたが、どちらにしても今までの様な大規模金融緩和策が転換点を迎えている事は事実だと思います。

保有銘柄情報(2022年12月30日時点)

それではここからは、この様な12月の相場を踏まえたうえで保有銘柄がどの様に動いたか、2022年12月30日時点の最新情報を業種別にまとめていきます。

銘柄コード平均購入単価株数現在株価評価損益権利確定配当(累計)評価損益(配当込)予定配当利回り(買値)利回り(現値)
大和ハウス19252937.5100303910150010150130004.434.28
キリンHD25031894.610020111164065001814065003.433.23
JT29142192.520026619370051600145300376008.577.07
トーセイリート3451112380113330020920142803520071406.355.36
ケネディクス商業リート34532677001254400-1330013685385128154.795.04
マリモ地方創成リート34701311001130900-2007458725872895.565.57
ザイマックスリート34881227201120400-23203867154769585.675.78
いちごオフィスリート89756976528500030470174564792681985.884.82
ENEOS5020423.2700448173602200039360154005.204.91
アルヒ71981034.71001012-2270300073055005.325.43
伊藤忠80013698100414644800650051300140003.793.38
三井物産80312387.5100385314655017000163550130005.453.37
稲畑産業80982263100238712400500017400115005.084.82
伊藤忠エネクス81331033.8100105016202400402048004.644.57
三菱UFJ8306495.970088927519036900312090224006.453.60
三井住友FG83163115.33005296654210126000780210690007.384.34
リコーリース856638401003805-3500130009500135003.523.55
オリックス85911428.52002118.513800034280172280171205.994.04
三菱HCキャピタル8593527.72006492426060003026062005.874.78
センコーグループHD906989910096566001700830034003.783.52
いちごグリーンインフラ928262700371500264002360150001122856.535.73
カナディアンソーラインフラ92841264001124000-2400149501255075005.936.05
東京インフラ928596800192300-450012387788760316.236.53
エネクスインフラ92869160039210015003600037500180006.556.51
ジャパンインフラファンド928795500190200-530011825652559536.236.60
スカパーJSAT9412410.62004851488018001668036004.383.71
KDDI94333080.5200398218030044500224800270004.383.39
ソフトバンク94341374.4800148890870120400211270688006.265.78
ヤマダHD9831397.55004673475090004375090004.533.85
VYMVYM83.4215108.4883968128039677144003.342.04
合計    188674871205625626404578895.664.59

建設株

大和ハウスは12月中旬まではしっかりとした動きでしたが、日銀の発表以降は大きく下落しています。金利が上昇する事は住宅ローンの金利上昇に繋がるため、建設株には特にマイナス要因となってしまう状況です。

食品

キリンHDは12月中旬にかけては動きが止まっていましたが、下旬にかけては日銀発表で進んだ円高の影響を受けています。キリンHDは12月権利銘柄ですのでもう少し粘っても良さそうに思いましたが、権利取り前に株価は大きく下げました。

JTも12月権利銘柄で円高のマイナス影響を受ける点もキリンHDと同じですが、株価はしっかりとしていました。どちらかというとJTの方が円高のマイナス影響は大きそうですが、この辺りは市場の判断を信じたいと思います。

REIT(リート)

保有しているREIT(リート)5銘柄も日銀の発表以降は弱い動きです。REIT(リート)は物件を購入する資金を金融機関などから借り入れる事も多いため、金利上昇はマイナス要因になります。しかし、日銀の発表日は大きく下落しましたが翌日には反発する銘柄も多く、今まで下げていた事もあり右肩下がりという訳でもありませんでした。

石油元売り

ENEOSは、じわじわ下がる原油価格と連動して株価も下落が止まりません。しかし、株価下落で配当利回りは5%付近まで上昇していますので、そろそろ良い水準の様な気はします。

商社

総合商社の株価も12月中旬にかけては強い動きでしたが、日銀発表以降は全体の下げや円高の影響で下落しています。しかし、総合商社の株価は今年強い動きが継続していましたので、良い調整局面といったところです。

稲畑産業も同様の動きでしたが、総合商社と比較すると弱い動きでした。先月から冴えない動きとなっていますので今月もその流れを継続している感じです。

伊藤忠エネクスは1000円台前半で日銀発表も関係なく安定した動きです。保有銘柄の株価が上昇する事はもちろん嬉しいですが、株価が安定している銘柄の安心感も心強いです。

金融

三菱UFJFGと三井住友FGのメガバンクは今月1番強い動きでした。12月中旬にかけては横ばいの動きでしたが、日銀発表以降は2銘柄とも年初来高値を大きく更新しています。

銀行は以前と比較すると金利収入に頼らない収益改革が進んでいますが、それでも金利上昇はポジティブ要因として好感された動きなのだと思います。ただ、今回の日銀発表がどの程度業績に反映されるかは不透明で、もちろん今後の金利先高感を織り込んだ動きだとは思いますが、正直多少上げすぎな感じもします。

その他金融

アルヒの株価はTOB成立以降1000円前後で停滞していましたが、日銀発表を受けて1050円付近まで上昇する場面がありました。金利上昇は将来的には住宅ローンの変動金利上昇に繋がりますので、アルヒの固定金利住宅ローンのフラット35に期待が集まった動きだと思います。
すぐに業績に反映されるものではないかもしれませんが、アルヒとしても今後の金利先高観により、固定金利に対する需要増加が一部では見込まれるとしていますので期待したいところです。

リコーリース、オリックス、三菱HCキャピタルのリース3社の株価は3社3様の動きでした。
オリックスは他の銘柄同様に日銀発表以降に値を下げ、リコーリースは引き続き抜群の安定感で株価は変わりませんでした。そして三菱HCキャピタルは、不動産融資などを展開する子会社のダイヤモンドアセットファイナンスの全株式をSBI傘下の企業へ売却すると発表した事が好感されて株価は上昇しています。

陸運

センコーグループHDは動きの弱い1ヶ月となりました。今まで上げていた反動もあるかと思いますが業績は好調ですので良い調整場面と思いたいです。

インフラファンド

インフラファンドは現在上場している5銘柄全てを保有しています。

インフラファンドもREIT(リート)同様に物件購入の費用を金融機関などからの借り入れで対応している部分もありますので、今回の日銀発表を受けて基準価格を下げている銘柄もありますが、他の銘柄と比較するとそこまで大きく反応しておらず安定感を感じます。

情報・通信

スカパーJSATは先月に引き続き下落が続いた1ヶ月となりました。特別大きな材料は無いかと思いますので、今以上に下落が続く様なら買い増したいところです。

通信株のKDDIとソフトバンクは下げ止まった様な動きです。通信株は11月以降下落が続いていましたので、ここから反発していくか注目です。

小売り

ヤマダHDの株価は引き続き470円付近で安定感ある1ヶ月でした。しかし、ヤマダHDの場合は、伊藤忠エネクスやリコーリースの様に業績の裏付けがある安定感ではなく、自社株買いによる安定感ですので、今後の株価推移への不安はあります。

米国ETF

VYMはNYダウと連動して110ドル付近で推移していますが、日銀発表で円高が進んだ事で円換算での評価益は減少しています。

保有銘柄データ

保有銘柄の情報をまとめています。

現在の投資銘柄数は30で、投資金額は約809万円です。

配当予定額は年間46万円ですので、配当利回りは約5.56%です。

現時点の含み益は約188万円で権利が確定している配当の合計が71万円の為、配当まで含めた合計の含み益は約259万円です。

1ヶ月前のトータル含み益は約256万円でしたので、この1ヶ月で3万円くらい含み益が増えています。日経平均は11月末と比較して1900円くらい下落しており、保有銘柄も大半が先月末と比較して下落しましたが、銀行株が大きく上昇した事でトータルの含み益も少し増えています。

ポートフォリオ銘柄別

こちらが銘柄別のポートフォリオグラフになりますが、12月は売買していないので11月と変わりはないです。

銘柄数も30を超え大分増えましたので正直個別銘柄の管理も難しくはなっていますが、高配当株投資の場合は、購入してしまえば後は基本的に保有するだけですので、来年も新規銘柄を増やしながら全体のバランスを良くしたいと考えています。

ポートフォリオ業種別

続いて業種別のポートフォリオグラフになりますが、こちらも先月と内容は変わっていないです。

業種についても来年は新規ジャンルを増やしながら、少しでもバランスを良くできればと考えています。

2023年相場の展望

今回は年末という事で最後に2023年の相場展望をまとめていきますが、年明け以降も引き続きアメリカの消費者物価指数(CPI)や金利動向に株式市場は大きく影響を受けそうです。
しかし、アメリカは今年かなりのペースで利上げを実施してきたため、春頃にはピークを迎える可能性があります。金利上昇に目途が付くと、その後は世界的な景気後退に陥るかが焦点になってくるかと思います。

国内市場は引き続きNY市場の動向に影響を受ける展開が続きそうですが、個人的に1番懸念している点は為替の動向です。今年は日米の金利差拡大などを要因に約30年ぶりの水準まで円安が進み、「悪い円安」という言葉も話題になりました。

もちろん円安には良い面も悪い面もあり、特に過度な変動は混乱を招きますが、最近の企業決算をみていると今年の円安は企業業績にプラスの要因を与えている部分もかなりある様に感じています。
実際に今年の春以降は、輸出企業や海外で事業を展開している企業などは、為替の想定レートを引き上げる事で業績の上方修正を行うケースも増えました。

来年の為替動向を予測する事は難しいですが、冒頭でも触れた様に来年春には日銀総裁の任期が迫っており、今回の大規模金融緩和策の見直しをきっかけに来年は日本でも本格的に金利引き上げが発表される可能性は十分あります。

今回の日銀発表を受けて為替が一気に円高に振れた動きをみても分かる様に、来年日本の利上げが始まると為替は今年の反動もあり更に円高へ進むかもしれません。
今年の日本企業の業績は、過度に進んだ円安によって上積みされている部分もあるかと思いますので、円高が進む場面では今年恩恵を受けていた輸出企業を中心に業績や株価が低迷する可能性があります。

という事で2023年の相場についてまとめると、春頃までは引き続きアメリカのインフレや利上げに加え為替動向を懸念しつつ、春以降は世界的な景気後退を警戒する様な流れが現状では1番想定しやすいかと思います。

しかし、アメリカは2024年に大統領選挙を控えており、選挙前年は政権与党が大統領選に向けて経済対策を打つ事もあってか、90%以上の確率で上昇している過去データもあります。
そして、国内市場もコロナからの経済回復やインバウンド需要の復活などで業績、株価が順調に推移する可能性もあります。

要するに2023年相場がどの様に動くは誰にも分かりませんので、個人的には春頃にかけては円高になっても株価が下がりにくい銘柄を中心に購入し、春以降は為替の動向や景気後退の動きをみながら購入銘柄を選定していこうと考えています。

まとめ

今回は12月相場の振り返りや今年の購入銘柄に加え保有銘柄の最新情報、そして2023年の相場展望についてまとめました。

色々あった今年の相場ですが、多くの懸念事項は来年へ持ち越されている事に加え、新たな懸念事項が発生する可能性もありますので、来年も予測しづらい相場が続きそうです。

しかし、そもそも未来を予想する事は誰にもできませんので、この様な時は基本に立ち返り優良高配当銘柄の株価が安い場面を淡々と購入していきたいと考えています。

その様な実際の購入実績は今後も随時投稿していきますので、来年も引き続き宜しくお願いします。

2022年末の保有銘柄情報については、YouTubeで動画版もまとめていますのであわせてご覧ください。

【今年の相場終了】2022年12月末時点の保有銘柄・配当最新情報

40代元証券マンの高配当株投資(YouTube編)

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