【年間配当53万円】2023年3月末時点の保有銘柄・配当最新情報

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資産状況推移

3月相場も昨日で終わり来週からは名実ともに新年度の相場が始まりますが、3月相場は前半、中旬、後半で雰囲気ががらりと変わり、かなり値動きも激しくなりました。

そんななか個人的には3月権利落ち前の思わぬ調整はチャンスと捉え、狙っていた銘柄を中心に購入していった結果、年間の配当金が遂に50万円を突破しました。まだまだ目標の180万円までは遠いですが、株式市場に復活して2年半でここまでこれた事はできすぎの様な気もします。

という事で今回は激動の3月相場や3月の購入銘柄を振り返りつつ、保有銘柄の最新情報についてまとめていきます。

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3月相場の振り返り

まずは3月の相場から振り返っていきますが、3月は冒頭でもお伝えした様に前半、中旬、後半で全く雰囲気が変わっています。前半は年明け以降の堅調な流れが継続しており、このまま権利取りまで強い動きが続きそうな感じでした。

しかし、3月10日にアメリカの地方銀行である「シリコンバレー銀行」が経営破綻した事をきっかけに世界的な金融不安への警戒感が高まりました。その後、アメリカの地方銀行の経営破綻が続いた事やクレディスイス銀行の経営不安も伝えられた事で3月中旬には世界的な株安となっています。

しかし、3月下旬にかけては各国政府が迅速な対応を行った事で金融不安への懸念が後退した事もあり株価は反発する展開となっていますが、一連の問題は解決した訳ではありませんので、今後も状況を見守る必要はあります。そして今回の問題についてリーマンショックの再来などと表現する意見もありましたが、個人的に3月の株価下落については暴落だと思っていません。

もちろん銀行株などの金融関連業種には下落率がきつかった銘柄もありますが、日経平均だけを見ると直近の高値から1番下落した時でも6%程度の下げで、3月末の時点では配当落ち分も埋めて2月末の水準を上回る着地となりました。

本当の暴落局面ですと日経平均でも1割、2割は簡単に下げますので、3月の株価下落はシリコンバレー銀行の経営破綻がきっかけではありますが、年明け以降強い動きが続いていた株式市場にとって調整の一環だった印象です。

3月の購入銘柄

そんななか3月は合計3銘柄で約88万円の株式を購入しています。

私は3月4日に投稿した記事で3月権利取りまでに購入したい銘柄としてこちらの10銘柄を挙げており、この時の記事でもお伝えした様に3月最初に購入した銘柄はニッスイです。

3月権利取りまでに購入したい高配当株10選(2023年3月3日時点)

銘柄コード株価PERPBR配当配当利回り配当性向
武田薬品工業4502424621.51.071804.2491.1
みずほリース842536756.80.671303.5424.2
スカパーJSAT94125109.90.58183.5334.9
ニッスイ13325458.50.77162.9424.9
リコーリース856640309.20.591353.3530.8
東京海上HD87662879.515.51.541003.4753.9
JR九州9142300517.71.19933.0954.9
ケーズHD828211848.70.77443.7232.2
NTT9432398711.51.621203.0134.4
住友倉庫930322057.40.831004.5433.7

ニッスイは直近の業績や配当が順調に推移しているなか、株価はそれ程上昇していなかったので購入しています。また、購入株数について当初は200株くらいのつもりでいましたが、どうせなら自社商品がもらえる株主優待も欲しいと思い、優待がもらえる条件の500株購入しています。

その後は残りの9銘柄を中心に購入を検討しているなか、3月中旬にかけて全体が下げたタイミングで東京海上HDを購入しました。東京海上HDは個人的に保険株を保有していない事もあり年明け以降購入候補としていましたが、今回の下落局面で100株購入しています。

そして3月権利落ち前最後に購入した銘柄がみずほリースです。リース銘柄は好調な業績や配当に加え株主還元も抜群のなか、株価はコロナ前の水準へ戻れていない銘柄も多いため購入候補にしていました。同じく購入候補にしていたリース銘柄のリコーリースとどちらを購入するかは迷ったのですが、リコーリースは既に100株保有していますので、今回はみずほリースを新規で購入しています。

今年の購入銘柄

今年が始まって早くも3ヶ月が経ち、3月の権利取りという大きな節目も過ぎましたので、今回は今年購入した銘柄も振り返っていきますが、年明け以降3月までに購入した銘柄はこちらの9銘柄で約181万円です。

銘柄コード平均購入単価株数購入金額購入時期
アルテリア・ネットワークス442312431001243001月
センコーグループHD9069980.8100980801月
三菱HCキャピタル8593659.82001319602月
ホンダ72673197.51003197502月
伊藤忠エネクス813310931001093002月
SPK74661524.91001524902月
ニッスイ1332545.75002728503月
東京海上HD87662604.91002604903月
みずほリース842534651003465003月
合計   1815720 

当初の目標としては3月権利取りまでに200万円くらいの購入を目指していましたので、少し足りなかったというところです。

しかし、年明け以降の相場は高配当株を中心にしっかりとした動きが続いており、2月までは思う様に購入できない展開も続きましたので、よく持ち直した方かとは思います。

4月以降も高配当株の株価が安い場面を購入していくつもりですが、具体的な現在の購入候補銘柄については、「3月権利落ち後に購入したい高配当株13選」として、前半、後半に分けた記事を投稿していますので、興味のある方は下記リンクからご覧ください。

保有銘柄情報(2023年3月31日時点)

それではここからは、この様な新規購入銘柄も含めて保有銘柄が激動の3月相場でどの様に動いたのか、2023年3月31日時点の最新情報を業種ごとにまとめていきます。

銘柄コード平均購入単価株数現在株価評価損益権利確定配当(累計)評価損益(配当込)予定配当利回り(買値)利回り(現値)
ニッスイ1332545.7500543-13504000265080002.932.95
大和ハウス19252937.5100311417650700024650130004.434.17
キリンHD25031894.610020962014065002664069003.643.29
JT29142192.5200279812110051600172700376008.576.72
トーセイリート3451112380113290020520142803480071406.355.37
ケネディクス34532677001234900-3280020045-12755126004.715.36
マリモリート34701311001126900-42007458325873265.595.77
ザイマックス34881227201110300-124206987-543361455.015.57
いちごリート897569765296800540701745671526120938.676.25
ENEOS5020423.2700465.2294002970059100154005.204.73
ホンダ72673197.5100351031250600037250120003.753.42
SPK74661524.910017312061024002301044002.892.54
伊藤忠800136981004301603001400074300140003.793.26
三井物産80312387.5100411617285024000196850135005.653.28
稲畑産業809822631002687424001150053900115005.084.28
伊藤忠エネクス81331063.420011291312072002032096004.514.25
三菱UFJ8306495.871700847.924642048100294520224006.453.77
三井住友FG83163115.33005298654810160500815310690007.384.34
アルヒ71981034.7100106631305500863055005.325.16
みずほリース8425346510035104500650011000130003.753.70
リコーリース856638401003810-30002000017000135003.523.54
オリックス85911428.52002176.514960042840192440171205.993.93
三菱HC8593593.75400684361001240048500124005.224.53
東京海上HD87662604.91002547-57905000-790100003.843.93
センコーHD9069939.920094510205100612068003.623.60
いちごインフラ928262700374000339002360157501122856.535.53
カナディアン92841264001122500-3900149501105075005.936.12
東京インフラ928596800192900-390012387848760316.236.49
エネクスインフラ92869160039250027003600038700180006.556.49
ジャパンインフラ928795500190700-480011825702559906.276.60
スカパーJSAT9412410.62005172128036002488036004.383.48
KDDI94333080.5200409320250058500261000270004.383.30
ソフトバンク94341374.418001529123670154800278470688006.265.62
アルテリア44231243100127532003026622660524.874.75
ヤマダHD9831397.550045629250180004725090004.533.95
VYMVYM83.4215104.3776269141189038744003.342.12
合計    211959992303730426365295825.354.40

水産・農林

最初の銘柄は先程お伝えした様に3月頭に新規で購入したニッスイです。ニッスイはもともと株価が大きく動く銘柄ではなく、直近の好調な業績や配当に加え、3月に全体の株価が下げた場面でもそれ程株価に影響はなく安定している点も含め500株購入しています。

建築

大和ハウスは今後の金利上昇を懸念して去年後半から弱い動きが続いていましたが、3月上旬には日経平均の上昇に連動して3255円まで値を上げました。その後は全体の下げに連動して3000円割れ寸前まで売られましたが月末にかけて反発しています。

食品

キリンHDは暴落局面に強いディフェンシブ株として全体の下げの影響もあまり関係なく、2000円台前半で落ち着いた動きでした。やはりこの様なディフェンシブ株もポートフォリオの一部に加えている事で株価の変動が大きい場面では安心感が増します。

JTは3月上旬に2800円まで上昇しましたが、その後は反落し月末にかけて反発しています。JTの場合は日経平均の下げというよりは、先月よりも円高が進んだ事を嫌気していた印象です。

REIT(リート)

保有しているREIT(リート)については、なかなか下落基調が止まりません。REIT(リート)は物件を購入する資金を金融機関などから借り入れる事も多いため、去年後半から今後の金利先高観を要因に値を下げています。

そんななか、いちごオフィスリートについては次回4月権利分の分配金が大幅に増えている事や3月17日にスターアジアグループが収益・分配金の成果報酬料率変更などを求める臨時投資主総会の開催を請求した事で値を上げています。今後この問題がどの様に進展していくかは分かりませんが、低迷が続くREITでも銘柄によって差が生じてきています。

石油元売り

ENEOSも3月上旬に485円まで上昇した後は日経平均や原油価格の下落と連動して449円まで値を下げましたが、他の銘柄と比較すると誤差の水準です。

輸送用機器

2月に購入したホンダは値動きが激しくなり、3月上旬に3678円まで急上昇したあと、わずか1週間で3289円まで400円近く下落しています。急ピッチで上昇していた反動に加え円高が進んだ事が影響している印象ですが、月末にかけては反発しています。

商社

総合商社の伊藤忠と三井物産は日経平均と連動し、3月上旬にかけて値を上げ中旬に下げて月末にかけて反発する動きでした。特に三井物産は配当性向が引き上げられるとの報道もあり月末に大きく値を上げています。

稲畑産業と伊藤忠エネクスも日経平均と連動する値動きでしたが、この2銘柄については2023年3月期の通期予測が減益見込みとなっているなか第3四半期までの進捗率は順調に推移していますので、5月発表予定の本決算でどこまで持って来れるのか注目です。

同じく2月に購入したSPKも値動きが激しくなりました。3月上旬に1672円まで上昇したあと1500円台前半まで急速に値を下げましたが、その後は1750円付近まで急反発しています。権利落ちでもそれほど値を下げず、今回も特別なニュースがあったわけではありませんのでここまで上昇している要因は不明ですが、もともと業績が好調な事に加え20年以上増配が続く事がようやく評価され始めたのかもしれません。

メガバンク

三菱UFJFGと三井住友FGのメガバンクは激動の3月となりました。今後の金利先高観に期待が集まり去年年末から急上昇していた事に加え、シリコンバレー銀行の経営破綻をきっかにした世界的な金融不安への懸念から2銘柄とも15%近く売られる場面がありました。正直いつ調整がきてもおかしくない水準ではありましたが、シリコンバレー銀行の問題でより派手に下げた印象です。

今回の問題が今後どの様に進展するかは不透明で、銀行株もしばらくは値動きが激しくなりそうですので個人的には買い増し候補から一旦外しましたが、まだ保有していない人にとっては更なる下落局面があれば買い場となるかもしれません。

その他金融

アルヒは全体の下落もそれ程なく1000円台で安定していました。

そして3月に新規で購入した2銘柄目がみずほリースです。先程も触れた様にリース銘柄は株主還元力が高い銘柄が多いなか、みずほリースは今期業績が好調な事に加え、最初から3000円のクオカードがもらえる事も考慮して購入しています。

株価については既に保有しているリコーリース、オリックス、三菱HCキャピタルも含め3月は日経平均と連動する動きでしたが、まだコロナ前の水準を超えられていない銘柄も多いですので、リース銘柄は今後も買い増しを検討しています。

保険

そして3月に新規で購入した3銘柄目が東京海上HDです。東京海上HDについては今年の購入候補にしていたなか、3月に大きく値を下げたタイミングで購入しています。

東京海上HDも銀行株同様かなり値動きが激しくなっていますので今後更に値を下げる可能性もありますが、原則減配はしない配当方針である事を含め、今の配当水準は維持できると思い100株購入しています。

陸運

センコーグループHDは2月に発表した第3四半期決算以降は下落基調となっています。決算自体は順調な内容でしたが、最近よく話題になり始めた物流業界の2024年問題が懸念されているのかもしれません。

インフラファンド

インフラファンドは現在上場している5銘柄全てを保有しています。インフラファンドも今回は全体の下げにつられて値を下げる場面もありましたが、他の銘柄に比べれば大きな下げではありませんので調整局面でも安心して保有できます。

情報・通信

スカパーJSATも3月上旬に546円まで上昇しましたが、その後500円を割れる水準まで急落したあと反発しています。スカパーJSATにとっては値動きが大きい1ヶ月となりましたが、銀行株と比べればかわいいものです。

通信株のKDDIとソフトバンクについても3月中旬にかけて値を下げる場面はありました。しかし、通信株は去年後半から弱い動きが続いていた事や基本的に調整局面に強いディフェンシブ株である事もあってかすぐに反発しています。

そして、2月に購入したアルテリア・ネットワークスも3月上旬に高値を付けて中旬に売られ、月末にかけて反発する動きでした。

小売り

ヤマダHDの株価は相変わらず400円台後半で安定しています。しかし、ヤマダHDは期末一括配当な事に加えまだ今期配当見込みを公表していませんので、5月の本決算が気になるところです。

外国ETF

VYMは急落したNYダウと連動して110ドルを割れています。為替も先月と比較して円高になっていますので円換算での評価益も減少しました。

保有銘柄データ

保有銘柄の情報をまとめています。

現在の投資銘柄数は36で、投資金額は約990万円ともう少しで1000万円の大台です。

配当予定額は年間53万円ですので、配当利回りは約5.35%となっています。

現時点の含み益は約212万円で権利が確定している累計配当の合計が92万円のため、配当まで含めた合計の含み益は304約万円です。1ヶ月前のトータル含み益は約309万円でしたので、この1ヶ月で5万円くらい含み益が減っています。

3月の日経平均は大きく上下しましたが、最終的には2月末を上回って着地しています。ただ、保有銘柄の中で銀行株が大きく値を下げたため含み益も少し減少しています。

ポートフォリオ銘柄別

こちらが銘柄別のポートフォリオグラフになりますが、3月はニッスイと東京海上HD、みずほリースを新規で購入した事で比率が変わっています。特にみずほリースは購入金額が30万円を超えるため、いきなり第8位の銘柄となりました。

今後も新規銘柄を増やしながら購入代金の低い銘柄は買い増す事で、全体のバランスを良くしていきたいと考えています。

ポートフォリオ業種別

続いて業種別のポートフォリオグラフになりますが、新規で購入したニッスイは水産・農林、東京海上HDは保険のため新規業種が2つ増えており、みずほリースを購入したその他金融は比率が増えています。

業種についても今後新たな銘柄を増やしながら、全体的なバランスを良くしていきたいと考えています。

4月相場の展望

最後に4月相場の展望についてまとめていきますが、引き続き世界的な金融不安への懸念を意識した動きになりそうです。3月下旬にかけては一旦警戒感も小康状態の様な雰囲気になりましたが、いつ新たな問題が再燃するか分かりませんので注意は必要です。

そして今回の問題はFRBによる急激な利上げの影響との指摘もありますので、次回FOMCが開かれる5月頭にかけて上値が重たくなる可能性はあります。

また、国内情勢ではいよいよ日銀総裁が交代し、新総裁による初めての日銀会合が4月末に開催されます。最初の会合で大きな変更は行わないとの見方もありますが、最近は日銀絡みのサプライズも多いため4月下旬にかけては金融緩和策の修正を含め警戒感が増します。

という事で4月の相場については、世界的な金融不安への警戒から日銀の動向、そして引き続きCPIなどの経済指標を気にする展開となりそうです。4月は日本では新年度という事で新たな資金も入りやすいとされていますが、4月下旬以降は日銀会合やFOMC、そしてGW明けの本決算発表も控えていますので、上値が重たくなる展開が想定されます。

まとめ

今回は3月の購入銘柄や3月相場の振り返りに加え、保有銘柄の最新情報、そして4月の相場展望についてまとめました。

途中で触れた様に個人的には現状3月の株価下落は調整の一環と考えており、権利取り前に思わぬ下落がきた事で今年の購入金額も約181万円と1月、2月の出遅れをカバーする事ができました。しかし一連の金融不安への問題は解決しておらず、今後の展開次第では3月の下落が暴落の入り口となるかもしれませんので引き続き警戒は必要です。

という事で今年のNISA枠の残りは139万円となりましたので、4月以降も購入候補にしている銘柄の株価が安い場面を狙っていきたいと考えています。そして目先の購入時期については、4月の相場展望でも触れた様に4月下旬にかけて上値が重たくなる場面があれば狙いたいと思っています。

そんな実際の購入実績は改めて投稿しますので宜しくお願いします。

2023年3月末時点の保有銘柄情報については、YouTubeで動画版も投稿していますのであわせてご覧ください。

【年間配当50万円突破!!】2023年3月末時点の保有銘柄最新情報

40代元証券マンの高配当株投資(YouTube編)

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