【増配連発で配当利回り5.72%へ上昇】2025年5月末時点の保有銘柄・配当最新情報

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資産状況推移

昨日で5月相場も終了しましたが、今月は先月の関税ショックから順調に反発していたなか、引き続きトランプ大統領の動向に株式市場が反応する場面もありましたが、国内では3月期銘柄の本決算シーズンだった事もあり、個別銘柄の株価は決算を受けて上下する展開となりました。

そんななか、個人的には5月に1銘柄の新規購入を行った事や本決算で保有銘柄の増配発表が続いた事もあり、合計の配当金は110万円を超え、配当利回りも一気に5.7%を超える水準まで上昇しました。

という事で今回は、そんな5月相場や今月の購入銘柄を振り返りつつ、保有銘柄の配当が今回の決算でどの様に変化したのかに加え、最後の部分では6月の相場展望をまとめていきますので、是非最後までご覧ください。

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5月相場の振り返り

まずは5月相場の振り返りについて、4月末にかけて順調に反発していた流れのまま、5月も月初から大幅高が続き、更に中旬にかけては米中の関税交渉に進展があった事で日経平均も3万8000円台に乗せ、暴落前の水準を回復しました。

その後は急速に戻した反動やトランプ大統領による薬価引き下げ要請に加え、EUへの関税発動を示唆した影響などで売られる場面がありましたが、月末には米国際貿易裁判所が関税措置について、多くの部分を違法だと判断し、差し止めを命じた事で日経平均も再度3万8000円を超える水準まで上昇しましたが、すぐに差し止めが一時停止されるなど依然混沌とした状況は続いています。

5月の購入銘柄

そんな5月に購入した銘柄について、私はGWに投稿した記事でこちらの6銘柄を5月の購入候補にしていました。

【厳選】2025年5月に購入を検討している高配当株6選
直近の相場状況を踏まえたうえで、5月に購入を検討している6銘柄の最新情報を個別にまとめています。

5月に購入を検討している高配当株6銘柄(2025年5月1日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
三井住友FG8316334711.20.861203.5940.1
SOMPO8630460610.81.481322.8731.2
オリックス859129098.50.8198.63.3928.8
野村不動産HD3231860.19.80.98364.1941.2
NTT9432149.811.31.225.23.4739.1
東京センチュリー84391496.59.10.80583.8835.4

そして、この中から実際に5月に購入した銘柄はオリックスです。オリックスについては2020年に購入しており、旧NISAの非課税期間が終了した事で、今年から特定口座に移管していましたので、今月特定口座の100株を売却して新NISAで100株買い直しています。

オリックスを新NISAで買い直した理由

私がオリックスを新NISAで買い直す銘柄に選んだ理由がいくつかありますので、簡単にまとめていきます。最初の理由は、私は今年の購入上限を夫婦2人分の成長投資枠480万円としており、先月までに397万円の株式を購入していましたので、残りは約83万円となっていましたが、今年新規資金で用意できるのが、あと60万円くらいだったため、30万円弱くらいは特定口座に移管した株式を売る必要があり、ちょうど現在のオリックスの購入金額と同じだった事が1つの理由です。

2つ目の理由として、旧NISAから特定口座に移管する時は取得価格が年末時点の株価に変更されるため、売却価格が年末の株価よりも高い場合は税金が発生しますが、オリックスの株価は年末時点よりも下がっていたためです。

そして、最大の理由はオリックスの将来性や株主還元力に改めて魅力を感じ、新NISAで永遠に保有したいと思ったからです。オリックスは今月本決算を発表しており、前期の最終利益は従来予想には届きませんでしたが、過去最高益を大きく更新しています。また、配当も最終利益が予想に届かなかった事で期待されていた年間133円には届かない120.01円となりましたが、それでも20円以上の大幅増配で今期も恒例の前期配当か配当性向39%の高い方を年間配当とする二者択一の配当方針を掲げてくれました。

以上の点に加え、最近の株価は低迷しており、決算発表後の株価も動きが弱かったですので、今月新NISAでの買い直しを決断しています。

今年の購入銘柄

続いては今年の購入銘柄をまとめていきますが、購入銘柄数は合計17、金額は約426万円となっており、今月の購入で残りの成長投資枠は約53万円となりました。

銘柄コード購入単価株数購入金額購入時期備考
INPEX16051,990100199,0001月6日 
三菱商事80582,492100249,2001月14日 
カナディアン928473,5004294,0001月17日 
三菱地所リート3481114,3343343,0021月21日 
東京センチュリー84391,485100148,5001月27日 
エディオン27301,825100182,4802月3日 
エネクスインフラ928647,3953142,1852月3日 
日本紙パルプ8032625300187,5002月6日 
大和証券86011,050100104,9502月12日 
産業ファンド3249113,1101113,1102月12日 
積水ハウス19283,444100344,4002月17日 
MS&AD87253,038100303,8002月27日 
豊田通商80152,525100252,5003月5日 
大林組18021,955100195,5003月11日 
ソフトバンク9434213.31000213,3003月17日旧NISA入替分
日本紙パルプ8032613200122,6003月17日 
伊藤ハム米久22924,065100406,5004月3日 
INPEX16051,691.5100169,1504月7日 
オリックス85912,941100294,1005月14日旧NISA入替分
合計   4,265,777  

ちなみに、3月に購入していたソフトバンクも特定口座に移管していた保有銘柄を売却して新NISAで買い直した分になっています。

旧NISAの非課税期間が終了した銘柄の取り扱いは難しいところがあり、今回の様に売却して新NISAで買い直す方法なら新規資金を使わなくて良い点が魅力的ですが、買い直してばかりだと、なかなか合計の配当金も増えませんので悩ましいところです。

ただ、今年残りの成長投資枠53万円の購入は全て新規資金で行える段取りが付きましたので、まだまだ特定口座に移管している保有銘柄はありますが、今年の売却は今月で終了し、6月以降の購入は全て新規資金で行っていきます。

リアルタイムの購入報告(YouTubeメンバー限定動画)

そんな実際の購入について、私はYouTubeのメンバーシップでリアルに近い売買報告を行っており、こちらのサムネイルは実際に5月に投稿したメンバー限定動画の一部です。

メンバー限定の動画では私が購入した銘柄を購入後1時間を目安にお伝えしていたり、今後の購入候補銘柄の最新情報も一足先に公開していたりします。実際、6月の購入候補についても直近の相場状況や今回の決算発表を踏まえたうえで、新たに6銘柄を選定し、今週メンバー限定の動画で投稿しています。

そんなメンバー限定の動画は490円/月のサイドFIREプランで全て視聴できますので、興味のある方は、是非下記リンクからご加入ください。

保有銘柄情報(2025年5月30日金時点)

それではここからは、5月相場で保有銘柄が本決算を受けてどの様に動いたのか、2025年5月30日(金)時点の最新情報を大きな動きがあった銘柄を中心にまとめていきます。

銘柄コード平均購入単価保有株数現在株価評価損益権利確定配当(累計)評価損益(配当込)予定配当利回り(買値)利回り(現値)
ニッスイ1332546500846150,15031,000181,15014,0005.133.31
大林組18021,9551002,18022,5004,10026,6008,2004.193.76
大和ハウス19252,9381004,871193,35036,300229,65016,5005.623.39
積水ハウス19283,4441003,283-16,1000-16,10014,4004.184.39
エクシオG19511,6151001,84022,5506,30028,8506,6004.093.59
伊藤ハム米久22964,0651005,02095,500095,50032,0007.876.37
キリンHD25031,9872002,07216,94027,60044,54014,8003.723.57
JT29142,1932004,438449,100129,200578,30038,8008.854.37
宮地エンジニア34311,7342001,83419,95030,20050,15019,5005.625.32
産業ファンド3249116,5552118,0002,8903,4406,33013,3205.715.64
トーセイリート3451126,8702129,3004,86032,46037,32014,8405.855.74
KDX不動産8972159,3451151,700-7,64535,37527,7307,8734.945.19
ヘルスケア3455136,5002112,400-48,20012,820-35,38012,5604.605.59
マリモリート3470131,1001108,000-23,10021,726-1,3746,5755.026.09
三菱地所リート3481114,3333116,9007,7009,44117,14116,6234.854.74
ザイマックス3488122,7201113,300-9,42020,02710,6076,3005.135.56
いちごリート897575,413486,10042,75044,57187,32119,5466.485.68
武田薬品45024,0651004,31424,90019,60044,50020,0004.924.64
日本空調46581,0972001,1018008,5009,3009,2004.194.18
ENEOS5020438800685197,96066,472264,43222,7806.514.16
INPEX16051,9023001,95114,6508,60023,25027,0004.734.61
AREHD58571,9201001,802-11,80012,5007008,0004.174.44
いすゞ自動車72021,8822001,95915,35027,00042,35018,4004.894.70
ホンダ72671,0663001,468120,65046,800167,45021,0006.574.77
SPK74661,5251002,19066,51013,40079,9106,8004.463.11
伊藤忠80013,6981007,740404,20050,000454,20020,0005.412.58
丸紅80021,9381002,945100,71018,000118,71010,0005.163.40
三井物産80311,1942003,029367,05061,500428,55023,0009.633.80
三菱商事80582,4921002,93544,3005,00049,30011,0004.413.75
豊田通商80152,5251003,07054,5005,50060,00011,0004.363.58
日本紙パルプ8032620500595-12,6006,250-6,35014,0004.514.71
稲畑産業80982,2631003,17591,20036,000127,20012,8005.664.03
伊藤忠エネクス81331,0632001,687124,72030,800155,52012,4005.833.68
イエローハット98829754001,514215,52029,900245,42023,2005.953.83
三菱UFJ83064967002,0251,070,390120,0511,190,44146,15613.303.26
三井住友FG83161,0397003,7001,862,610336,7402,199,35084,14811.573.25
アルヒ71981,035100824-21,07013,500-7,5704,0003.874.85
みずほリース84256935001,073190,00050,900240,90024,0006.934.47
東京センチュ84391,5032001,5336,1009,50015,60013,6004.534.44
リコーリース85664,4602005,200148,00079,500227,50037,0004.153.56
オリックス85912,1362003,066185,97084,212270,18221,5665.053.52
三菱HC85936815001,058188,35048,000236,35022,5006.614.25
イオンFS85701,2541001,3135,87010,60016,4705,3004.234.04
ジャックス85845,1151004,055-106,00031,000-75,00020,0003.914.93
大和証券86011,050100979-7,0502,800-4,2504,4004.194.49
MS&AD87253,0381003,45641,8007,25049,05015,5005.104.48
東京海上HD87662,6051006,112350,71034,400385,11021,0008.063.44
ミラースHD8897503200390-22,5406,000-16,5404,2004.185.38
センコーHD90699402001,789169,82021,900191,72010,0005.322.79
いちごインフラ928262,700349,450-39,75048,0818,33110,0765.366.79
カナディアン928492,829780,000-89,80042,973-46,82745,5567.018.14
東京インフラ928584,793345,950-116,53029,525-87,00510,8004.257.83
エネクス928668,912745,350-164,93588,962-75,97328,0005.808.82
ジャパン928787,827344,700-129,38041,815-87,56512,0004.558.95
住友倉庫93032,5351003,00046,50015,35061,85010,3004.063.43
スカパーJSAT94124112001,260169,88013,600183,4807,6009.253.02
NTT94321631,100160.4-3,3809,0205,6405,8303.243.30
KDDI94331,5404002,499383,500113,976497,47628,7504.672.88
ソフトバンク94341488,000221.4583,570291,346874,91667,0525.653.79
エディオン27301,8251001,9058,0202,30010,3204,7002.582.47
あさひ33331,2521001,35910,7007,25017,9505,0003.993.68
VYMVYM8315128.8146,48631,574178,0607,4905.692.69
合計    8,366,7742,552,69710,919,4711,109,5415.724.11

建設

最初の銘柄は大和ハウスで5月13日に発表した本決算では前期の最終着地は過去最高益となり、今期配当も創立70周年の記念配当10円が含まれてはいますが、合計15円の大幅増配と好調な内容でした。ただ、今期業績を16%程度の減益見込みとした事が嫌気されてか、決算後の株価は売られていますので、今後の反発に期待したいです。

エクシオグループは今期も増益予測で配当も安定した増配が続いている事もあり、決算発表後の株価は1961円まで上昇し、その後も1800円台で安定した動きとなっています。

食品

4月に購入した伊藤ハム米久HDについて、5月2日に発表された本決算で今期配当が175円の大幅増配となりましたが、こちらは既に発表済みだった記念配当の影響ですのでサプライズではありませんでした。ただ、減益が続いていた業績が今期は3割以上の増益見込みで発表された事で株価は5000円付近まで上昇しています。

JTは12月決算ですので5月7日に第1四半期決算を発表しており、今期も前期比増益と安定のスタートを切っているなか、株価も4595円まで上昇しましたが、その後は4400円付近で停滞が続きました。

REIT

REITについては合計8銘柄の保有となっており、直近は市場の混乱により国内の利上げ観測が後退している影響もあってか底堅い動きが続いています。

製薬

武田薬品工業は5月8日(木)の本決算で、今期は前期比2倍となる最終利益の見込みや配当も4円増配で大台の200円に乗せる好調な内容を発表しましたが、株価はトランプ大統領が薬価の引き下げを要請する大統領令に署名した事で大きく下げる場面がありました。

石油元売り

石油元売りのENEOSとINPEXの業績は原油価格の下落や円高で厳しい状況が続いており、ENEOSの今期業績は2割近い減益見込み、INPEXも5月13日に発表した第1四半期決算で通期見通しの下方修正を発表しています。その辺りの影響もあってか、ENEOSは今期から配当方針に累進配当を導入する事を表明しており、配当も4円の増配見込みとしましたが、株価の上値は重たかったです。

輸送用機器

いすゞ自動車とホンダの自動車メーカーは、トランプ関税の影響を1番受ける業種という事もあり、今回の本決算でも特に大きな注目を集めていました。結果として、ホンダは今期業績を7割近い減益見込みとしているなか、配当は配当性向が100%を超えましたが、意地の2円増配、いすゞ自動車も業績は減益見込みとしているなか、配当は据え置きで耐えてくれましたので、株価も底堅い動きとなりました。

卸売り

総合商社の伊藤忠、丸紅、三井物産、三菱商事もそれぞれ5月に本決算を発表しており、伊藤忠、丸紅は今期も増益見込み、三井物産と三菱商事は今期も大きく減益見込みと、業績は明暗が分かれています。この辺りは資源部門への依存度合が影響している感じですが、株価は全体と連動して4銘柄とも月末にかけて力強い動きとなっています。

イエローハットは今期から配当性向の目安を従来の30%から45%へ引き上げる方針を2月に表明していましたので、今期は大幅増配への期待が掛かっていたなか、前期配当も従来予想から15円増額され、今期は更に8円の増配と予想以上の内容だった事で株価も1500円を超える水準まで上昇しています。

金融

三菱UFJFGと三井住友FGのメガバンクも5月に本決算を発表しており、それぞれ前期は過去最高益を大きく更新するなか、今期も更に増益見込みと業績に関しては文句の無い内容でした。そんななか、今期配当については、三菱UFJFGが6円の増配予測、三井住友FGが14円の増配予測と期待が高かった分、少し控えめな気もしましたが、今後の更なる増配余力は十分だと思いますので、株価もじわじわ上昇しています。

その他金融

保有しているリース5銘柄もそれぞれ5月に本決算を発表しており、全ての銘柄が増配と安定の株主還元力を示してくれました。そんななか、オリックスの配当が予想されていた年間133円から10円程度低かった点やリコーリースの今期業績が15%程度の減益見込みになった点など、少し気になる点はありますが、増配を継続してくれるだけで高配当株投資家としては満足ですので、先ほどお伝えした様に決算発表後にオリックスを新NISAで買い直しています。

ジャックスは今期業績も減益見込みとなる事を既に表明済みでしたので、減配の可能性もわずかに懸念していましたが、前期配当を従来予想から10円増額し、今期も更に10円の増配予測になった事はサプライズで、決算後の株価も上昇しています。

保険株

決算シーズンのトリを飾った保険株のMS&ADと東京海上HDも今期業績は1割以上の減益見込みとなりましたが、それぞれ配当は増配予測で発表しています。特に東京海上は前期配当が従来予想から10円増額されたうえ、今期は更に38円の大幅増配見込みと予想を大きく超える内容でしたので、決算後の株価も力強い動きとなりました。

不動産

そして、今回の決算で保有銘柄唯一の減配を発表した企業がミラースHDです。前期最終利益が予想を大きく下回る着地となったなか、今期は微減益の見込みでしたが、配当は一気に9円の減配予測となった事で決算後の株価も400円付近まで売られています。

陸運

センコーグループの安定感は際立っており、業績は今期も過去最高益見込みのなか、配当も4円の増配予測で大台の50円に乗せました。株価は決算前に上昇していた事もあり、決算発表後は売られる場面もありましたが、すぐに切り返し、月末にかけては1800円を超える場面もありました。

情報・通信

通信株3社についても5月にそれぞれ本決算を発表しており、NTTは依然業績が苦戦気味のなか配当も0.1円とギリギリの増配、KDDIとソフトバンクは過去最高益を更新する見込みのなか、配当はKDDIが7.5円の増配と最近の中でも増配額が大きく、ソフトバンクは安定の据え置きとなりましたが、それぞれ株価は底堅く推移しています。

米国ETF

VYMは順調に反発しているNYダウと連動して130ドル付近まで値を戻しています。

保有銘柄データ

保有銘柄の情報をまとめていますが、現在の投資銘柄数は62で、投資金額は約1938万円です。配当予定額は年間111万円ですので、配当利回りは約5.72%となっています。現時点の含み益は約837万円で権利が確定している累計配当の合計が255万円のため、配当まで含めた合計の含み益は約1092万円です。

1ヶ月前のトータル含み益は約984万円でしたので、この1ヶ月で108万円くらい含み益が増えています。5月30日(金)時点の日経平均は4月末と比較して1900円くらい上昇する着地となっており、特に今週は大きく上昇する銘柄も多かったですので含み益も大きく増えました。

また、今月の購入はオリックスを新NISAで買い直しただけですので、購入による配当金の上昇は税金分約2400円だけですが、増配を発表してくれる銘柄が多かった事で7万円近く配当金が増え、配当利回りも先月の5.44%から0.3%近く上昇しています。

高配当株投資家にとって保有しているだけで配当金が増える増配は本当に有難い存在で、特に5月は3月銘柄の本決算発表が集中しますので期待値も上昇しますが、私は決算シーズンが始まる前の4月下旬に保有銘柄の配当金がどの様な内容になるのか予想していましたので、続いては個人的な予想と実際の結果がどうだったのか検証していきます。

【空前の増配ラッシュ!?】保有している3月決算全42銘柄の今期配当金をズバリ予測
現在保有している3月決算全42銘柄が今回の決算で今期配当見込みをいくらで発表するのか、個人的な見解や四季報予想も踏まえて、決算発表日ごとに検証しています。

現在保有している3月決算42銘柄の配当

という事で、ここからは今期配当が私の予想を下回った銘柄、予想通りだった銘柄、予想を上回った銘柄の順番でみていきますので、最初は今期配当が個人的予想を下回った銘柄からですが、こちらの13銘柄となっています。

個人的予想を下回った銘柄(13銘柄/42銘柄)

銘柄コード前期配当
(会社予測)
前期確定配当(個人的予想)今期配当
(個人的予想 )
前期確定配当今期配当予測(会社発表)
ニッスイ13322828302828
大林組18028085908182
エクシオG19516262656366
伊藤ハム米久2296145145330145320
武田薬品4502196196204196200
伊藤忠8001200200220200200
稲畑産業8098125125130125128
三井住友FG8316120120140122136
リコーリース8566175175190180185
オリックス859198.6133133120.01120.01
ミラースHD88973030353021
住友倉庫9303103103105103103
NTT94325.25.25.45.25.3

改めてこの表の見方を説明しておきますが、1番左が銘柄名で次がコード番号、その右が決算発表前の前期配当会社予測額、その次が私が予想していた前期配当の確定金額、その右が私が予想していた今期の配当金額、その次が今回の決算で確定した前期の配当金額で、1番右が今回の決算で発表された今期配当の会社予測額となっています。

私は今回の配当予想を少し保守的にしていましたので、個人的予想を下回る銘柄はもっと少ないかと思っていたのですが、13銘柄は正直想定より少し多かった印象です。それでは特に気になった銘柄を見ていくと、1番想定外だったのは伊藤忠が据え置きだった事とリコーリースが従来予想から10円の増配に留まった点です。伊藤忠については最近の配当推移から私が予想していた20円は厳しくても最低10円の増配は堅いと思っていましたので据え置きは残念な結果で、リコーリースも今期から配当性向の目安引き上げを公表していましたので、私の予想を遥かに超える増配も密かに期待していました。

その他では、三井住友FGもハードルは高めでしたが20円の増配予想にしていたところ従来予想から16円の増配とわずかに届かず、オリックスも前期配当は年間133円が投資家のコンセンサスになっていましたので、最後に業績が伸び悩み、120円が最終着地になった事は残念でしたが、いずれの銘柄も今後の上方修正で、今期配当の更なる増額が発表される可能性は高いと思っています。

そんななか、私が保有している3月決算42銘柄のなか、今回唯一の減配を発表した銘柄がミラースHDです。ミラースHDについては業績も好調でしたので更なる増配も期待していたなか、減配の可能性も少しは警戒していましたが、まさか一気に9円も減配するとは夢にも思わなかったです。

個人的予想と一緒だった銘柄(13銘柄/42銘柄)

銘柄コード前期配当
(会社予測)
前期確定配当(個人的予想)今期配当
(個人的予想 )
前期確定配当今期配当予測(会社発表)
宮地エンジニア343197.597.597.597.597.5
いすゞ自動車72029292929292
SPK74666060656065
丸紅8002959510095100
三菱商事8058100100110100110
豊田通商8015100100110105110
三菱UFJ83066060706470
アルヒ71984040404040
みずほリース84254343484748
大和証券86014458445644
センコーHD90694646504650
ソフトバンク94348.68.68.68.68.6
エディオン27304646474747

続いては、今期配当が個人的予想と同じだった銘柄ですが、こちらの13銘柄となっています。なかなかピタリと当てる事は難しく、前期配当の最終着地まで当たったのは8銘柄ですが、その中の宮地エンジニアリング、丸紅、三菱商事は決算発表前に配当金額を公表済みで、ソフトバンクも大抵の人が据え置きで予想していたと思います。

従って、胸を張って当てたと言えるのは数銘柄になりますが、いすゞ自動車は厳しい状況のなか何とか据え置きで耐えてくれた印象で、ピタリと当てたSPKやセンコーグループも安定の増配を見せてくれました。

個人的予想を上回った銘柄(16銘柄/42銘柄)

銘柄コード前期配当
(会社予測)
前期確定配当(個人的予想)今期配当
(個人的予想 )
前期確定配当今期配当予測(会社発表)
大和ハウス1925147147150150165
エクシオG19516262656366
日本空調46584040424546
ENEOS50202626262630
ホンダ72676868686870
三井物産8031100100110100115
日本紙パルプ80322525272528
伊藤忠エネクス81335858606262
イエローハット98823535505058
東京センチュ84395858646268
三菱HC85934040434045
ジャックス8584180180180190200
MS&AD8725145145150145155
東京海上HD8766162162170172210
スカパーJSAT94122727302738
KDDI943372.572.57572.580

最後は個人的予想を上回ってくれた銘柄ですが、こちらの16銘柄となっていますので特に気になった銘柄を見ていきます。まず、大和ハウスは記念配当10円の影響もありますが従来予想から18円の大幅増配となっており、日本空調サービスも、もう少し刻みそうなイメージでしたが、前期配当の増額も含めて予想外の大幅増配となっています。

また、ENEOSも前期が4円の増配見込みになっていましたので、さすがに今期は据え置きかと予想していたのですが、累進配当を宣言するなか4円の増配となった事はサプライズで、ホンダも厳しい状況のなか、配当性向は100%を超えてしまいましたが、正に意地の増配を見せてくれました。

イエローハットは2月発表の第3四半期決算で、今期から配当性向の目安を従来の30%から45%へ引き上げる事を表明していましたので、個人的にも15円の大幅増配で予想していましたが、業績好調も加わり、従来予想から23円の増配となりました。また、前期配当についても早期に株主還元の充実を図るとした事で15円の大幅増額になっており、これは完全に個人の感想ですが、恐らくイエローハットは2月の時点で前期から新しい配当方針を適用するつもりだったと思いますので、この辺りの見せ方は上手いなと感じました。

そして、東京センチュリーや三菱HCキャピタルのリース銘柄もさすがの還元力でジャックスも今期配当は減配の可能性もわずかにあるかと心配していましたが予想外の増配となっており、今回の決算シーズンのトリを飾った保険株も予想を超える大幅増配で特に東京海上は従来予想から48円の驚異的増配となっています。

そんななか、やはり凄かったのが保有銘柄の先陣を切って4月末に本決算を発表したスカパーJSATで、個人的にはキリの良い30円を予想していたのですが、業績好調に配当方針の変更で配当性向を切り上げた影響も加わり、一気に11円の大幅増配となっており、幸先の良いスタートが切れました。

今回の本決算まとめ

結果として今回の決算で増額された合計の配当金額は約6万9000円でしたので、目標としていた8万円には届かず、またミラースHDが減配を発表した事で減配ゼロ目標も達成できませんでした。

ただ、保有しているだけで配当金が7万円近くも増える事には感謝しかなく、今後もさすがに第1四半期決算では厳しいかと思いますが、第2四半期以降に更なる配当増額を発表してくれそうな銘柄も複数ありますので、引き続き期待したいです。

ポートフォリオ銘柄別

こちらが銘柄別のポートフォリオグラフになりますが、5月はオリックスを新NISAで買い直しただけですので大きな変化は無いです。ちなみに、売却分は2020年に15万円くらいで購入していましたので、今回の購入で合計の購入金額は14万円くらい上昇している事になります。

ポートフォリオ業種別

続いて業種別のポートフォリオグラフについて、こちらも5月のオリックス購入でその他金融の比率が変わっているだけです。残りの成長投資枠は少なくなってきましたが、引き続きバランスも考慮した購入を行っていきたいと考えています。

6月の相場展望 

最後に6月の相場展望をまとめていきますが、1番の注目点は引き続きトランプ大統領の動向になるかと思います。特に相互関税の一時停止期間は7月上旬が期限となっていますので、来月は日本を含めた各国との関税交渉にも具体的な動きが出てくるかと思いますが、展開次第では再度相場全体も大きく振れ動く場面があるかもしれません。

また、月末に米国際貿易裁判所が関税措置を違法だと判断した影響がどうなるかや薬価引き下げの要請に加え、ハーバード大への対応など、今月も世界中が振り回されましたので、来月もSNSへの発信を含めて注意が必要そうです。

ただ、先週もトランプ大統領がEUへ6月から50%の関税を発動する方針を示して株式市場は下落しましたが、今週には早くも発動日の延期を発表した事で反発する場面があった様に、トランプ大統領の動向で株価が下がる場面は購入チャンスと捉える投資家も増えているかと思います。

そんななか、国内では7月に迫っている参議院選挙に注目が集まりそうですが、過去の実績を見ると参議院選に向けての株価に明確な傾向はありませんが、選挙後は上昇する確率が高くなっています。特に今回の選挙は結果によって政権交代や大きな政界再編に繋がる可能性も高いですので、株価の反応が大きくなる可能性もあります。

まとめ

今回は5月の相場や購入銘柄、本決算を受けた保有銘柄の最新状況に加え、6月の相場展望をまとめました。今月は先月の反動から順調に上昇しましたが、暴落要因となった関税問題は来月再び山場を迎えそうですので、6月も油断できない相場が続きそうです。

ただ、今月発表された決算を見ていると、業績は保守的な予測も多かったですが、増配や自社株買いなどで株主還元を示してくれる銘柄も引き続き多かったですので、個人的には優良高配当株の安いところを狙っていくスタンスに変わりは無いです。

という事で、残りの成長投資枠は53万円と少なくなってきましたが、来月もトランプ大統領絡みで株価が下がる場面は積極的に狙っていくつもりで、実際の購入報告は今後もメンバー限定の動画で購入日にお伝えしていきます。

そんな6月に優先して購入しようと考えている6銘柄の最新情報も既にメンバー限定動画で報告済みですので、興味のある方は是非メンバーシップも宜しくお願いします。

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